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英会話講師によるクリティカルな映画・書籍のレビュー

サラリーマン英語講師が辛口・甘口、両方でレビューしていきます

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カテゴリー: 海外

『 インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 』 -科学を混ぜることなかれ- 

Posted on 2023年7月4日 by cool-jupiter

インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 40点
2023年6月27日 レンタルBlu rayにて鑑賞
出演:ハリソン・フォード ケイト・ブランシェット カレン・アレン シャイア・ラブーフ
監督:スティーブン・スピルバーグ

簡易レビュー。

 

あらすじ

時は東西冷戦時代の1957年。KGBの女スパイ、スパルコ(ケイト・ブランシェット)が米軍の秘密基地を襲撃。異星人の遺体を盗み出すとともに、インディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)に「クリスタル・スカル」の捜索を強要する。辛くも虎口を脱したインディの前に、今度は謎の青年マット(シャイア・ラブーフ)が現れ、インディの旧友オックスリーが殺されてしまうと告げて・・・

 

ポジティブ・サイド

『 トップガン マーヴェリック 』が “Danger Zone” と空母と艦載機の発着だけでトップガンの世界観を一気に再構築したように、トレードマークの帽子と鞭、そしてジョン・ウィリアムズ作曲のテーマ曲だけでインディ・ジョーンズの世界に入っていける。

 

ケイト・ブランシェット演じるヴィランが魅力的。中途半端にナチス思想に傾倒しつつも、焚書に心を痛めるような偽善者ではなく、共産主義を全世界的に広めてやろうという野心家で、言葉の正しい意味での確信犯。学究の徒であるインディにとって、ある意味でナチスと並ぶ悪役・敵役であると言えると思う。

 

ネガティブ・サイド

シリーズ恒例の冒頭のアクションシーンが、nuke the fridgeで全て台無し。というか、ロズウェル事件とインディアナ・ジョーンズを混ぜてどうする。我々が冒険に出るのは古代の秘宝というロマンを求めてであって、得体の知れない宇宙人の遺体のためではない。スピルバーグは血迷ってしまったのか。

 

これまでのシリーズの中でも、現地住民を誤って殺害、あるいは襲ってきたので仕方なく反撃するということはあった。が、今作ではまさかのジェノサイド。なんじゃ、こりゃ。

 

孤高の学者にして冒険家のインディの家族としては、『 インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 』で父親ヘンリーが出てきてくれたが、まさに頑固で厭世主義のインディの父親という感じ。今回、わざとらしい形で息子を出してきたのは、あわよくば二代目インディアナ・ジョーンズ(またはヘンリー・ジョーンズ三世か)を襲名させようという製作者側の下種な思惑としか感じられなかった。

 

総評

やっぱり本シリーズは3で終わっておくべきだったとつくづく思う。劇場で観た時も「なんや、この『 X-FILE 』みたいな終わり方は?」と感じたが、10年以上ぶりに再鑑賞しても感想は変わらない。『 インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 』は大丈夫なのか。不安は尽きない。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

finish school

学校を終える、転じて「学校をちゃんと卒業する」の意。finish high school や finish college のように学校=school を具体的に表現してもよし。go to school や attend school 同じくa や the のような冠詞はつけないということに留意しよう。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 リバー、流れないでよ 』
『 忌怪島 きかいじま 』
『 インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2000年代, D Rank, アドベンチャー, アメリカ, カレン・アレン, ケイト・ブランシェット, シャイア・ラブーフ, ハリソン・フォード, 監督:スティーブン・スピルバーグ, 配給会社:パラマウントLeave a Comment on 『 インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 』 -科学を混ぜることなかれ- 

『 告白、あるいは完璧な弁護 』 -珠玉の韓流サスペンス-

Posted on 2023年7月2日 by cool-jupiter

告白、あるいは完璧な弁護 75点
2023年6月25日 シネ・リーブル梅田にて鑑賞
出演:ソ・ジソブ ナナ キム・ユンジン
監督:ユン・ジョンソク

簡易レビュー。

 

あらすじ

IT企業の社長ユ・ミンホ(ソ・ジソブ)の不倫相手キム・セヒ(ナナ)がホテルの密室で殺害された。第一容疑者となったミンホは犯行を否認。弁護士ヤン・シネ(キム・ユンジン)を雇い、自身の無実を証明しようとする。シネは弁護のために事実を知る必要があると主張し、ミンホに情報提供を迫る。その過程で、ミンホは殺人事件前日の交通事故について語り始め・・・

ポジティブ・サイド

これは快作。いや、怪作か。ほとんどすべてが室内の会話劇で、これほどミステリとサスペンスの両方を盛り上げるとは。無実を訴える殺人事件の容疑者と、その無罪判決を勝ち取るためには事実を知る必要があると主張する弁護士の会話劇がたまらなくリアルだ。Jovianの過去の受講生には弁護士の先生が数名おられたが、一様におっしゃっていたのは「黒の人を灰色にすることはできる。だが、自分は灰色だと主張する人を白にはできない」ということだった。シネがミンホに迫るのは、このようなプロフェッショナリズムから来るもので、だからこそあの手この手でミンホの口を割らせようとする。

 

そのミンホの語る事件および前日の交通事故についても、何が事実なのかが分からない。供述は二転三転し、それによって殺害されたセヒが哀れな被害者にも見えてくるし、その逆に稀代の悪女のようにも見えてくる。演じたナナは韓流アイドルらしいが、あちらのアイドルの演技力というのは高いのだなあと感心。めちゃくちゃ美人なのだが、その顔つきがミンホの回想シーンとシネの推理シーンで、別人かと見まがうほどに変わる。素晴らしい演技力である。

 

最後のドンデン返しの連発には鳥肌が立った。いや、最初のドンデン返しには割と早い段階で予想がついていたが、その後の展開には茫然自失。自分はいったい何を観ていたのか。脚本も務めたユン・ジュンソク監督自らがオリジナルのスペイン映画を大幅に改稿したそうだが、『 おとなの事情 スマホをのぞいたら 』のように、邦画界もリメイクに乗り出そうではないか。

 

ネガティブ・サイド

『 最後まで行く 』でも感じたが、韓国のクルマにはエアバッグがないのか?

一部の推測が荒唐無稽すぎで、まるで『 謎解きはディナーのあとで 』のようだった。理論的に可能なことと現実的に可能なことの間には、実際はとんでもない開きが存在する。ここのところにもっと説得力ある仮説が提示できていれば、さらに一段上の評価になったはず。

 

総評

韓国映画お得意の恨に基づくリベンジ・ストーリーで、大傑作『 オールド・ボーイ 』的な用意周到さ。観ている最中は「ははーん、これはアレだな」と割とすぐにピンとくるのだが、それすらも製作者の罠。久々に清々しく騙されたというか、作り手の意図にまんまと引っかかってしまった。悔しいが、爽快な悔しさである。ぜひ多くの人に鑑賞してもらい、見逃してしまった数々の伏線の鮮やかさに地団太を踏んでほしい。

 

Jovian先生のワンポイント韓国語レッスン

チンシル

真実の意。ちなみに事実はサシル。Jovianは大学の恩師の影響か、事実はひとつ、真実は複数あると思っている。なので本作による真実の描き方には感じいるものがあった。チンシルやサシルは韓国映画では割と頻繁に聞こえる語彙なので、耳を澄ませてみよう。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 リバー、流れないでよ 』
『 忌怪島 きかいじま 』
『 インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, B Rank, キム・ユンジン, サスペンス, スリラー, ソ・ジソブ, ナナ, ミステリ, 監督:ユン・ジュンソク, 配給会社:シンカ, 韓国Leave a Comment on 『 告白、あるいは完璧な弁護 』 -珠玉の韓流サスペンス-

『 ザ・フラッシュ 』 -一味違うマルチバース-

Posted on 2023年7月2日 by cool-jupiter

ザ・フラッシュ 65点
2023年6月24日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:エズラ・ミラー
監督:アンディ・ムスキエティ

 

簡易レビュー。

あらすじ

地上最速ヒーローのフラッシュことバリー・アレン(エズラ・ミラー)は、幼い頃に殺された母と、無実の罪で囚われの身となっている父を救おうと、時間を超越し、過去に到達する。しかし、その結果として、もう一人の自分がおり、なおかつスーパーマンの存在しない世界が生まれてしまう。そしてゾッド将軍によるテラフォーミングが始まる。ゾッド将軍を止めるために、フラッシュは仲間を集めようとするが・・・

 

ポジティブ・サイド

原作のフラッシュのことはほとんど知らないが、彼も孤児に近いのか。だからこそバットマンと親和性があるのだな、と納得できた。

 

そのバットマン役にまさかのマイケル・キートン。ロバート・パティンソンの『 THE BATMAN ザ・バットマン 』も素晴らしいと感じたが、やっぱり自分にとっての『 バットマン 』の原体験はマイケル・キートンなんだよなあ。

 

フラッシュは超越的な速度だけで、実は戦闘力は高くないので、スーパーガールやバットマンとコラボするのは正解。これも一種のマルチバースものだが、これまでのDCのスーパーヒーローを上手くパロディに昇華させたと思う。

ネガティブ・サイド

『 シャザム! 神々の怒り 』同様に、ワンダーウーマンの出番が少なすぎ。もっとガル・ガドットのワンダーウーマンに出番を!

 

『 バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 』にあった、「ロイス・レインが鍵だ!」というシーンは本作には無し。いつになったら伏線が回収されるの?

 

総評

小市民ヒーローにはMCUではスパイダーマンやアントマンがいるが、DCEUではフラッシュぐらいだろう。親しみやすさではMCUのヒーローに全く劣っていない。エズラ・ミラーの代表作となることは間違いない(問題は今後の彼のキャリアだ)。バットマン好きなら、最後の最後に笑うしかないオチがつくので、それを楽しみに鑑賞しても良いだろう。スーパーマン好きにとっても「そのスーパーマンを出しちゃうのかよ?!」というシーンが楽しい。暗いはずだけれど暗くない、『 アクアマン 』の次に楽しいDCヒーローの誕生である。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

jabroni

雑魚の意。1990年代後半から2000年代前半のWWEを見ていたなら、今は俳優として名を馳せているドゥウェイン・ジョンソンが相手を小馬鹿にする時に使っていた表現だと知っているかもしれない。日常で使うことはまずないが、プロレスや、たまにボクシングで聞く表現。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 リバー、流れないでよ 』
『 告白、あるいは完璧な弁護 』
『 インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, アクション, アメリカ, エズラ・ミラー, コメディ, 監督:アンディ・ムスキエティ, 配給会社:ワーナー・ブラザース映画Leave a Comment on 『 ザ・フラッシュ 』 -一味違うマルチバース-

『 M:i:III 』 -スパイの私生活-

Posted on 2023年6月29日 by cool-jupiter

M:i:III 70点
2023年6月21日 レンタルBlu rayにて鑑賞
出演:トム・クルーズ フィリップ・シーモア・ホフマン
監督:J・J・エイブラムス

簡易レビュー。

 

あらすじ

エージェントだったイーサン・ハント(トム・クルーズ)は教官として新人育成に日々勤しんでいた。恋人ジュリアとの結婚も間近で、穏やかな日々を過ごしていた。ある日、教え子リンジーが敵に捕らえられたとの報に触れたイーサンは、自ら救出に乗り出す。そこには武器商人デイヴィアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)のある思惑も絡んでいて・・・

 

ポジティブ・サイド

今回の悪役も魅力的。『 セント・オブ・ウーマン/夢の香り 』の悪役少年が、アダルトな悪人になって帰ってきた。前作『 M:I-2 』で強調された、ヒーローを際立たせる存在としての悪が、本作でさらに極まった感がある。

 

現役バリバリから教官へ、そしてまたミッションに復帰と、まるで『 トップガン マーヴェリック 』のようなストーリー。というか、TGMがこっちを参照したのかな?

 

今回も裏切りに次ぐ裏切りで、ブライアン・フリーマントル的な世界を存分に堪能できる。また鼻からマイクロ爆弾を射ち込むというのもスパイもしくは武器商人的でよい。派手なドンパチではなく、隠密行動や目立たない武器こそスパイの華だ。

 

トム・クルーズはたいていの作品で走っているが、走る男のイメージを決定づけたのは本作なのではないかと思う。

 

ネガティブ・サイド

ラビット・フットとは結局何なのか。再鑑賞しても断片的なヒントからでは推測すらできない。『 世にも奇妙な物語 』のズンドコベロンチョかいな。

 

本作あたりからシリーズの方向性がスパイ大作戦というよりもアクション活劇になってきた。もっとゲームの『 メタルギアソリッド 』的な展開が見たいのだが。

 

総評

サイモン・ペッグが本格的に加わって、ミッション・インポッシブル的になってきた。アクションもサスペンスも盛り上がるが、謎解き的な要素が弱い。恋多きイーサン・ハントが、ここでいったん落ち着くのかなと思わせる終わらせ方は個人的には嫌いではない。悪役が強かな作品というのは、やっぱり面白い。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

stand for ~

~を意味する、の意。The USA stands for the United States of America. のように使う。What does IMF stand for? への答えは、本作を鑑賞して確かめられたい。 

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 ザ・フラッシュ 』
『 告白、あるいは完璧な弁護 』
『 インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2000年代, B Rank, アクション, アメリカ, トム・クルーズ, フィリップ・シーモア・ホフマン, 監督:J・J・エイブラムス, 配給会社:UIPLeave a Comment on 『 M:i:III 』 -スパイの私生活-

『 インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 』 -アドベンチャー映画の金字塔-

Posted on 2023年6月27日 by cool-jupiter

インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 85点
2023年6月20日 レンタルDVDにて鑑賞
出演:ハリソン・フォード ショーン・コネリー
監督:スティーブン・スピルバーグ

最新作公開前に復習再鑑賞。

 

あらすじ

考古学者のインディ(ハリソン・フォード)は富豪ドノヴァンから、キリストの血を受けたとされる聖杯の捜索を依頼される。半信半疑のインディだったが、前任者が行方不明になり、なおかつそれが父ヘンリー(ショーン・コネリー)だと知らされ、父と聖杯の両方を捜索する旅に出ることなり・・・

 

ポジティブ・サイド

若き日のインディをリバー・フェニックスが好演。また、偏屈なインディの父親を名優ショーン・コネリーが時にコミカルに、時に堂々たる演技で魅せる。確かにこれはインディの父親だわ。インディらの盟友ブロディやサラーもコミックリリーフとして抜群の存在感。アクションの中にもユーモアを織り交ぜてくるスピルバーグの手腕も光っている。

 

聖杯=The Holy Grail を探し求めるという、ある意味で究極のアドベンチャー。日本で言えばオリジナルの三種の神器を探し出そうという試みに匹敵するだろうか。そこにナチスの思惑も絡み、聖杯探しが人類全体の命運を懸けた冒険につながっていくというプロットがこれ以上なくスリリングだ。

 

あのテーマソングと共に夕陽に向かって馬を駆る4人のシルエットは、聖地を去っていく Four Horsemen。人類に対する希望は維持されたのだ。

 

ネガティブ・サイド

インディと聖杯の騎士がラテン語またはギリシャ語で言葉を交わしても良かったのではないか。若き日に、そういう伏線らしきシーンもあったのだから。

 

総評

まさに大冒険。密林から砂漠へ飛び出し、空中戦あり、地上戦あり。馬を駆って戦車と戦う。謎を解いてお宝をゲットする。学者としてのインディと冒険家としてのインディ、頭脳派インディと肉体派インディのバランスは本作が最も優れていると感じる。本シリーズは、ここできれいに幕を引いておくべきだったと再鑑賞してつくづく感じる。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

mark the spot

その場所にマークを付ける、の意。劇中では X never ever marks the spot. =✖印に宝などないのだ、と冒頭の講義で言っていたが、中盤に X marks the spot という展開があって、インディならずともニヤリ。このシーンは実にユーモアたっぷりで、冒険と謎解きの合間に息抜きをさせてくれるのがありがたい。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 ザ・フラッシュ 』
『 告白、あるいは完璧な弁護 』
『 インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 1980年代, A Rank, アドベンチャー, アメリカ, ショーン・コネリー, ハリソン・フォード, 監督:スティーブン・スピルバーグ, 配給会社:UIPLeave a Comment on 『 インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 』 -アドベンチャー映画の金字塔-

『 M3GAN/ミーガン 』 -古い革袋に新しい酒-

Posted on 2023年6月22日2023年6月22日 by cool-jupiter

M3GAN/ミーガン 65点
2023年6月17日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:アリソン・ウィリアムズ バイオレント・マッグロウ
監督:ジェラルド・ジョンストン

簡易レビュー。

 

あらすじ

玩具メーカー勤務のジェマ(アリソン・ウィリアムズ)は交通事故で両親を亡くした姪のケイディ(バイオレント・マッグロウ)を引き取った。しかし、仕事に忙殺される自分と両親喪失を乗り越えられないケイディはすれ違うばかり。そこでジェマは密かに開発していたAIロボット、Model 3 Generative ANdroid、通称M3GAN(ミーガン)をケイディに与えて・・・

ポジティブ・サイド

まあ、色んな先行作品のいいとこどりをしているなあ、というのが第一印象。姪っ子ケイディが元々ゲームやおもちゃにハマりやすい性格というのもあるが、対話型インターフェースと違和感なくコミュニケーションが成立するのは『 her 世界でひとつの彼女 』だし、おもちゃが恐怖の対象になるのは言わずもがなの『 チャイルド・プレイ 』、終盤のアクションの某シーンは『 エイリアン2 』&『 リアル・スティール 』そのまんまで、直後のシーンは思いっきり『 ターミネーター 』と『 ターミネーター3 』へのオマージュ。以前からよくある要素を現代風に味付けし直しており、ある意味で非常に鑑賞しやすくなっている。最後のオチも『 エクス・マキナ 』と『 モーガン プロトタイプL-9 』そっくり。

 

アンドロイドが実用化される日は遠そうだが、ChatGPTやGoogle Bard、Bing Chatが人間と verbal communication を取る日は近そう。人型ロボットが暴走する未来は遠いが、本作が提示する世界観は確実に真実味を帯びつつある。

ネガティブ・サイド

工業用ロボットあるいは災害救助用ロボットでもないミーガンが、なぜにあれほどパワフルなのか。『 GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 』の草薙素子でもあるまいに。開発者のジェマの設計思想が知りたい。さらにT3のT-Xばりの無敵のハッキング能力。こんなAIを開発できるのなら、玩具メーカー勤務ではなくアメリカの国防総省が直々にスカウトしてくるでしょ。

 

総評

ホラーというよりはSF、サスペンス、スリラーか。暴力的なシーンがいくつかあるが、それよりもミーガンのくねくねダンスが恐怖感を呼ぶ。案外、スカイネットは軍ではなく民間から生まれるのかもしれない。色々と?と感じるシーンはあるものの、緊張感を上手く盛り上げ、最後にはカタルシスと不安の両方を感じさせてくれる。高校生や大学生は、漫画原作の邦画よりも本作のような

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

be off to a good start

幸先の良いスタートを切れている、の意。劇中では、I’m not off to a very good start. のように使われていた。ちなみに「幸先の良いスタートを切る」は get off to a good start と言う。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 水は海に向かって流れる 』
『 ザ・フラッシュ 』
『 告白、あるいは完璧な弁護 』

 

現在、【英会話講師によるクリティカルな映画・書籍のレビュー】に徐々に引っ越し中です。こちらのサイトの更新をストップすることは当面はありません。

I am now slowly phasing over to https://jovianreviews.com. This site will continue to be updated on a regular basis for the time being.

Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, SF, アメリカ, アリソン・ウィリアムズ, サスペンス, スリラー, バイオレント・マッグロウ, 監督:ジェラルド・ジョンストン, 配給会社:ジェラルド・ジョンストンLeave a Comment on 『 M3GAN/ミーガン 』 -古い革袋に新しい酒-

『 インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 』 -王道アドベンチャー映画-

Posted on 2023年6月19日 by cool-jupiter

インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 85点
2023年6月15日 レンタルDVDにて鑑賞
出演:ハリソン・フォード キー・ホイ・クァン ケイト・キャプショー
監督:スティーブン・スピルバーグ

最新作公開前に復習再鑑賞。簡易レビュー。

 

あらすじ

秘宝ヌルハチを巡って上海マフィアとトラブルになったインディ(ハリソン・フォード)は、クラブの歌姫ウィリー(ケイト・キャプショー)と少年ショーティ(キー・ホイ・クァン)と共に辛くも上海を脱出する。しかしマフィアの手により飛行機は墜落。インディたちは辛くも生き延び、インドの山奥の集落に身を寄せる。一行はそこで村の子どもたちが淫祠邪教の集団にさらわれたと聞かされ・・・

 

ポジティブ・サイド

とにかく何もかもがカラフル。ジョージ・ルーカスのモス・アイズリーをスティーブン・スピルバーグが料理すると、このようなクラブになるのかと感心させられた。

 

魔宮たるパンコット宮殿の地下ダンジョンも前作に負けないおどろおどろしさ。そして終盤のトロッコ・チェイスは名場面中の名場面。トルネコが大岩に追われるのはドラクエⅣだったが、このトロッコのアイデアはその後ドラクエⅤで採用された。つくづく影響力の大きいシーンだ。ついでに『 スパイダーマン2 』の暴走列車を止めるシーンは、本作のインディがトロッコを止めるシーンにインスパイアされたのではないかと思っている。

 

ハリソン・フォードが冒険家のインディを好演。ジョン・ウィリアムズのテーマ曲も、もはやキャラクターと言っていいほどの存在感。『 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 』で中年になってしまったキー・ホイ・クァンが本作ではいたいけな少年で、「そら俺もいつの間にかオッサンになってるはずやわ」と感じてしまった。ヒロインのウィリーも負けん気の強さと、その裏返しである繊細さがとても魅力的。I could’ve been your greatest adventure. などと女性に言わせるのだから、ハリソン・フォードもハン・ソロよりインディアナ・ジョーンズの方が好きなキャラやろね。

 

アドベンチャーとしての魅力が全て詰まった傑作である。

 

ネガティブ・サイド

ウィリーは悪いキャラではなかったが、地下ダンジョンではギャグキャラになってしまったのが残念。

 

総評

多分10年ぶりくらいに再鑑賞したが、面白いものは面白い。おそらく10年後に観ても、面白いはず。まさにアドベンチャーの王道だ。上海やインドの描き方が雑に思えるが、これらの土地は当時は英国。猥雑に見えたとしても英国なのだから、アジア人として気にしたら負けである。小難しいことは考えず、インディ一行の冒険を一緒に体験しようではないか。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

if memory serves me correctly, 

記憶が正しければ、の意。if memory serves me right とも言う。memory に my のような所有格はつけない。つけてもいいが、普通はつけない。If memory serves me correctly, the capital of Brazil is Brasília, not Rio de Janeiro or São Paulo. = 「僕の記憶が正しければ、ブラジルの首都はブラジリアだ。リオデジャネイロでもサンパウロでもない」のように使う。Jovianも職場でしょっちゅう使っている表現である。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 水は海に向かって流れる 』
『 M3GAN/ミーガン 』
『 ザ・フラッシュ 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 1980年代, A Rank, アドベンチャー, アメリカ, キー・ホイ・クァン, ケイト・キャプショー, ハリソン・フォード, 監督:スティーブン・スピルバーグ, 配給会社:CICLeave a Comment on 『 インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 』 -王道アドベンチャー映画-

『 M:I-2 』 -バイオテロを防げ-

Posted on 2023年6月19日 by cool-jupiter

M:I-2 70点
2023年6月12日 レンタルBlu rayにて鑑賞
出演:トム・クルーズ ダンディ・ニュートン ダグレイ・スコット
監督:ジョン・ウー

最新作公開前に復習のため再鑑賞。簡易レビュー。

 

あらすじ

IMFのエージェントであるイーサン・ハント(トム・クルーズ)の次なる任務は、元IMF諜報員であるアンブローズ(ダグレイ・スコット)の持つ殺人ウィルスと解毒剤を奪取すること。魅力的な女泥棒ナイア(ダンディ・ニュートン)と共にミッションに挑むハントだが・・・

 

ポジティブ・サイド

殺人ウィルスによるバイオテロは映画や小説ではお馴染み過ぎるネタだが、コロナ禍を経験した今の目で見ることで、逆に新鮮味が増している。

 

真の英雄を求めんとするなら、その対極に位置に来る悪役が必要という考え方には説得力がある。最も強力な例は『 ダークナイト 』におけるジョーカーだろう。彼の言う You complete me. という台詞は、実はバットマンからジョーカーに向けて言っても成立してしまうセリフだ。

 

スパイvs元スパイというのは、漫画『 ゴルゴ13 』でお馴染みの構図だし、最近でも『 グレイマン 』の序盤がそうだった。本作はスパイ同士のスペシャリスト対決で、巧みに施設に侵入するハントと、ド派手なアクションで敵を倒していくハントの二つの面が味わえる。人間同士の飽くなき闘争の根源を追求するジョン・ウー監督とアクション俳優トム・クルーズの面目躍如たる快作。

 

ネガティブ・サイド

ナイアの立ち位置がころころ変わる(ように見える)のはややこしい。

 

ヴィランたるアンブローズがかなり間抜け。元IMFのエージェントなら、そこはもっと早く気付けよと言いたくなるシーンが終盤にある。

 

総評

The pharmaceutical industry does not create cures, they create customers. = 製薬業界は治療法を作り出すのではない。奴らは顧客を生み出しているのだ、という言説は定期的に取り上げられてきたし、実際にコロナ禍、特にワクチン開発の前後にこの言葉が再び注目を集めた。まさにそうした製薬業界の闇に娯楽要素をけれんみたっぷりに加えて出来上がったのが本作である。20年以上前の作品だが、再鑑賞するなら今だろう。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

a walk in the park

公園内をひと歩き、転じて「極めて簡単なこと」の意。アンソニー・ホプキンスが劇中で言う “Well, this is not mission difficult, Mr. Hunt. It’s mission impossible. Difficult should be a walk in the park for you.” = これは困難なミッションではないのだよ、ハント君。これは不可能なミッションなのだ。困難は君にとっては簡単だろう、という台詞がイーサン・ハントのプライドをくすぐる。ちなみにこの a walk in the park は『 トップガン 』の冒頭でマーベリックがクーガーに対して言うセリフでもある。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 水は海に向かって流れる 』
『 M3GAN/ミーガン 』
『 ザ・フラッシュ 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2000年代, B Rank, アクション, アメリカ, ダグレイ・スコット, ダンディ・ニュートン, トム・クルーズ, 監督:ジョン・ウー, 配給会社:UIPLeave a Comment on 『 M:I-2 』 -バイオテロを防げ-

『 The Witch 魔女 増殖 』 -魔女バトルはパワーアップ-

Posted on 2023年6月15日 by cool-jupiter

The Witch 魔女 増殖 65点
2023年6月10日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:シン・シア キム・ダミ
監督:パク・フンジョン

 

『 The Witch 魔女 』の続編。簡易レビュー。

あらすじ

ある秘密研究所が慰安旅行のバスを拉致した。狙いはとある妊婦。実は、彼女の宿している胎児には恐るべき魔力が秘められていた。時は流れ、研究所から一人の少女が脱出する。彼女はヤクザ者に拉致された女性ギョンヒをひょんなことから助けたことで、共に暮らすようになるが・・・

 

ポジティブ・サイド

主役の魔女を演じるシン・シアが前作のキム・ダミと容姿も雰囲気も非常によく似ている。姉妹と言われても納得。

 

前作では何の変哲もない少女が一気に魔女として覚醒し、ヤクザものたちを血祭りあげるシーンに戦慄させられたが、今作はその逆に魔女が徐々に人間らしくなっていく過程が面白い。韓国人の俳優は、食べ物をおいしそうに食べる演技が日本人とは違うなと感じる。

 

傭兵チーフのチョ・ヒョンが魔女とは対極の生身の強い女を体現した。素晴らしく品のない英語を使いこなし、韓国語でも卑罵語を連発。これまた韓国映画と邦画の違いやね。

 

ヤクザ者、研究所アークが入り乱れて繰り広げられるバトルロイヤルはハリウッド映画的で、エンタメ性が抜群。

 

ネガティブ・サイド

前作の超絶サイキック・アクションが悪い意味でパワーアップ。パワーがインフレを起こしている。この調子でいくと次回作の魔女は、『 SEOBOK ソボク 』の超能力人造人間ソボクすらも瞬殺してしまいそう。あまりにも強さのレベルを上げてしまうと人間ドラマが陳腐化すると思うのだが。

 

前作の魔女ジャユンの登場のタイミングが遅すぎる。まるで『 ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 』でキャサリン・ウォーターストンが最後の最後にちょっとだけ出演した時のようにガッカリした。

 

総評

第三作がいつ公開されるのかはわからないが、ジャユンは敵になるのか、味方になるのか。母親の復活がテーマなのだろうが、魔女連合軍と人間の争いになるのか、それとも魔女vs魔女なのか、または魔女の三つ巴の争いになるのか。謎が解けないモヤモヤ感は残るが、次回作への興味にはつながっている。

 

Jovian先生のワンポイント韓国語レッスン

チンチャ

『 コンジアム 』でも紹介した表現。意味は「本当」。形容詞としても副詞としても使うようだ。本作に限らず、韓国映画ではチンチャという語は本当によく聞こえてくる。まあ、邦画も「本当に」を使いまくっているのだろうけど。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 渇水 』
『 水は海に向かって流れる 』
『 M3GAN/ミーガン 』

 

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『 レイダース 失われたアーク《聖櫃》 』 -インディ・ジョーンズの誕生-

Posted on 2023年6月11日 by cool-jupiter

レイダース 失われたアーク《聖櫃》 80点
2023年6月6日 レンタルDVDにて鑑賞
出演:ハリソン・フォード カレン・アレン
監督:スティーブン・スピルバーグ

 

最新作『 インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 』に向けて復習鑑賞。

あらすじ

考古学者インディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)は南米の遺跡を調査していたところ、ライバルであるべロックに妨害されてしまう。辛くも逃れたインディの元にアメリカ軍将校が訪れる。ナチスが契約の箱、聖櫃に秘められた力を求めて動き出していると言う。その情報の中に、かつての恋人であるマリオン(カレン・アレン)の名前を聞いたインディはエジプトに向かうことになり・・・

 

ポジティブ・サイド

南米の密林の遺跡に侵入し、罠を見破り、お宝ゲット。と思いきや・・・という展開だけでインディ・ジョーンズ博士というキャラクターとシリーズの全てが描かれている。ドラクエⅣをリアルタイムでプレーしていた時には本作観鑑賞(Jovianは二作目をVHSで観たのが本シリーズ初鑑賞)だったが、トルネコが岩に追いかけられるのはどう見ても本作へのオマージュ。鞭を使う冒険者というのも斬新だった。

 

南米からアメリカ、ネパール、エジプトとまさに世界を股にかけた大冒険だが、アクションと謎解きのバランスが素晴らしいのも本作の特徴。古代の遺跡に超自然的な力が宿っていると信じられていた時代の産物で、歴史に対する畏怖が感じられる。

 

要所で響き渡るジョン・ウィリアムスのテーマ曲も一種のキャラクターと言えるだろう。特に冒頭のファンファーレを聞くと、それだけで血沸き肉踊るインディの冒険活劇シーンが脳裏に浮かんでくる。

 

ネガティブ・サイド

オープニングが最も胸躍るのは何故なのだろう。盛り上がりは後半に持ってくるべきだった。

 

いくら1930年代のエジプトとはいえ、外国人があそこまで大立ち回りして、当局にしょっ引かれないというのは理解しがたい。

 

総評

ハリソン・フォードがハン・ソロよりもインディ・ジョーンズを好きなのも分かる。こちらは主役で善人。インテリで腕っぷしも強く、美女にモテる。つまり男の願望の結実なのだ。その後の多くのメディアにも影響を与えた作品そしてキャラクターだろう。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

beyond your wildest aspirations

普通は beyond one’s wildest dreams = 「夢にも思わないほど」が最も一般的な表現だが、こちらも当時は使われていたのだろうか。意味は「どんな願いも超えた」だろうか。劇中では treasures beyond your wildest aspirations のように使われていた。日常だと、The scenery was beautiful beyond my wildest dreams. = その景色は想像を絶する美しさだった、のように使うことが多い。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 The Witch 魔女 増殖 』
『 渇水 』
『 水は海に向かって流れる 』

 

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