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英会話講師によるクリティカルな映画・書籍のレビュー

サラリーマン英語講師が辛口・甘口、両方でレビューしていきます

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タグ: C Rank

『 最後まで行く 』 -悪徳警官同士のバトル-

Posted on 2023年5月26日2023年5月26日 by cool-jupiter

最後まで行く 65点
2023年5月20日 レンタルDVDにて鑑賞
出演:イ・ソンギュン チョ・ジヌン チョン・マンシク
監督:キム・ソンフン

 

公開当時に見逃した作品。日本版リメイク鑑賞の前に近所のTSUTAYAでレンタル。

 

あらすじ

殺人課の刑事ゴンス(イ・ソンギュン)は警察署へ向かう途上で、男をはねてしまった。ゴンスは男の遺体をトランクに隠し、母の葬儀場で遺体の隠ぺい工作を図ろうとするが・・・

 

ポジティブ・サイド

『 パラサイト 半地下の家族 』でスタイリッシュな金持ち父さんを好演したイ・ソンギュンが、その数年前には小悪党かつ小市民な刑事を演じている。飲酒運転しているにもかかわらず、自分を刑事だと知った相手の交通課の警察官を、これでもかといじめる。ホンマに警察か?と思わされる。この役者の演技の幅広さと極端さが韓国らしい。対するチョ・ジヌンの強面かつにじみ出る暴力性もすごい。『 悪魔を見た 』のチェ・ミンシクの刑務所仲間的な風貌で、一目見ただけでヤバい奴というオーラが感じられる。この二人があの手この手でやりあうのだが、とても警察官とは思えない。まさにチンピラ同士の対決。そんなもん観て何が面白いの?と思うことなかれ。これがべらぼうに面白い。

 

まず主人公以外の警察官連中も小悪党だらけ。「俺たちは善人じゃない」と嘯きながら、しかし職務はそれなりに忠実に果たしていく。それにより主人公のゴンスが追い詰められていくというサスペンス。さらに自分を脅迫してくるパク警部補との争いもスリリング。男子トイレで乱闘して、便器で窒息させられそうになるなど、邦画では絶対に描かれることのない乱闘シーンも見られる。その後にも「なんじゃそりゃ?」という展開も待っていて、とにかく観る側を飽きさせない。

 

日本だけではなく、様々な国でリメイクされているというのも頷ける。

 

ネガティブ・サイド

匍匐前進人形を使ったトリックは、いくらなんでも無理があるのではないか、死後硬直もあるだろうから、角は曲がれないだろうと思う。

 

また現役の警察官たちが、同僚や上司と音信不通のまま、あれほど色々と行動することができるのだろうか。特にパク警部補は、タクシー運転手に後から通報されてもおかしくないように思うのだが。

 

とある武器のデモンストレーションはあまりにも唐突で、かえって分かりやすすぎる伏線だった。せっかく(?)徴兵制度のある国なのだから、もっと自然な形で武器の類を物語に導入してほしかった。

 

総評

普通に面白い。韓国映画らしく、警察をこれでもかとコケにしながら、笑いとスリルとサスペンスを与えてくれる。とことん運の悪い男が、さらに窮地に追い込まれながら、逆転を求めてあがく姿には悲壮感が漂う。だからこそ観る側はゴンスに感情移入してしまう。彼は最後まで行けるのか?行きついたその先に待つものは?ぜひ見届けてほしい。日本版リメイクも楽しみである。

 

Jovian先生のワンポイント韓国語レッスン

ミヤネ

ごめん、の意。韓国映画でしばしば聞こえてくるし、この言葉が使われるシチュエーションもはっきりしているので、簡単に覚えられる。何語であろうとも、言語は状況・文脈とセットで理解したいものである。

 

現在、【英会話講師によるクリティカルな映画・書籍のレビュー】に徐々に引っ越し中です。こちらのサイトの更新をストップすることは当面はありません。

I am now slowly phasing over to https://jovianreviews.com. This site will continue to be updated on a regular basis for the time being.

Posted in 映画, 海外Tagged 2010年代, C Rank, アクション, イ・ソンギュン, サスペンス, チョ・ジヌン, チョン・マンシク, 監督:キム・ソンフン, 配給会社:アルバトロス・フィルム, 韓国Leave a Comment on 『 最後まで行く 』 -悪徳警官同士のバトル-

『 リバイアサン 』 -海洋ホラーSFの佳作-

Posted on 2023年5月13日 by cool-jupiter

リバイアサン 65点
2023年5月13日 YouTubeにて鑑賞
出演:ピーター・ウェラー
監督:ジョルジ・バン・コストマス

『 アビス 』、『 スフィア 』に続いて、懐かしの映画鑑賞。確か、親戚の家でテレビ放送されていたのを観た記憶がある。字幕なしでも、まあまあ理解できた自分を褒めたい。

 

あらすじ

地質学者のベック(ピーター・ウェラー)率いる海底探査チームのメンバーが、ソ連の沈没船『リバイアサン』から回収した酒を飲んでしまった。これにより、メンバーの肉体が遺伝的に変異し、人を襲う化け物になってしまい・・・

 

ポジティブ・サイド

当時はまったく気付かなかったが『 エイリアン 』と『 エイリアン2 』にプロットやキャラクター、プロダクションデザインまで何もかもがそっくり。オリジナリティの無さと見ることもできるが、Jovianはオマージュだと捉えたい。

 

海底基地は宇宙船ノストロモ号の雰囲気とよく似ているし、その中を静かに徘徊しながら成長するモンスターというのも、まんまゼノモーフ。そして本社は本社でベックら現場の人間のピンチにもかかわらず、彼ら彼女らを切り捨てるかのような判断を下す。これもまんまウェイランド・ユタニ社。さらにコンピュータに問いかけて、答えをもらおうとするのもマザーと同じ。だが、このシーンはAIの登場によって古さどころか先見の明を示した優れたシーン(を換骨奪胎したもの)として再評価されるべきだろう(そもそも『 エイリアン 』も『 2001年宇宙の旅 』へのオマージュ満載なのだから)。

 

ホラーとしてもなかなかに秀逸。クルーの手のひらに口ができるシーンは、『 ブレードランナー 』の目潰しシーンや『 ザ・フライ 』の耳がポロリと落ちるシーンと並んで、Jovian少年にトラウマを植えつけた。

 

いつの頃からかCG全盛になってしまったが、1980年代あるいはそれ以前の映像からは生の質感が強く感じられる。個人的には「古き良き」という表現は好きではないが、本作はその形容詞がふさわしいと思う。

 

ネガティブ・サイド

ピーター・ウェラーのキャラが弱い。序盤から中盤にかけては海洋や地学の知識を生かして状況を前に進めていくが、アクションおよびホラーが全面に出てくる後半ではそうした背景が生きてこない。このあたり、『 エイリアン 』で宇宙船を知り尽くしていたリプリーとは大きな差がつく。

 

『 スフィア 』や『 アビス 』同様に、「いやいや、そこは泳がれへんやろ」というところを平気で泳いでいく。これはもう海洋ホラーの一種の様式美として受け入れるしかないのだろうか。

 

最後のサメは必要だったか?むしろ海面に上がってきたクリーチャーがホオジロザメを一瞬で血祭にあげるようなシーンこそが求められていたのでは?

 

総評

海洋モンスターパニックものとして結構面白い。このジャンルが好きならば、ぜひ鑑賞を。CGではないクリーチャーの質感、とくにネバネバヌメヌメ系が好みなら尚のことお勧めである。ピーター・ウェラーの代表作は文句なしに『 ロボコップ 』だが、本作は次点に来てもいいような気がする。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

could use ~

『 スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け 』でも紹介した表現。~があるといい、の意味。劇中では Hell, I could use a day off! = 私だって丸一日の休みが欲しいわ!のように使われていた。今年度はクライアント大学のテストが大幅増となり、毎日が早出残業のJovianは Hell, I could use a week off! という気分である。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 放課後アングラーライフ 』
『 不思議の国の数学者 』
『 高速道路家族 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 1980年代, C Rank, SF, アメリカ, イタリア, ピーター・ウェラー, ホラー, 監督:ジョルジ・バン・コストマス, 配給会社:松竹富士Leave a Comment on 『 リバイアサン 』 -海洋ホラーSFの佳作-

『 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 』 -ロケット誕生秘話-

Posted on 2023年5月6日 by cool-jupiter

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 65点
2023年5月3日 TOHOシネマズ梅田にて鑑賞
出演:クリス・プラット
監督:ジェームズ・ガン

 

元同僚のカナダ人夫妻とJovian夫妻の4人で鑑賞。まあまあ楽しめたかな。

あらすじ

惑星ソヴリンから来たアダムが突如、ガーディアンズを急襲。ロケットが瀕死の重傷を負う。ロケットの命を救う鍵は、ロケット自身の誕生の謎にあると知ったガーディアンズは、ハイ・エボリューショナリーと対峙するが・・・

 

ポジティブ・サイド

家族の敵討ちのためにガーディアンズに加入したドラックスや、Vol 2 で自然に加入してきたマンティスと違い、ロケットは確かに謎だらけだった。なぜアライグマなのか。なぜグルートを連れているのか。なぜいとも簡単に武器を作れてしまうのか、などなど。『 ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー 』のように丸ごとスピンオフにする手もあっただろうが、それはグルートとの出会いのために取っておくのかな。ロケットの誕生秘話と、ガーディアンズの世代交代物語として十分に楽しめた。

 

動物言語学が立ち上げられつつあり、人工知能も長足の進歩を遂げている今、動物を遺伝子操作して人間以上の知性を持たせる、というのは夢物語ではなくなりつつあるように思う。ロケットの悲しい生い立ち、友達との出会いと芽生えた夢、そして悲しすぎる別れには非常に説得力があったし、ロケットというキャラがあのような狂暴な性格を有するようになったのかをしっかりと説明できていた。

 

ロケット以外のキャラの背景もフィーチャーされていたことにも満足できた。ガモーラとの関係がリセットされたピーターや、父性を再び取り戻したドラックス、ヨンドゥの後を継ぐクラグリンなど、既存キャラの描写と新キャラの描写のバランスも取れていた。犬のキャラ(ベルカではなくコスモ?)からはポリコレ臭がしないでもないが、もともとロケットがメンバーにいたことでその違和感も中和された。

 

「優生主義は許さない、多様性こそ正義、だからキリスト教的にノアの箱舟を蘇らせるぜ」といった矛盾していると捉えられかねない思想が込められてはいるが、鑑賞中はそんなことを気にすることなく、物語を楽しむことができた。銀河を駆け巡ってきたスター・ロードも、ここらでそろそろ落ち着くべき場所に落ち着くことになる。ロケットが無垢なアライグマたちを救出したのと同様に、ピーターもファミリーに新たな意味を見出した。その決断や善し。お疲れ、クリス・プラット。

 

ネガティブ・サイド

アダムの立ち位置がよく分からない。前作の引きから、今作ではソヴリンの女王との対決と見せかけて、ハイ・エボリューショナリー?またポスト・クレジットシーンでもホリデースペシャル鑑賞を前提にするのはいかがなものか。とにかく映画の informercial 化には反対したい。

 

いくつかのシーンがかなりちぐはぐに感じた。ドラックスが前後から1発ずつ射撃を食らって重傷。マンティスの介助なしには立ち上がることさえままならないというダメージが次のシーンではあっさり回復していたり。巨大モンスターを見て「アビリスクだ!」とうろたえる反面で、「この子たちは人間を襲わない」といきなり冷静になったり。いや、最初から落ち着いて対応しなさいよ、と。

 

総評

今シリーズは個人的には Vol 2 > Vol 3 > Vol 1 かな。他のMCU映画と違って、緊迫感のある展開に占めるユーモアの割合が大きいのが特徴で、その分、シリアスな展開がよりシリアスに感じられる。前作のヨンドゥ然り。他のMCUヒーローものとのつながりが薄いので、人間関係などを事前に頭にインプットしておく必要性も低い。どういう形でスター・ロードが帰ってくるのか、楽しみに待ちたい。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

Beats me.

意味は I don’t know. と同じ。元々は It beats me = It surpasses me = It is beyond my understanding らしい。カジュアルな表現なので、日常会話で使おう。I don’t know. ばかりではなく、こうした表現も織り交ぜていくべし。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 』
『 放課後アングラーライフ 』
『 不思議の国の数学者 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, アクション, アメリカ, クリス・プラット, 監督:ジェームズ・ガン, 配給会社:ディズニーLeave a Comment on 『 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 』 -ロケット誕生秘話-

『 スフィア 』 -海洋SFの佳作-

Posted on 2023年5月5日 by cool-jupiter

スフィア 65点
2023年5月2日 レンタルDVDにて鑑賞
出演:ダスティン・ホフマン サミュエル・L・ジャクソン シャロン・ストーン
監督:バリー・レビンソン

『 アビス 』を鑑賞した時に、そういえば本作も海を舞台にしていたなと思い出して再鑑賞。結構面白かった。

 

あらすじ

心理学者ノーマン(ダスティン・ホフマン)、数学者ハリー(サミュエル・L・ジャクソン)、生物学者ベス(シャロン・ストーン)たちは飛行機墜落事故現場とされる海域に召集される。しかし、実際は飛行機は墜落しておらず、彼らは海底の謎の施設の調査を命じられる。そしてその中で、謎の球体を発見し・・・

 

ポジティブ・サイド

1990年代には地球表面はあらかた探査しつくされて、髑髏島のような一種のロマンはなくなっていた。その一方で深海にはまだまだミステリーがある。『 アビス 』が1989年、本作は1998年だが、2020年代の今でも深海は謎だらけ。ある意味、月よりも遠い世界。そんな深海を舞台に『 ジュラシック・パーク 』のマイケル・クライトンが想像力を大いに羽ばたかせた。

 

深海に謎の船、それがアメリカ製と判明し、なおかつ300年近く前からそこにありながらも、未来の船である可能性が示唆される。これだけでも十分にスリリングだが、そこに謎の球体=スフィアの存在が明らかになり、現実と妄想の境目があいまいになってくる。

 

SFでありながらミステリの面でも上々。様々な怪異の原因がスフィアにあるのは間違いないが、では誰がスフィアに接触したのか。ハリーは当確として、ではベスは?バーンズは?という疑惑がキャラクター達にも観る側にも生じてくる。さらに主人公のノーマンが、自分自身の心理に疑いの目を向けるところでサスペンスも最高に盛り上がる。ゲームの『 Never7 ~the end of infinity~ 』のキュレイシンドロームは本作あたりから着想を得ていたりするのかもしれない。

 

ネガティブ・サイド

明らかに『 2001年宇宙の旅 』を意識した映像を冒頭に持ってきているが、何をどうやってもスターゲートの映像は超えられないのだから、いかに”未知との遭遇”をテーマにしているとはいえ、敢えてそういったオマージュを入れる必要はなかったように思う。

 

なぜスフィアが具現化するのは恐怖だけなのか。あれだけ頭脳聡明な学者たちがそろっていて、なぜ誰もハッピーな思考を試そうとしないのか、それが一番の謎だった。

 

ベスがノーマンを無理やり眠りにつかせようとしたことで、ノーマンが深海数百メートルを泳ぐ羽目になるのだが、そんな馬鹿な・・・

 

総評

海洋SFはよっぽど低予算でない限り、ハズレになることは少ないと思っている。釣りをしたことがある人なら分かるだろうが、魚以外にウミウシやアメフラシ、クラゲ、ヒトデも連れたりする。現代では海の中にどう見ても異星生命としか思えないような地球産の動物も数多く見つかっていて、我々の想像力を刺激し続けている。今度は『 コクーン 』でも借りてきて再鑑賞しようかな。その前にYouTubeで見つけた『 リバイアサン 』かな。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

a pain in the ass

a pain in the butt とも言う。直訳すると「尻の痛み」だが、実際は「悩みの種」、「嫌な奴/物」というニュアンス。My supervisor is a real pain in the ass. = うちの上司はマジで嫌な奴なんだよ、のように使う。ただし、日常で使う際には a pain in the neck と言おう。意味は同じだが、こちらの方が ass や butt よりもマイルドに聞こえる。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 』
『 放課後アングラーライフ 』
『 不思議の国の数学者 』

 

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Posted in 映画, 未分類, 海外Tagged 1990年代, C Rank, SF, アメリカ, サミュエル・L・ジャクソン, シャロン・ストーン, ダスティン・ホフマン, 監督:バリー・レビンソン, 配給会社:ワーナー・ブラザース映画Leave a Comment on 『 スフィア 』 -海洋SFの佳作-

『 Doll Woman 』 -ホームレスから目を背けるな-

Posted on 2023年4月17日 by cool-jupiter

Doll Woman 60点
2023年4月15日 シアターセブンにて鑑賞
出演:大原とき緒
監督:大原とき緒

あらすじ

人形と暮らすホームレス女性(大原とき緒)は、ある日、耳が聞こえず話すことができないホームレス男性と出会う。彼もまた、彼女と同じく、人形を愛でる人で・・・

 

ポジティブ・サイド

東京の割と都心で描かれるホームレス女性とホームレス男性の one night stand(one day stand と言うべきか?)というだけで、相当な希少価値がある。

 

ホームレスが捨てられた、しかしまだ食べられる食べ物よりも人形をゲットすることを喜ぶ、という姿はショッキングだ。人間が求めているのは人間関係で、社会から捨てられたホームレスはその関係を人形に求める。日本がダイバーシティだとかインクルーシブネスという言葉を自国後に上手く翻訳できないのも分かる気がする。

 

ネガティブ・サイド

ホームレス男女二人は徹底的に筆談でコミュニケーションした方がリアルだったと思う。画面に映し出される言葉の語彙レベルや筆跡などから、二人の教育や教養の程度が浮き彫りになってくるだろうし、普通の女性で普通の教育的な背景があっても、一度の不運(たとえばコロナ禍)で社会のセーフティネットを軽々と突き破って転落してしまう社会の現実を見る側に突き付けることもできたはずだ。

 

総評

間接的にセックスを描いているので中学、高校などでは教材にしにくいが、大学なら可能だろう。『 覚悟はいいかそこの女子。 』や『 82年生まれ、キム・ジヨン 』を学内で上映していた神戸〇〇大学や、夕方の課外授業で色んな映画を鑑賞している京都△△大学などで本作をぜひ上映してほしいものである。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

one night stand

一夜限りの関係、の意味。日本語でも「ワンナイト」とか言ったりすることがある?ドラマや漫画だけか? have a one night stand with ~ = ~と一夜限りの関係を持つ、という形で使う。この表現を知っている人は多いだろうが、実際の会話でこれを使える人は少ないはず。こういう話をできる友人がいるということは、その時点で英会話上級者だろう。

 

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Posted in 国内, 映画Tagged 2020年代, C Rank, ヒューマンドラマ, 大原とき緒, 日本, 監督:大原とき緒, 短編, 配給会社:movies label willLeave a Comment on 『 Doll Woman 』 -ホームレスから目を背けるな-

『 Bird Woman 』 -異色のスーパーヒーロー- 

Posted on 2023年4月16日2023年4月16日 by cool-jupiter

Bird Woman 65点
2023年4月15日 シアターセブンにて観賞
出演:大原とき緒
監督:大原とき緒

大学時代の友人の勧めで鑑賞。なんと彼女は本作の一つ『 Bird Woman 』にエキストラとして出演している。劇中歌の終わり、車掌室(運転室)を背にしたマスクの女性がそうである。

 

あらすじ

コロナ禍の東京。マスクで顔を隠した男たちの痴漢行為に辟易していたトキ(大原とき緒)は、鳥のマスクを入手する。そしてその仮面を身に着けて電車内で痴漢を撃退していき・・・

 

ポジティブ・サイド

Bird Woman というのは一種のスーパーヒーローへのオマージュなのだろうが、それよりも個人的には中世の黒死病、いわゆるペスト患者の対応にあたった医者たちの防護服の方をより強く想起させる。痴漢は一種の病気やね。

 

この Bird Woman が一種のムーブメントとなっていくところが面白い。『 ワンダー・ウーマン 』の公開当時、世界中が湧きたっていたが、それと同じ熱量が小市民的に展開されるのが日本らしいと感じた。そしてそのムーブメントが公権力によって規制されていくところに日本社会の病根も見て取れた。

 

劇中歌の『 青空でなくてかまわない 』には不覚にも感動してしまった。英語字幕だと Who cares if the sky ain’t blue? だったか。女性かくあるべし、というのは思い込みなのだ。

 

ネガティブ・サイド

女の敵は女という面も映し出されてはいたが、現・東京都知事を悪の女帝として描いてしまえばよかったのに、それをしなかったのは何故なのか。

 

一つひとつのショットの意図があまりにも露骨であるとも感じた。ハイヒールのズームなどは特に。普通に見れば見逃してしまう、しかしよくよく見れば日常生活のあちこちに女性を抑圧するアイテムや構図が潜んでいるというカメラワークを追求できなかったか。

 

総評

映画にはエンタメ、芸術、物語の三領域があると(勝手に)思っているが、本作は物語性が非常に強い。なのである意味で観る人を選ぶ作品と言える。痴漢は犯罪だが、話の本質はそこではなく、個の女性に一度反撃されてしまえば、個の男性は太刀打ちできず、権力の行使に走るという滑稽さだろう。日本の個の男の弱さが見透かされてしまったか。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

grope

手でまさぐる、の意。転じて groper = 手でまさぐる人 = 痴漢 という訳語に使われていた。grope はそうした意味で使われることもあるが、実際は grope about in the dark = 暗闇の中で手探りする、という形で使われることも多い。英語中級者以上なら知っておいていいだろう。

 

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Posted in 国内, 映画Tagged 2020年代, C Rank, ブラック・コメディ, 大原とき緒, 日本, 監督:大原とき緒, 配給会社:movies label willLeave a Comment on 『 Bird Woman 』 -異色のスーパーヒーロー- 

『 ノック 終末の訪問者 』 -コロナ禍を下敷きに鑑賞のこと-

Posted on 2023年4月10日 by cool-jupiter

ノック 終末の訪問者 60点
2023年4月9日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:クリステン・ツイ デイブ・バウティスタ
監督:M・ナイト・シャマラン

 

簡易レビュー。

あらすじ

ゲイのカップルに育てられるウェン(クリステン・ツイ)の元に、謎の男レナード(デイブ・バウティスタ)が現れる。彼は仲間たちと共に、ウェンたち家族に世界を終末から救うために、一人を犠牲に差し出すように迫り・・・

以下、ネタバレあり

 

ポジティブ・サイド

個人的に非常に楽しめた。その代わりJovian妻の鑑賞後の第一声は「訳わからんねんけど・・・」だった。こういう映画は素直に鑑賞してはいけない。Jovianは看護学校中退の語学教育勤務、Jovian母は現役看護師、Jovian父は元ヒューム管運送トラックドライバーと焼肉屋。なのでJovianは終始、ウェンたち家族ではなく、レナードの側にどんどん共感していってしまった。

 

レナードは教師、その他の仲間もガス会社勤務=インフラ系、看護師=医療従事者、コック=外食産業と、ここまで言えばシャマランの言いたいことはJovian妻にも伝わった。海外諸国の事情は詳しくは分からないが、いわゆるエッセンシャル・ワーカーを冷遇してきた日本人は、A part of humanity has been judged. という台詞と共に死んでいく訪問者、およびそれと同時発生する災害と人死にを見て何を感じるのか、それとも何も感じないのか。Jovian妻は後者だった。ということは多くの日本人も・・・?

 

ウェンを演じたクリステン・ツイをはじめ、役者は皆、迫真のパフォーマンス。ほぼ善隆ペンがキャビンという限られた空間=低予算ながら、荒唐無稽な物語にそれなりの説得力を与えていたのは、役者たちの演技力(+コロナ禍)のおかげ。

ネガティブ・サイド

 

やたらとポリコレに配慮した映画に見えた。女の子がアジア系で、その父親二人はゲイ、訪問者も黒人女性とホワイト・トラッシュが混じっていて、いくらアメリカが人種のるつぼとはいえ、ここまで来ると不自然に映った。

 

レッドモンドなのかオバノンなのかもカットしてよかった。

 

世界滅亡のプロセスがよく分からない。『 アビス 』ほどではないが、6mの巨大津波が押し寄せたかと思えば、飛行機が次々に落ちていくというのは、ダイブスケールダウンしたように感じた。それこそありえないほどの落雷や乱気流が発生して、民間だろうと軍用だろうと空を飛ぶものはすべて落ちた、ぐらいの方がよかった。

 

総評

シャマランらしい外連味のある作品。『 シックス・センス 』や『 スプリット 』のようなドンデン返しを期待してはいけないが、『 オールド 』よりは面白い。チケット購入に際しては Don’t get your hopes up. 

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

be pressed for time

時間がない、の意。『 アビス 』でも紹介した表現。どちらの作品でも We’re a little pressed for time. という具合に使われていた。Jovianは務めている部署の関係でこの時期は be extremely pressed for time である。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 search #サーチ2 』
『 ヴィレッジ 』
『 ザ・ホエール 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, アメリカ, クリステン・ツイ, スリラー, デイブ・バウティスタ, 監督:M・ナイト・シャマラン, 配給会社:東宝東和Leave a Comment on 『 ノック 終末の訪問者 』 -コロナ禍を下敷きに鑑賞のこと-

『 ロストケア 』 -題材は良かった-

Posted on 2023年4月2日 by cool-jupiter

ロストケア 60点
2023年4月1日 TOHOシネマズ梅田にて鑑賞
出演:松山ケンイチ 長澤まさみ
監督:前田哲

 

繁忙期のため簡易レビュー。

 

あらすじ

ある訪問介護詞節のセンター長がサービス利用者の自宅で死体で発見され、住人も死亡が確認された。容疑者として浮上したのは、同僚からも介護家族からも慕われる介護士の斯波(松山ケンイチ)だった。検事の大友(長澤まさみ)は取り調べの中で、斯波の務めるセンターの要介護者の死亡者数が多いことに疑問を抱き・・・

 

ポジティブ・サイド

松山ケンイチが素晴らしい。どこか『 DEATH NOTE デスノート 』のLっぽさを醸し出しつつも、人間性と残虐性を両立させている。感情を抑えた演技をすることで、うちに渦巻く多種多様な感情を逆説的に観る側に想起させる。役者、かくあるべし。

 

介護はきれいごとではない。Jovianも甥っ子たちのお締めを換えたりしたが、それは数年すれば終わること。介護のお締め好感はいつ終わるのか分からない。Jovian祖母が死んだ2年後ぐらいか、親父と二人でNHKの介護番組を観ていたら、親父がいきなり「まあ、おふくろは寝たきりになる前に死んでくれたからなあ」と呟いた。正直、なんちゅう親父やと感じたが、今なら首肯するしかない。

 

ネガティブ・サイド

もっと『 PLAN 75 』のように振り切った社会批判をしてもよいのに。国家を挙げて老人を始末せんとする『 PLAN 75 』とは対照的に、本作は介護は自己責任と切って捨てる日本社会を撃ってはいるものの、結局それが斯波と大友の個人的なやりとりに集約されてしまっている。『 人魚の眠る家 』でもそうだったが、政治批判や社会批判が難しい土壌が邦画の世界にはあるのだろうか。まあ、あるんだろうな・・・

 

長澤まさみは頑張ってはいるものの、acting という感じがする。松山ケンイチが acting と being 中間ぐらいに見えるため、どうしても見劣りしてしまう。

 

あとは八賀センター管轄の要介護者の死亡率か。事故・自殺以外は全員他殺はありえない。あの地区では自然死する老人はゼロだった?確率的、統計学的にそんなことがありうるのか?

 

総評

ある意味で『 グッド・ナース 』を日本流に再解釈したような作品で、これはこれで面白かった。しかし、力のある役者に骨太なストーリーを与えても、日本的な演出を盲目的に盛り込んでしまっては意味がない。映画というよりも役者の演技を観賞するつもりでチケットを購入されたい。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

carer

ケアラーと読む。意味は介護者。近年、ヤングケアラーが急増している。というよりも、高齢者が増えすぎて、介護士が不足し、結果として家族の中で子どもまでもが介護に駆り出されているようになっている、というのが実相だろう。看護師や保健師はエッセンシャル・ワーカーと認知されたが、介護士がそのように認知される日は果たして来るのか。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 マッシブ・タレント 』
『 search #サーチ2 』
『 シンデレラ 3つの願い 』

 

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Posted in 国内, 映画Tagged 2020年代, C Rank, サスペンス, 日本, 松山ケンイチ, 監督:前田哲, 配給会社:日活, 配給会社:東京テアトル, 長澤まさみLeave a Comment on 『 ロストケア 』 -題材は良かった-

『 Winny 』 -日本の警察と司法の闇-

Posted on 2023年3月26日2023年3月26日 by cool-jupiter

Winny 65点
2023年3月19日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:東出昌大 三浦貴大
監督:松本優作

超絶繁忙期につき簡易レビュー。

 

あらすじ

ファイル共有ソフト「Winny」を開発した金子(東出昌大)は、違法コンテンツの蔓延を目論んでいたという名目で警察に逮捕されてしまう。弁護士・壇(三浦貴大)は金子の無罪を証明するべく精力的に働くが・・・

 

ポジティブ・サイド

東出は『 聖の青春 』で羽生を演じた時と同じく、自分の色を出すのではなく、他人の真似に徹した時の方が良い芝居をする。役者としてはどうなんだと思うが。三浦貴大は良い感じのオッサンになってきた。人権派の弁護士ではなく、信念派の弁護士とでも言おうか。著作権無視で違法コンテンツを扱う者たちをバッサリと断罪する姿勢は現実の弁護士っぽい(というか現実の弁護士がモデルやね)。法廷闘争が繰り広げられる中で、金子と壇の二人が一種の camaraderie を育んでいく様は時に微笑ましい。

 

『 電車男 』と同様に、名もなき2chの支援者たちの声が感動を呼ぶ。

 

1億パーセント冤罪である袴田事件が再フォーカスされている今、多くの人に観てほしい作品。

 

ネガティブ・サイド

ところどころで説明台詞が入るのが極めて不自然。弁護士仲間がWinnyの製造者責任の有無を論じるのもおかしい、弁護士事務所に勤めている女性が「幇助って何ですか?」と尋ねるのも極めて奇異に映った。

 

Winnyが未来を先取りした技術であるという描写が弱かった。梅田望夫風に言えば、金子勇は「ネットのこちら側」と「ネットのあちら側」を結び付けた人なのだが、そのあたりの描写が欲しかった。そうすれば、日本の警察や司法がいかにテクノロジーに疎く、また日本社会全般がいかに進歩に取り残されてきたかが浮き彫りになり、本作の持つ社会批判のメッセージもさらに際立ったことだろう。

 

総評

本件は大メディアよりも夕刊フジや日刊ゲンダイ、さらにネットで情報をインプットしていたと記憶している。当時の世相が見事に反映されていた。大阪府警を定年退職した義理の父親は最後は巡査長だったらしいが、全然出世しなかったということは汚職警官ではなかったのだろう。警察と司法の闇はなかなかに深い。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

file-sharing

ファイル共有の意味。heart-warmingは日本語にもなっているが、英語は名詞の後に現在分詞(~ing)をくっつけて新たな形容詞を作ることができる。

jaw-dropping = あごが落ちるような = びっくりするような
heart-stopping = 心臓が止まるような = ショッキングな
nail-biting = 爪を噛むような = ハラハラドキドキで不安になるような

などが会話などで使えるようになれば英語中級者である。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 シャザム! 神々の怒り 』
『 ロストケア 』
『 search #サーチ2 』

 

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Posted in 国内, 映画Tagged 2020年代, C Rank, 三浦貴大, 伝記, 日本, 東出昌大, 監督:松本優作, 配給会社:KDDI, 配給会社:ナカチカLeave a Comment on 『 Winny 』 -日本の警察と司法の闇-

『 アビス 』 -海洋SFの佳作-

Posted on 2023年3月21日 by cool-jupiter

アビス 65点
2023年3月19日 レンタルDVDにて観賞
出演:エド・ハリス マイケル・ビーン メアリー・エリザベス・マストラントニオ
監督:ジェームズ・キャメロン

『 タイタニック 』の再上映に世間は湧いていた。代わりと言っては何だが、本作を近所のTSUTAYAでレンタル。

 

あらすじ

アメリカ海軍の原潜が謎の事故により消息を絶った。救助活動の基地として海底油田採掘施設のディープコアが選ばれた。バッド(エド・ハリス)たちクルーに、コフィ大尉(マイケル・ビーン)たちと、ディープコアの設計者リンジー(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)が合流する。しかし、バッドとリンジーは離婚間近の夫婦で・・・

 

ポジティブ・サイド

『 エイリアン2 』の宇宙船と同様に、海底という一種の極限閉鎖環境内で、愉快で、なおかつ緊張感のある人間関係が繰り広げられる。キャメロン監督の好物テーマというか、撮っていて楽しいのだろう。

 

深海は2020年代の今でも、まだまだ未知の世界。100億光年彼方の光すらも捉える現代天文学と比較すれば、海の底の方が遠いとも言える。そこに未知の生命がいて、地上人にメッセージを発するというのは面白い。

 

CGも頑張っている。自在に形を変える水が『 ターミネーター2 』のT-1000につながったことは有名。また、バッドが終盤に通ることになるゲートは、どう見ても『 2001年宇宙の旅 』のスターゲートにインスパイアされている。

 

様々な意味でキャメロンの嗜好が色濃く反映された作品。

 

ネガティブ・サイド

何をどう考えても素潜りは無理だろう。確か原潜が沈んだのが600メートルぐらいで、ディープコアは400メートルぐらいの深さだと言っていたような。こんな深海、普通の人間どころか、素潜りの世界記録保持者でも一発でお陀仏のはず。とある人物も、こんな環境からよく蘇生できたな・・・

 

最後の最後に強烈なカタストロフィを回避するが、普通に考えて世界中で何千という数の船舶が海の藻屑と消えたことだろう。これでめでたしめでたしと考えられてしまうのは、カナダが海洋国家ではないからかな。

 

総評

マイケル・ビーン演じる軍人さんの行動に若い世代は???となるかもしれないが、『 ゴジラ1985 』などを観れば分かる通り、この時代は核戦争の脅威が現実に存在した。同時に『 コクーン 』のような、どこか1950年代のSF小説的な楽天さも併せ持った、どこかアンバランスな作品。深海で何か大発見があれば、また再評価される時も来るだろう。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

be pressed for ~

劇中ではバッドが”We’re a little pressed for time.”=ちょっと時間がないんだぞ、的に言っていた。be pressed for ~ = ~が足りない、だが、ほとんどの場合 be pressed for time または be pressed for money である。

X: Do you have a minute?
Y: Sorry. I’m pressed for time right now.

のように返せれば、英会話中級者だろう。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 Winny 』
『 シャザム! 神々の怒り 』
『 ロストケア 』

 

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 1990年代, C Rank, SF, アメリカ, エド・ハリス, マイケル・ビーン, メアリー・エリザベス・マストラントニオ, 監督:ジェームズ・キャメロン, 配給会社:20世紀フォックス映画Leave a Comment on 『 アビス 』 -海洋SFの佳作-

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