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英会話講師によるクリティカルな映画・書籍のレビュー

サラリーマン英語講師が辛口・甘口、両方でレビューしていきます

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カテゴリー: 海外

『 ボディビルダー  』 -エンディングに不満あり-

Posted on 2026年1月6日2026年1月6日 by cool-jupiter

ボディビルダー 70点
2026年1月3日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:ジョナサン・メジャース
監督:イライジャ・バイナム

 

『 ジョーカー 』そっくりだと聞き、チケット購入。

あらすじ

片田舎で祖父と二人暮らしのキリアン・マドックス(ジョナサン・メジャース)は、ボディビルダーとして一花咲かせたいという願望を抱いていた。しかし、キリアンは怒りの感情のコントロールに難を抱えていて・・・



ポジティブ・サイド

非常に少ない登場人物だけで物語が進んでいく。まるでフランス映画的だ。しかし、そこにはミステリの風味もロマンスの予感もない。あるのはキリアンの非常に孤独な生活のみ。ストイックにボディビルに打ち込む姿には孤高という言葉も似合いそうだが、さにあらず。彼は孤独なのだ。

 

『 ジョーカー 』におけるアーサーと同じように、キリアンは両親に対して問題を抱え、好意を寄せる女性に対する接し方に問題があり、肝腎かなめのボディビルに対してもステロイドを使うという反則技を使っている。いくらハードにトレーニングをして、食事制限をしていても、これでは駄目だ。

 

『 アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル 』のフィギュアスケートもそうだが、評価がすべて他者の評価によって決まってしまう競技とは、なんと残酷であることか。得点競技ではなく採点競技の難しいところだ。すぐに How to make people like you などとググってしまうところに、彼の承認欲求以前の幼稚さが現れている。

 

キリアンの問題は至極簡単。自分が人を好きになれないから、人は自分を好きになってくれない。つまり、愛された経験の欠如によって歪んでしまった。あるいは子どものメンタルのまま、体だけが大きくなってしまった。子どもとは性と労働から疎外された者と社会学的に定義されるが、異性と付き合えない、セックスもできない、仕事もできないというキリアンはまさに体が大きいだけの子どもなのだ。何をやっても上手く行かず、怒りを爆発させても、そのしっぺ返しを食らう。彼は人生の弱者であり敗者である。

 

このあたりから物語は一気にジョーカー色を帯びてくる。なにもかもダメなキリアンの元に舞い込む一報。上向くかと思われた人生。しかし・・・ 『 ショーシャンクの空に 』では、ブルックスは娑婆になじめなかった。遅れて出てきたレッドも娑婆になじめず、命を絶とうとした。キリアンの選択は・・・  

 

ネガティブ・サイド

個人的にはラストの10分は蛇足。観る側を虚実皮膜のあわいに落とし込むような締めくくり方で十分だった。たとえば『 国宝 』で喜久雄が最後に目にしたのは、父親の死の情景と重なるきらめきだった。喜久雄は父親のように、あるいは俊介のようになったのか。それとも、その境地に達しただけなのか。その解釈は観る側に委ねられている。そういう結末の描き方を模索できなかったか。

 

時代設定はどうなっているのだろうか。2016年のコンペティションで云々かんぬんというセリフから、それ以降の時代だと思われるが、一方でアメリカンプロレスの話題の中でテイカーとケインの破壊兄弟が出てきたが、それは2000年前後。また、スマホが出てこない。たまに電話が出てきても、それはすべて固定電話。またYouTubeが存在しながらも、ボディビルの大会映像はすべてVHS。いったい、どういう世界線なのだろうか。

 

総評

レイトショーで鑑賞したのもあるだろうが、十数人ほどいた観客の中で女性はJovian妻一人だけ。あとはすべて中年男性だった。どこの劇場もこのような有様なのだろうか。人が悪に染まる要因は、元々のパーソナリティなのか、それとも環境なのか、それらの複合なのか、それ以外なのか。じっくりと見極めてみてほしい。間違ってもデートムービーだと思ってはいけない。本作ほどデートに向かない作品はない。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

go out with ~

~と一緒に外出する、転じて「~とデートする」の意味。文脈なしでも、ほぼ間違いなくデートの誘いだと解釈される表現。連れだって何かをしたい時、恋人、あるいは意中の相手には Do you want to go out with me? を、友人や同僚には Do you want to hang out with me? を使おう。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 星と月は天の穴 』
『 YADANG ヤダン 』
『 この本を盗む者は 』

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, B Rank, アメリカ, サスペンス, ジョナサン・メジャース, スリラー, 監督:イライジャ・バイナム, 配給会社:トランスフォーマーLeave a Comment on 『 ボディビルダー  』 -エンディングに不満あり-

2025年総括と2026年展望

Posted on 2025年12月31日 by cool-jupiter

2025年総括

副業、さらに英語ネタの note に時間を使っていて、年間100本のレビューには二年連続で及ばず。しゃーない。邦画では『 国宝 』がまさかの実写歴代一位を獲得。年末にも上映されているという異例のロングランとなったのが印象的。外国映画では、数こそ少ないものの中国アニメが鮮烈な印象を残した。映画館の営業スタイルはコロナ禍の前および最中に比べて完全に旧に復したが、チケット代はじわじわと上昇。それだけ国が貧しくなったのだと感じて、気が滅入る。アニメが強いのはお国柄だと言えるが、アニメが最強コンテンツだというのは毎年ながら釈然としない。

 

前向きになれる傾向としては、コロナ禍を経験した中で、旧来の連たちの形、新しい連帯の形が積極的に模索されてきたこと。『 フロントライン 』や『 この夏の星を見る 』などは、社会派でありつつエンタメの要素も併せ持った良作だった。今後は外国人問題、超高齢者問題、孤独死、尊厳死、そして戦争前夜の雰囲気を色濃く反映した映画が作られていくことを懸念しつつ、期待もしたい。

 

それでは各賞の発表をば。

 

2025年最優秀海外映画

『 教皇選挙 』

現実世界での教皇の死去および本物のコンクラーベが本作公開の年に起こるというのは、良くも悪くも最高のプロモーションになったのではないだろうか。宗教というシステム(Jovianの卒論のテーマだった)は信じることによって生み出されているが、それは政治でも経済でも同じこと。法律は文字、貨幣は物体。そこに現実的な拘束力はない。しかし、我々はそのシステムに従う。大切なのはシステムを盲目的に受け入れることではなく、それに疑義を抱くこと。そうしたことを非常にサスペンスフルに描き出した本作こそ、年間最優秀映画の栄に浴するにふさわしい。

次点

『 羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 』

小黒の成長、新キャラの導入、そして人間と妖精、妖精と妖精の間の緊張関係の高まりを2時間の中に過不足なく盛り込んだ脚本は称賛に値する。また、台詞に頼らない narrative 、さらにアニメ的というよりも漫画的な格闘シーンの数々が印象的だった。中国がコンテンツ産業にも力を入れ始めた証か。ジブリを承継するのは日本ではなく中国となるのだろうか。このクオリティの作品を継続的に作れるなら、それも歓迎したい。そう感じられるほどのクオリティの高さを誇っている。

次々点

『 ラブ・イン・ザ・ビッグシティ 』

韓国に限らず、世界の大都市に共通する環境の中で紡ぎだされる物語。都市とは、隣人が正体不明である空間に他ならない。誰もが他人に無関心である中、マイノリティたちが互いにロマンティックにならず、しかし自らのロマンスをひたむきに追い求め、傷つき、そして癒されていく。分断の対義語の一つに共存があるが、その共存のありうべき形を提示した傑作。

 

2025年最優秀国内映画

『 愛されなくても別に 』

ある意味で日本版の『 ラブ・イン・ザ・ビッグシティ 』であるとも言える作品。身の上の不幸を嘆くのはいいが、それを他人と競っても仕方がない。同病相哀れむのはいい。しかし、これからの時代に求められるのは、異病相慈しむという姿勢ではないだろうか。それを如実に示した本作の価値は上がりこそすれ、下がることはないに違いない。

次点

『 国宝 』

まさかの実写映画の日本歴代ナンバーワンの興行収入を達成。テレビの力で一位に君臨してきた作品が、テレビ資本なしの本作によって蹴落とされるのは象徴的。政治およびエンタメの世界の口コミの力に辟易していたのだが、本作のヒットは間違いなく数多くのレビュワーの力によるところも大きい。もちろん、脚本、演技、撮影のすべてもハイレベルだったことは言うまでもない。

次々点

『 JUNK WORLD 』

狂ったクリエイターがさらにその凶器を加速させて作り上げたエンタメ。実写とアニメの境目を行く本作は、その制作過程だけではなく、そのストーリーも良い意味で狂っている。個性が重視されながらも、それを育てる土壌がない日本社会において、このようなクリエイターが制作に没頭し、作品を発表できていることは非常に好ましいことだ。

 

2025年最優秀海外俳優

デミ・ムーア

『 サブスタンス 』での異様・異形の演技を高く評価する。日本の小説の『 モンスター 』をボディ・ホラーに昇華させ、『 ザ・フライ 』のような着ぐるみとメイクがCGに優る視覚効果を生み出すことを再確認させてくれたのも大きい。

次点

ティモシー・シャラメ

『 名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN 』で反骨のボブ・ディランを体現した。一歩間違えば単なる物真似かつコスプレになってしまうところを、伝記映画として引き締めたのはシャラメの力に依るところが大きい。

次々点

レオナルド・ディカプリオ

かつてのハンサム俳優から、なんでもありの演技派となったディカプリオが、『 ワン・バトル・アフター・アナザー 』で新境地を開拓した。父親の愛情を表現する演技のひとつの基準になったのではないか。

 

2025年最優秀国内俳優

吉沢亮

『 国宝 』の主演によって、ついに代表作を手に入れた。ハン・ソロ=ハリソン・フォード、ロッキー=シルベスター・スタローンのように、立花喜久雄=吉沢亮だと言えるようになった。演技は学問であり、知識であり、技術であるが、それだけではない。渾身の力で演じることが重要なのだと、吉沢の演技は物語っていた。

次点

毎熊克哉

『 桐島です 』で時代に取り残された不器用な逃亡者を好演した。陰のある男がよく似合う、どこか昭和、平成の空気をまとった役者で、この人が出ている作品はハズレが非常に少ない。

次々点

馬場ふみか

『 愛されなくても別に 』で、非常にアンニュイながらも内に秘めたエネルギーの強さを感じさせるキャラを好演した。Jovianのお気に入りの南沙良を役の上で完全にコントロールしていた。おそらく撮影の現場でもそうだったのだろう。さらなる活躍に期待が高まる。

 

2025年最優秀海外監督

ポール・トーマス・アンダーソン

一歩間違えれば壮大なギャグになりかねない『 ワン・バトル・アフター・アナザー 』を、ユーモアと緊張感とスリルと恐怖で2時間40分を1時間40分に体感させるほど凝縮した手腕は見事の一語に尽きる。

次点

MTJJ

『 羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 』の、徹底して絵で見せる手法と、その根底にある観客への信頼を評価する。言葉ではなく行動で語る鹿野というキャラは、まさにMTJJ監督の申し子とも言うべき存在。

次々点

チョ・ソンホ

『 君の声を聴かせて 』の演出が胸を打った。フェアに伏線を張りつつ、それでいて終盤に観る側を驚かせてくれるという演出のバランス感覚は絶妙だった。

 

2025年最優秀国内監督

李相日

3時間の長丁場をまったく弛むことなく、常にドラマを盛り上げ続けた『 国宝 』の演出を評価したい。歌舞伎の人気を盛り上げ、また兵庫県をはじめとする各地の聖地巡礼を盛り上げるなど、社会現象にまでなった。そうしたムーブメントを起こせる映画は数年に一つ生まれるぐらいである。

次点

平松恵美子

『 蔵のある街 』で、これぞご当地ムービーという作品を届けてくれた。地元出身者を起用するという基本を外す作品が多い中、本作は倉敷出身者をキャスティングしたところも好印象。

次々点

山元環

『 この夏の星を見る 』が示した、オンラインでのつながりが、決して触れ合えない、しかし互いの存在は認識し合える星と星のようだった。触れ合うことなくとも、人は人を照らすことができるということをコロナ禍の最中の青春群像劇として仕上げた手腕は素晴らしかった。

 

2025年海外クソ映画オブ・ザ・イヤー

『 ジュラシック・ワールド/復活の大地 』

前作までの設定をすべて放り出したリセット作品。人間の行動がすべてアホで、なおかつ「それはもう別の作品で見た」という監督の自己満足シーンのオンパレード。時間とカネを無駄にした作品のワースト・ワンに決まりである。

 

次点

『 スーパーマン(2025) 』

魅力に欠ける主人公、そしてそれ以上に魅力とカリスマ性に欠けるヴィランと、せっかくのスーパーマンとレックス・ルーサーという極上の素材がまったく活かされないままに調理されてしまった。

 

次々点

『 ロングレッグス 』

2021年の『 ウィッチサマー 』と同じく、もの珍しさだけで喧伝されてしまった作品。

 

2025年国内クソ映画オブ・ザ・イヤー

『 恋に至る病 』

意味不明な展開に意味不明なキャラ描写。キャラクターたちの行動原理の奥底にあるものを一切描写することなく、そのヒントすらないままに奇行に走っていくキャラたちに頭を抱えるばかり。脚本段階、撮影段階、編集段階、試写と、どこかの段階で誰か突っ込みを入れられなかったのか。

次点

『 ぶぶ漬けどうどす 』

ダメなご当地映画はこうやって作れ、というお手本のようなクソ作品。京都を極めて皮相的にしか理解していない人間が京都を題材にするとこうなってしまうわけだ。脚本家および監督は少なくとも京都に3年は住む、あるいは働いてから本作に取り掛かるべきだった。

次々点

『 果てしなきスカーレット 』

姫たるスカーレットが死者の国で復讐の鬼と化す。これほど面白そうな題材を、何をどうやったらあれほどクソつまならない物語にしてしまうのか。聖のキャラの薄っぺらさ、スカーレットのぶれぶれの姿勢、ご都合主義ばかりのストーリー展開。復讐したい相手がその先に待つという階段を、『 タイタニック 』でジャックに支えられるローズばりに登っていく姿には頭を抱えざるを得なかった。

 

2026年展望

AIが日常生活、学校教育、産業に浸透してきた。当然、映画製作の現場にもその影響は押し寄せている。そこには正の影響も負の影響もあるわけで、技術をどのように受容するのかは業界が試行錯誤して決める、あるいは自然淘汰に任せることになるだろう。映画ファンとしては、AIをホラーあるいはファンタジーではなく、ミステリやサスペンス、あるいはヒューマンドラマの文脈で再解釈した作品が国内外でより多く生み出されることを期待したい。

 

個人的には来年はゲームサントラのコンサートのレビューや、小説や漫画、ビジネス書のレビューにも挑戦してみたい。

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Posted in 国内, 映画, 海外Tagged 2020年代Leave a Comment on 2025年総括と2026年展望

『 白の花実 』  -曖昧模糊もほどほどに-

Posted on 2025年12月31日2025年12月31日 by cool-jupiter

白の花実 35点
2025年12月31日 テアトル梅田にて鑑賞
出演:美絽 池端杏慈 蒼戸虹子 門脇麦
監督:坂本悠花里

 

2025年の締めくくりにテアトル梅田へ。

あらすじ

心ならずも全寮制の女子校に転校してきた杏菜(美絽)は、ルームメイトの莉花(蒼戸虹子)と友達になる。しかし、莉花(蒼戸虹子)はある日、命を絶ってしまう。莉花の日記も見つかり、そこに綴られた思いに触れていく杏菜。そして莉花の魂を目にするようになり・・・

 

ポジティブ・サイド

思春期の女子たち、それも生活を共にする者たち特有の距離感がよく表されている。二人部屋、三人部屋でも互いに立ち入るべきではないパーソナルなスペース(必ずしも人間のそばである必要はない)は確かにある。

 

一人でいることを好む者、集団に属すことを好む者、大人への反抗を旨とする者、そうした少女たちの思いは、それぞれが杏菜の思いの体験者であり、代弁者でもあったのだろう。

 

若いキャストばかりで浮ついた、表面的なストーリーになりそうなところを、門脇麦や河井青葉らが引き締めてくれた。

 

ネガティブ・サイド

杏菜も莉花も栞も、ちょっと演技が薄っぺらい。「発声」と「動き」を同時にできていない。これは監督の演出力の不足のせいか。

 

杏菜が霊感を有するという設定の見せ方が下手すぎるし、ドアがバタンと閉まったぐらいで大袈裟に動揺する寮生たちもどうなのか。人魂もあまりにもチープ。人魂が存在するのが悪いのではなく、それが青白く光る球体というのが陳腐すぎる。

 

女子校の寄宿舎に、仮にも父兄とはいえ、男がずかずかと上がり込めてしまうのはセキュリティ上、どうなっているのか。

 

そもそも生徒が飛び降り自殺しているわけで、そこに出てくるのが警察ではなく第三者委員会というのがおかしい。

 

門脇麦の思わせぶりな台詞や、読めそうで読めない日記の記述など、こちらが知りたいことについて、ほとんど明確な答えを得られないまま物語が閉じてしまうのは残念。もちろん、謎を謎のまま放置するのが悪いわけではない。が、明かすべき謎とそのまま残しておくべき謎の峻別が本作はあまりうまく行えていないという印象を持った。

 

総評

脚本や演出がもう一つなのだろうが、一番の問題はおそらく編集。必要なところをカットし、不要なところをつなげてしまったせいで、全体的に木に竹を接ぐようなシーンの連続になってしまった。美少女たちのやりとりで瞬間瞬間は絵になるが、観終わってみると???となる。この一作で見切りをつけるのは早計。坂本悠花里の次回作に期待をしたい。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

boarding school

寄宿学校の意。日本にはほとんど存在しないのではないか。Jovianは大学時代にキャンパス内の寮に4年間住んでいたので、なんとなく寄宿学校の雰囲気は分かる気がする。本作とも共通する寄宿学校の雰囲気を味わいたい向きは、ヘルマン・ヘッセの『 車輪の下 』がお勧めである。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 星と月は天の穴 』
『 ボディビルダー  』
『 YADANG ヤダン 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, E Rank, サスペンス, 日本, 池端杏慈, 監督:坂本悠花里, 美絽, 蒼戸虹子, 配給会社:ビターズ・エンド, 門脇麦Leave a Comment on 『 白の花実 』  -曖昧模糊もほどほどに-

『 アバター ファイヤー・アンド・アッシュ  』 -同じことの繰り返し-

Posted on 2025年12月30日2025年12月30日 by cool-jupiter

アバター ファイヤー・アンド・アッシュ 40点
2025年12月29日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:サム・ワーシントン スティーブン・ラング ゾーイ・サルダナ ウーナ・チャップリン
監督:ジェームズ・キャメロン

 

『 アバター ウェイ・オブ・ウォーター 』の続編ということでチケットを購入・・・ではなくポイントで交換。

あらすじ

クオリッチ大佐(スティーブン・ラング)を撃退したジェイク(サム・ワーシントン)だったが、スパイダーの安全のために彼を風の商人たちと共に基地へ送ることを決断する。しかし、その途上でヴァラン(ウーナ・チャップリン)率いるアッシュ族の襲撃を受け、一家は離散してしまう。さらに、クオリッチが銃器提供を見返りにアッシュ族と手を結び・・・

 

ポジティブ・サイド

映像は確かに素晴らしい。また、スパイダーやキリ、その周辺のキャラクターに対する深堀もされている。

 

一作目と二作目のキャラおよびクリーチャーの復帰も歓迎したい。特にトビウオは汎用性がありすぎ。もし自分で辞書を作れるのなら「キモカワイイ」の挿絵に採用したい。

 

今回はスカイ・ピープル側にも良心の持ち主がいて、彼のささやかな反抗はかなりの破壊をもたらしてくれる。このキャラも、アッシュ族のギャランと共に次作に出てきそう。

 

中途半端な奇跡を起こすばかりだったエイワが、やっと攻撃的な姿勢を見せてくれた。次作は地下世界だと思われるので、巨大地震で地割れを起こして、スカイ・ピープルの基地を一掃してほしい。そして完結編の5作目は成層圏バトル。磁力線の竜巻で宇宙船をことごとく破壊してほしい。

 

ネガティブ・サイド

ナヴィの武器に銃器が本格的に加わってしまったことで、本作のファンタジー要素がはがれ落ち、単なるSFアクションになってしまった。弓矢で戦うところがこの上なくクールだったのに、残念である。

 

キリの出自に関しての情報が明かされるが、それは今さら驚くようなことなのか?ジェイク(のアバター)の方が客観的にはるかにおかしな生まれ(?)に思えるのだが。

 

スパイダーをめぐってのジェイクとネイティリのやりとりはなんだかなあ。これまでの描写からして、その役割、逆ちゃう?

 

そのスパイダーも、基地からあっさりと脱走。人類史上でも最高級に貴重な標本を何だと考えているのか。

 

全体的に言葉が汚すぎ。地球的、もっと言えばアメリカ的な言葉を話すナヴィは、もはやナヴィではなくなりつつある。そもそも一番汚い言葉を話すスパイダーは、誰からそれらを教えられたのか。

 

また、そうした swear words を使った台詞やその他の台詞に、過去の作品からのパクリ的なものが多すぎたという印象を受けた。”You’re our only hope.” は『 スター・ウォーズ 』のレイア姫的だし、”Leave my mother alone, bitch.” は『 エイリアン2 』のリプリーの “Get away from her, you bitch!”にそっくり。またクオリッチ大佐の “Ain’t this a bitch?” も『 フルメタル・ジャケット 』の ”Ain’t war hell?” を彷彿させた。他にも「ん?これはあの映画の台詞では?」というものが多数。オリジナリティはどこへ?

 

総評

一作目は『 ポカホンタス 』を彷彿させて面白かった。二作目は急に陳腐化して、『 アフリカン・ダンク 』になった。本作ではさらにフツーの映画になってしまった。それなりに面白いのだが、似たような展開はいくらでもあり、食傷気味である。次の舞台は地下世界か?映像技術の革新という意味ではシリーズを続ける価値はあるのだろうが。鑑賞中、眠りこそはしなかったものの、10回ぐらいは大きなあくびが出てしまった。それが本作の評価である。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

calibration

元々はcaliber=銃の口径で、動詞化するateがついてcalibrate=銃の射程を測るの意となり、それをさらに名詞化してcalibrationとなっている。技術の世界でキャリブレーションテストと言えば、機器を標準に設定された値に補正するためのテストのこと。JovianはAIを使ってのフィードバックが一定の水準になるように年に数回、キャリブレーションテストを行っている。技術分野の人、あるいは技術の分野に進もうと考えている人は知っておきたい語。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 星と月は天の穴 』
『 ボディビルダー  』
『 YADANG ヤダン 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, D Rank, SFアクション, アメリカ, ウーナ・チャップリン, サム・ワーシントン, スティーブン・ラング, ゾーイ・サルダナ, 監督:ジェームズ・キャメロン, 配給会社:ディズニーLeave a Comment on 『 アバター ファイヤー・アンド・アッシュ  』 -同じことの繰り返し-

『 ナタ 魔童の大暴れ 』 -神仙妖魔の区別なし-

Posted on 2025年12月29日 by cool-jupiter

ナタ 魔童の大暴れ 75点
2025年12月28日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:田村睦心
監督:餃子

 

春ごろに一人で鑑賞したJovian妻曰はく「面白い」とのことだったのでチケット購入。確かに面白かった。

あらすじ

哪吒(田村睦心)は親友の敖丙の魂の消滅を防ぐために、仙人となり、その褒美をもって敖丙の肉体の元を得ようとする。師匠とともに崑崙山の先の仙境に赴いた哪吒は順調に試験をこなしていくが・・・

ポジティブ・サイド

冒頭で前作の内容をダイジェスト的に流してくれるのはありがたい。細かい部分はどうにかして前作を観るしかないのだが、とにかく哪吒と敖丙は『 RRR 』におけるラーマとビームのような関係だと思えばよい。無二の親友となった二人だが、実は戦い合う運命だった二人だと思えばよい。

 

そんな二人が、おそらく前作で肉体的に死亡してエンド、しかし本作はその直後、師匠が二人を肉体的によみがえらせようとするところから始まる。ディズニーアニメはほとんど観ないが、これはまさにディズニーおよびピクサーのノリではないか。ミニオンが出てきても違和感がなさそう。それが不思議に合う。というか、魔童たる哪吒の悲壮感と、それを隠そうとするために作った悪ガキ感にマッチしている。

 

序盤にお下劣かつお笑いシーンがあるが、実はこれが大いなる伏線。無意味なギャグが無意味ではなかった。

 

戦闘シーンは中国の武術と神仙もしくは妖魔の超能力のミックス。それを『 ドラゴンボール 』的に見せてくる。終盤の哪吒は明らかに超サイヤ人と漫画『 HUNTER×HUNTER 』のゴンさんを模しているとしか思えない。明らかにアメリカおよび日本を意識して作られているが、それが中国国内で超絶ヒットしたというのだから興味深い。現代中国人のテイストがそれだけ成熟しているのだろう。

 

最後の最後も『 羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 』にも存在した一種のカタルシスのシーン。こういうのを見ると、儒教的・家父長的な価値観は現代中国にも根強く残っていて、しかし中国人は実はそれを打破したがっているようだ。日本もエンタメを通じて自身の想いをぶちまける、あるいは時代や社会の閉塞感を吹っ飛ばすような願望を込めるということをもっと行っていいし、この点は中国作品から学べるはずだ。

 

ネガティブ・サイド

嘔吐はセーフだと思うが、いっぺんゲロしたものをもう一度食べようとするのはどうなのか。

 

『 封神演義 』の世界観の中で「完璧」という言葉が出てくるのは翻訳としていかがなものか。時代が全然違う。オリジナルの中国語でもそうなのだろうか。ストップなどの外来語を使うのも感心しない。これは吹替だけ?こちらもオリジナルがそうなっているのか?

 

総評

キャラ同士の人間関係や世界観を掴むのに苦労するが、ある程度理解してしまえば、あとはアクションを楽しむのみ。『 羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 』では見られなかった、火尖槍で暴れる哪吒を堪能できる。文字通りの意味での哪吒の三面六臂の活躍が見られる。中国語で上映している劇場はないのだろうか。ぜひ隣に中国人の観客がいる状態で鑑賞してみたい。

 

Jovian先生のワンポイント中国語レッスン

師父

『 羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 』で小黒や偽ムゲンが何度も発していた語。中国語を習っているJovian妻によると、ここで使われている父という漢字は必ずしも男性性を表しているわけではなく、技術や知識を時代に継がせていく役割を担う者という意味らしい。そして師母というのは、師匠の奥さんという意味になるそうな。中国語、難しい・・・

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 星と月は天の穴 』
『 ボディビルダー  』
『 アバター ファイヤー・アンド・アッシュ  』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, B Rank, アクション, ファンタジー, 中国, 田村睦心, 監督:餃子, 配給会社:面白映画Leave a Comment on 『 ナタ 魔童の大暴れ 』 -神仙妖魔の区別なし-

『 WEAPONS/ウェポンズ 』 -Where are the children?-

Posted on 2025年12月16日 by cool-jupiter

WEAPONS/ウェポンズ 65点
2025年12月14日 大阪ステーションシティシネマにて鑑賞
出演:ジュリア・ガーナー ジョシュ・ブローリン ケイリー・クリストファー
監督:ザック・クレッガー

 

子どもが消える、というあらすじ以外なにも知らずに鑑賞。メアリ・クラークの『 子供たちはどこにいる 』的なテイストを期待したが、全然別物だった。

あらすじ

深夜2時17分、17人の子どもたちがベッドを抜け出し、夜の闇の中へ走り去っていった。姿を消したのは、みな同じクラスの子たち。そして一人、アレックス(ケイリー・クリストファー)だけが残された。親たちに疑惑の目を向けられた担任教師ジャスティン(ジュリア・ガーナー)は調査を始めるが、街では奇妙な出来事が起こり始め・・・

ポジティブ・サイド

子どもたちが消えたという事象とその後の余波を、街の様々な人間の視点から見つめていく構成が面白い。最初は教師のジャスティン、次に保護者のアーチャー、続いて警察官のポールと視点が目まぐるしく変わっていく。登場人物ごとに同じものを見ていながら、異なる視点からそれを見ているというのが面白い。

 

一人の視点が別の視点に切り替わる際、常に驚きと恐怖をもたらしてくれるのが新鮮。特にハサミが出てくるシーンはかなりの恐さを感じさせてくれた。また、トレイラーでも特徴的だった子どもたちの走り方だが、あれを大人がやるとかなり怖い。そうそう、その人物絡みで『 ミッドサマー 』以上の人体破壊描写があるので、耐性がない人は鑑賞しない方がよい。

 

途中の人物でギャグもしくはコメディ担当のような人物がいるが、これは必要な措置。普通に考えれば17人もの子ども、それも小学生が一斉に消えたのなら、その行先というか潜伏先は・・・おっと、これ以上は無粋か。ただ観ている側としては「普通に考えれば□□は△△だ」と考えるが、その理由や背景が皆目見当がつかない。そこは終盤に明かされるので、楽しみにしてほしい。

 

ネガティブ・サイド

うーむ、それにしても本作も『 シェルビー・オークス 』同様にかなりの竜頭蛇尾。『 フィールド・オブ・ドリームス 』のレイの奥さんが登場してきたあたりから、ストーリーが一気にきな臭くなる。いや、本当はアーチャーが巨大な幻を空に見た瞬間から「あ、これはアカン」と感じたが、それをもっと確信させられたのが某シーンのテレビで解説されている生き物と、それと同じ発音の属性を持つ人物の登場シーン。そんなんありかと思わせてくれる。No pun intended. 

 

ここから物語は一気に『 ロングレッグス 』的かつ『 ゲットアウト 』的になる。アメリカ人はこういうのが好きなのか?こちとら散々、『 イノセンツ 』的な展開、あるいは小説の『 スラン 』や『 アトムの子ら 』の正反対を行くような展開(それならWEAPONSという不穏なタイトルの説明もつく)を予想していたのに、裏切られた気分である。またはシオドア・スタージョンの『 人間以上 』や映画化もされた『 光る眼 』のように、子どもが子どもだけで何か特別にすごいことをする、あるいは邪悪なことをするという展開にならなかったのは残念で仕方がない。

 

最後の展開はホラーとギャグの紙一重。個人的にはギャグかな。ただ、教育や政治、あるいは戦争に関するメタファーだと言えなくはない。が、それはないか。

 

総評

結局のところ作り手と波長が合うかどうかなのだが、序盤から中盤にかけては文句なしに面白いし、否応なく引き込まれる。記事の副題にさせてもらった Where are the children?=『 子供たちはどこにいる 』も中盤までは超一級のサスペンスかつミステリで、終盤で失速する。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

Woe is me.

「自分はなんてかわいそうなのだろう」という非常にアルカイックな表現。『 はじまりのうた 』での終盤で歌われる Lost Stars の歌詞の一部に Woe is me. があり、そこで知った表現。普通に学習していても、まずお目にかからない表現だが、Subzinなどで調べると映画の台詞では結構ヒットする。ただし、古風かつ大げさな表現であることには注意。わざとらしく自虐する時にだけ使うべし。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 ナイトフラワー 』
『 ナタ 魔童の大暴れ 』
『 消滅世界 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, アメリカ, ケイリー・クリストファー, ジュリア・ガーナー, ジョシュ・ブローリン, スリラー, ホラー, 監督:ザック・クレッガー, 配給会社:ワーナー・ブラザーズ映画Leave a Comment on 『 WEAPONS/ウェポンズ 』 -Where are the children?-

『 シェルビー・オークス 』 -クリシェ満載の竜頭蛇尾-

Posted on 2025年12月14日2025年12月14日 by cool-jupiter

シェルビー・オークス 40点
2025年12月13日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:カミール・サリバン
監督:クリス・スタックマン

 

個人的に大好きで、英語の勉強の参考にさせてもらっていた映画批評家YouTuberのクリス・スタックマンの脚本および監督作品ということでチケット購入。

あらすじ

YouTube配信グループのひとり、ライリーがシェルビー・オークスで疾走した。仲間の惨殺死体が発見されるも、ライリーの行方は不明なまま。12年後、思いがけない形でライリーの失踪と彼女の仲間の死の真相に迫るテープを手にした姉のミア(カミール・サリバン)はライリーを探し出すためシェルビー・オークスへと向かう・・・



以下、本作品および他作品のマイナーなネタバレあり

ポジティブ・サイド

序盤は面白い。YouTubeでの配信というアイデアはリアルだし、そうした人間はどんどん過激なコンテンツを追い求めていく傾向にあるのも事実だ。

 

ヒントの出し方も巧み。いきなりマイルズが死亡するが、その最後の台詞が She finally let me go. であり、この She が誰を指すのかで観る側は疑心暗鬼になる。パラノーマルな現象が起きるシーンで気温が下がるのを吐く息が曇ることで表現するのもうまい。

 

より興味深いシーンはビデオ映像。序盤のライリーのビデオでは、窓の反射に重要なものが移っていることが後に分かるが、それは中盤のライリーのビデオでも窓の反射に注意を払えというヒントになっている。なかなか凝った趣向で、見方を必要最低限だけ提示するという、ある意味で観客を信頼した演出であると言える。

 

そうそう、最後のクレジットで出資者名がずらりと表示されるが、中に Shelby Begayさんというシェルビーの名を冠した人がいる。目に自信があれば探してみよう。

ネガティブ・サイド

ライリーをはじめとしたパラノーマル・パラノイズの面々が遭遇していた超常現象が本物なのか偽物なのかをもっと曖昧に見せるべきだった。誰もいない廃墟の小学校でいきなりドアが閉まるシーンも、カメラをドンピシャのタイミングでそっちに向ければ、「ああ、仕込みね」と思われても仕方がない。そのあたりの虚実をうまく曖昧なままにしておかないと、ホラーやスーパーナチュラル・スリラーの要素が一気に萎む。そして、本作はまさにその愚を犯した。

 

ミアがいきなりシェルビー・オークスに旅立つあたりから一気に物語は陳腐化する。基本的にすべてどこかで観たことのあるシーンや展開のパッチワークで、

 

『 ブレア・ウィッチ・プロジェクト 』
『 オーメン 』
『 ローズマリーの赤ちゃん 』
『 エクソシスト 』
『 へレディタリー/継承 』

 

のようなメジャーどころが頭に思い浮かぶ人が多いはず。

 

突っ込みどころは数々とあるが、ネタバレになるのでやめておく。ただ、どうしてもこれだけは言いたい。クリス・スタックマンは『 ミスター・ガラス 』のネタバレ・レビューで 

 

One of them should have realized he could just cover their eyes 

 

とまっとうな批判をしていたが、同じように言わせてもらえば、 

 

Either Mia or Riley should have realized she could just close the curtains 

 

となるだろうか。

 

街の衰退をひとりの人物に結び付けるのはあまりにも非合理的。そして、その理由が悪魔に憑かれていたというのはもっと非合理。そして、ミアがそう信じる契機が囚人のコメントって・・・

 

また冒頭で死亡するマイルズの刑務所入りの期間を2002年~2007年の5年間としているが、これは6年間の間違いでは?単純ミスではすまない。なぜなら、この期間にライリーの夜驚症が収まっていたことになっているから。なんでこんな設定レベルのところでミスるかな・・・

 

謎の老婆というホラーでは見飽きた設定をここでも採用。悪魔よ、本当にことを為したいなら、使うのは老婆ではなくもっと若い女性もしくは男性だぜ・・・

 

総評

料理評論家が料理の達人でないのと同様、映画のレビュワーが必ずしも優れた映画監督とは限らない・・・と結論付けるのは早い。クリスが自分の我を通した結果がこうだったのか、それとも手慣れたスタッフたちの意見に耳を貸してこうだったのかで、評価は大きく分かれるはず。ただ、いずれにしろ、映画の出来についての評価を最終的に負うのは脚本家であり監督。その意味で決して良いデビュー作であるとは言えない。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

abandon

捨てる、の意味。ごみを捨てるのではなく希望や乗っている乗り物、住んでいる土地などを捨てるという文脈で使う。『 果てしなきスカーレット 』でも地獄門にラテン語でRelinquite omnem spem, vos qui intratis と刻まれていたような。英語にすると Abandon hope, all ye who enter here. で「ここに入る者は希望を捨てよ」となる。 戦争映画などでは Abandon ship! や Abandon Area 3! のように使われる。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 ナイトフラワー 』
『 WEAPONS/ウェポンズ 』
『 ナタ 魔童の大暴れ 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, D Rank, アメリカ, カミール・サリバン, ホラー, 監督:クリス・スタックマン, 配給会社:KADOKAWALeave a Comment on 『 シェルビー・オークス 』 -クリシェ満載の竜頭蛇尾-

『 ネタニヤフ調書 汚職と戦争 』 -他国のスキャンダルと思うことなかれ-

Posted on 2025年12月8日2025年12月8日 by cool-jupiter

ネタニヤフ調書 汚職と戦争 65点
2025年12月5日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:ベンヤミン・ネタニヤフ
監督:アレクシス・ブルーム

 

簡易レビュー。

あらすじ

イスラエルで長期政権を築くベンヤミン・ネタニヤフ。しかし数々の贈収賄疑惑から当局による取り調べを受けていた。彼自身への尋問およびネタニヤフの妻サラやその他多くの関係者の取り調べから見えてきた構図とは・・・

ポジティブ・サイド

日本では国会議員はごくまれにしょっ引かれるが、ほとんど不起訴。それと同じことがイスラエルでも起きているらしい。元大統領がほとんど逮捕・起訴される韓国はたいしたものだと感心させられる。

 

本邦で言えば安倍晋三あたりから明らかに権力者のふるまいが変質したが、彼もある意味で妻に翻弄されていたところがネタニヤフとの共通点。そして贈収賄の疑いが非常に濃かった点も似通っている。困ったときの北朝鮮頼みと、困ったときのハマス叩きというのも共通点だと言えよう。

 

民主主義がポピュリズムと結びつき、さらに仮想的を見つけた時にどのような悲劇が起こりえるのか。まさに我々はそれをリアルタイムで目撃させられていると言える。

 

ネガティブ・サイド

アメリカ議会でのネタニヤフの演説をフルで、とは言わないまでも、もっと長く見せてほしかった。そうすることでアメリカがいかに恣意的に敵と味方を区別しているのかがもっとわかりやすくなったはず。

 

警察の質問の仕方が直球過ぎ。それでは落とせるものも落とせない。それに、もっときわどい質問や、威嚇するような取り調べもあったはずだが、そういった部分をカットしてしまったのは腰が引けていると言わざるを得ない。

 

総評

某極東の島国でも首相が「そんなことより~」と答弁したのが話題になったが、彼女とネタニヤフのやり口は同じ。すなわち国民の内政面への不満を外敵に向けるというもの(そんなことより発言はその文脈で発せられたものではなかったが)。賢明なる映画ファンは、現政権が利益誘導万歳の麻生派によって支えられ、かつ裏金議員万歳の高市による組閣で行政が動いていることと、また自民党のDNAに刻み込まれていると言ってよい献金万歳主義とネタニヤフ政権の共通点の多さに慄然とすることだろう。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

turn ~ upside down

~を(上下逆さまに)ひっくり返すの意。物理的な意味でも比ゆ的な意味でも使う。This news will turn the current administration upside down. = このニュースが明るみに出れば、現政権は上を下への大騒ぎとなるだろう、のように使う。

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, アメリカ, イスラエル, ドキュメンタリー, ベンヤミン・ネタニヤフ, 監督:アレクシス・ブルーム, 配給会社:トランスフォーマーLeave a Comment on 『 ネタニヤフ調書 汚職と戦争 』 -他国のスキャンダルと思うことなかれ-

『 羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 』 -MX4D鑑賞-

Posted on 2025年11月30日 by cool-jupiter

羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 80点
2025年11月30日 TOHOシネマズ難波にて鑑賞
出演:花澤香菜 宮野真守 悠木碧
監督:MTJJ

 

4DXかMX4Dで迷った末、ロケーションから難波=MX4Dを選択。

あらすじ

シャオヘイ(花澤香菜)は師匠のムゲン(宮野真守)と共に修行の日々を送っていた。しかし、ある時、会館の一つが襲撃を受けた。その容疑者とされてしまったムゲンは、ナタの屋敷に軟禁状態となる。シャオヘイは姉弟子ルーイエ(悠木碧)と共に真相究明に乗り出すが・・・

ポジティブ・サイド

詳細は『 羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 』参照のこと。

 

バトルシーンや飛行機のシーンでは、MX4Dの真価が発揮されていた。それ以外のルーイエとシャオヘイの追跡シーンでも浮遊感や疾走感を味わうことができた。

 

3度目の鑑賞となると細かい点にも気付くことができる。冒頭のムゲンの料理シーンの直後にファーストフード(おそらくデリバリー)をムゲンとシャオヘイが食べていたり、逆に鶏の数が足りないと気付いたムゲンのシーンの直後にルーイエが乞食鶏を作っていたり、色々と食に関する中国人のこだわりが感じ取れた。

 

そのルーイエも厳しくも優しい。疲れ果てたシャオヘイのために車を徴用したり、飛行機でわざわざシャオヘイを窓側に座らせてあげたりと、姉弟子としてというよりも一人の妖精として元々持っている優しさが垣間見えた。

 

ネガティブ・サイド

詳細は『 羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 』参照のこと。

 

ルーイエがシャオヘイを初めて名前で呼ぶのは「頼りにしてる」のところの方が望ましかった。

 

総評

吹替えだったので観客にはほとんど中国人がいなかった(中国語っぽい話し声が聞こえたので少数はいたかも)が、それでも70~80人は入っていたかな。+1300円をものともしないファンが結構いるようだ。中には「昨日見た4DXよりMX4Dの方がええよな?」「うん」という会話をしていた女性二人組もいた。今風に言えば羅小黒の沼に落ちた、となるだろうか。「真実」という謎めいた言葉の意味をあれこれ考えているが、それは3で明らかになるのだろう。2年以内に続編が見たい。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

Open fire.

Cease fire. が「撃ち方止め」なら、Open fire. は「撃ち方始め」である。これも戦争映画ではお馴染みの表現。似たような表現に open war がある。これは読んで字のごとく「開戦する」の意。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 ナイトフラワー 』
『 ネタニヤフ調書 』
『 WEAPONS/ウェポンズ 』

 

現在、【英会話講師によるクリティカルな映画・書籍のレビュー】に徐々に引っ越し中です。こちらのサイトの更新をストップすることは当面はありません。

I am now slowly phasing over to https://jovianreviews.com. This site will continue to be updated on a regular basis for the time being.

 

羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 80点
2025年11月30日 TOHOシネマズ難波にて鑑賞
出演:花澤香菜 宮野真守 悠木碧
監督:MTJJ

 

4DXかMX4Dで迷った末、ロケーションから難波=MX4Dを選択。

 

あらすじ

シャオヘイ(花澤香菜)は師匠のムゲン(宮野真守)と共に修行の日々を送っていた。しかし、ある時、会館の一つが襲撃を受けた。その容疑者とされてしまったムゲンは、ナタの屋敷に軟禁状態となる。シャオヘイは姉弟子ルーイエ(悠木碧)と共に真相究明に乗り出すが・・・

 

ポジティブ・サイド

詳細は『 羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 』参照のこと。

 

バトルシーンや飛行機のシーンでは、MX4Dの真価が発揮されていた。それ以外のルーイエとシャオヘイの追跡シーンでも浮遊感や疾走感を味わうことができた。

 

3度目の鑑賞となると細かい点にも気付くことができる。冒頭のムゲンの料理シーンの直後にファーストフード(おそらくデリバリー)をムゲンとシャオヘイが食べていたり、逆に鶏の数が足りないと気付いたムゲンのシーンの直後にルーイエが乞食鶏を作っていたり、色々と食に関する中国人のこだわりが感じ取れた。

 

そのルーイエも厳しくも優しい。疲れ果てたシャオヘイのために車を徴用したり、飛行機でわざわざシャオヘイを窓側に座らせてあげたりと、姉弟子としてというよりも一人の妖精として元々持っている優しさが垣間見えた。

 

ネガティブ・サイド

詳細は『 羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 』参照のこと。

 

ルーイエがシャオヘイを初めて名前で呼ぶのは「頼りにしてる」のところの方が望ましかった。

 

総評

吹替えだったので観客にはほとんど中国人がいなかった(中国語っぽい話し声が聞こえたので少数はいたかも)が、それでも70~80人は入っていたかな。+1300円をものともしないファンが結構いるようだ。中には「昨日見た4DXよりMX4Dの方がええよな?」「うん」という会話をしていた女性二人組もいた。今風に言えば羅小黒の沼に落ちた、となるだろうか。「真実」という謎めいた言葉の意味をあれこれ考えているが、それは3で明らかになるのだろう。2年以内に続編が見たい。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

Open fire.

Cease fire. が「撃ち方止め」なら、Open fire. は「撃ち方始め」である。これも戦争映画ではお馴染みの表現。似たような表現に open war がある。これは読んで字のごとく「開戦する」の意。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 ナイトフラワー 』
『 ネタニヤフ調書 』
『 WEAPONS/ウェポンズ 』

 

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『 羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 』 -絶対領界音域&字幕版鑑賞-

Posted on 2025年11月16日2025年11月16日 by cool-jupiter

羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 80点
2025年11月15日 Tジョイ梅田にて鑑賞
出演:花澤香菜 宮野真守 悠木碧
監督:MTJJ

 

前回は吹き替え版だったので、今回は字幕版を鑑賞。

あらすじ

シャオヘイ(花澤香菜)は師匠のムゲン(宮野真守)と共に修行の日々を送っていた。しかし、ある時、会館の一つが襲撃を受けた。その容疑者とされてしまったムゲンは、ナタの屋敷に軟禁状態となる。シャオヘイは姉弟子ルーイエ(悠木碧)と共に真相究明に乗り出すが・・・

 

ポジティブ・サイド

詳細は『 羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 』参照のこと。

 

劇場は9割ぐらい埋まっていたが、おそらく半分は在日中国人ではなかったか。Jovianの隣とその隣も間違いなく中国人だった。何が面白かったかというと、そのリアクション。こちらはわずか1週間のインターバルで二度目の鑑賞なので記憶が非常にフレッシュ。しかし、彼女たちはおそらくこれが初の鑑賞。ということで、中国人の素のリアクションが間近で体験できて面白かった。

 

ナタの屋敷にムゲンが感心しているところで、ナタが自室の戸をパッと開けたシーンでは劇場のあちこちから失笑が漏れていた。ナタのゲームシーンもかなり笑いが聞こえたな。またナタがついにバトルに立ち上がるシーンでは、隣の隣の女子は体は座りながらも上半身はシャドーボクシングをしていた。また最終盤の某キャラの勘違い台詞でも劇場のあちこちから笑い声が聞こえた。とにかくナタは中国人にかなり愛されているようである。

 

字幕で鑑賞したが、中国人声優の声の演技に違和感は全くなし(まあ、当たり前だが)。日本語吹き替えは、オリジナルの声を相当に意識して作られたものだろう。シャオヘイ、ムゲン、ルーイエ、その他のキャラの声は極めて自然だった。月末にもし4DXかMX4Dで鑑賞するなら字幕版を選びたいと思った。

 

『 ウインド・リバー 』で触れられていた「死を受け入れろ。そうすれば死者は思い出の中で笑ってくれる」という真理を、本作は豊かな映像で示す。ルーイエというキャラクターを早い段階ではなく最後に描き切ることで、師姐たるルーイエが、師匠の視点から小黒を観ることができるようになったという彼女の変化と成長を実感させるという手法には唸らされた。ルーイエというキャラクターに悲劇的なドラマの背景を与えつつも、女性性を一切持たせないところが中国アニメと日本アニメの違いか。

 

ネガティブ・サイド

詳細は『 羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 』参照のこと。

 

某国で300年前に妖精が滅ぼされたというのは、かなり真に迫っている。1720年前後のアメリカはネイティブ部族が戦争で敗北し、ビーバーに代表されるネイティブの生物が狩り尽くされた時代。それと同時期に妖精が姿を消したというのは説得力があるが、これはちょっと身贔屓が過ぎないか。中国でも『 再会長江 』で描かれたように、少数民族は苦境に置かれていて、その原因の多くは中央政府たる共産党の政策によるものではないか。

 

と、まあ、政治的にフェアな描写がされているかというと怪しいが、それは米国にもそっくりそのまま当てはまる批判ではある。

 

総評

中国人の反応は楽しめた。今度はアメリカ人、もしくはカナダ人の友人と観てみたいが、英語吹替えや英語字幕は not available のようである。Tジョイ梅田の映画宣伝ポスターや予告編の多くが美少女を売りにしたアニメになっていて、ガラパゴス化はある意味で正しいが、正しいからといって世界的に売れるとも限らないと思わされた。”The most personal is the most creative.”というスコセッシ翁の言葉を少し変えさせてもらえば、”The most indigenous is the most universal.”となるだろうか。ジブリ映画はかつてそうだった。中国アニメが今後その跡を継いでいくかどうか注視したい。

 

Jovian先生のワンポイント中国語レッスン

姐

『 シスター 夏のわかれ道 』で紹介した姉=姐=ジエ。今作では師姐=シージエとして多用されている。日本語にすると姉弟子か。ちなみに師匠は師父=シーフーとなっている。日本もそうだが、韓国や中国は相手を肩書で呼ぶ、あるいは肩書を尊称として名前に付けて呼ぶことが非常に多い。シージエ、シーフー以外に大人=ダーレンも多用されている。字幕版を鑑賞する人は、これらにも耳を傾けてみよう。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 ミーツ・ザ・ワールド 』
『 ひとつの机、ふたつの制服 』
『 ある精肉店のはなし 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, A Rank, アニメ, ファンタジー, 中国, 宮野真守, 悠木碧, 監督:MTJJ, 花澤香菜, 配給会社:アニプレックスLeave a Comment on 『 羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 』 -絶対領界音域&字幕版鑑賞-

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