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英会話講師によるクリティカルな映画・書籍のレビュー

サラリーマン英語講師が辛口・甘口、両方でレビューしていきます

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カテゴリー: 国内

『 キングダム 運命の炎 』 -キャラ映画になってきた- 

Posted on 2023年8月5日 by cool-jupiter

キングダム 運命の炎 65点
2023年7月29日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:山崎賢人 吉沢亮 大沢たかお 杏
監督:佐藤信介

同僚の突然死やら自分自身のMRSA感染などもあり、簡易レビュー。

あらすじ

秦軍主力の韓への侵攻の隙を突いて趙が秦に侵攻。秦は大将軍・王騎(大沢たかお)を総大将に任命。その王騎から中華統一の動機を問われた秦王政(吉沢亮)は、かつての恩人・紫夏(杏)と果たした約束を語り・・・

ポジティブ・サイド

原作で最も面白い馬陽防衛戦とそこに至るまでの過程がきっちり実写化されている。山崎や吉沢、大沢たかおのキャラ再現度は相変わらず高い。飛信隊の面々もなかなか。ひょうきんだが熱情があり、そして思いやりもある。続編では・・・

趙の面々も濃い。原作ではかなり粘った馮忌をあっさりと料理したのは英断。

闇商の紫夏に杏がはまり役。漫画の実写化もここまで忠実にやると、それはそれで面白い。

ネガティブ・サイド

蒙武の見せ場が少なすぎ。

李牧の配役だけはちょっと違和感。もともとこの役者が演じるという噂はあったが、ここで実写御用達俳優を起用するのはちょっと違うのでは?龐煖を演じる役者もなんか違うような気がする。鵜堂刃衛(白字)はめちゃくちゃ似合っていたのだが。

総評

すべては続編の馬陽防衛戦の後半次第か。原作で最もドラマチックな戦いとなるが、「俺たちの戦いはこれからだ!」になるのか、それとも更なる続編製作に舵を切るのか。単純な漫画の実写化として見れば、キャラの再現度が非常に高いので、そこは評価できる。

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

pay it forward

人から受けた恩を別の人に返す、の意。上方芸人の世界では、師匠やベテランは弟子や後輩に気前よく芸事を教えたり、あるいは飯をおごったりする。それを次世代につなげていく伝統がある。まさに pay it forward だ。Jovianは大学時代に寮で暮らしていて、まさにそういう伝統を体験してきた。廃寮になるまで、我が第一男子寮には pay it forward の精神は生きていたのだろうか。

次に劇場鑑賞したい映画

『 イノセンツ 』
『 658km、陽子の旅 』
『 神回 』

現在、【英会話講師によるクリティカルな映画・書籍のレビュー】に徐々に引っ越し中です。こちらのサイトの更新をストップすることは当面はありません。

I am now slowly phasing over to https://jovianreviews.com. This site will continue to be updated on a regular basis for the time being.

Posted in 国内, 映画Tagged 2020年代, C Rank, アクション, 吉沢亮, 大沢たかお, 山崎賢人, 日本, 杏, 監督:佐藤信介, 配給会社:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント, 配給会社:東宝Leave a Comment on 『 キングダム 運命の炎 』 -キャラ映画になってきた- 

『 君たちはどう生きるか 』 -宮崎駿の遺言-

Posted on 2023年7月23日 by cool-jupiter

君たちはどう生きるか 70点
2023年7月15日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:山時聡真
監督:宮崎駿

『 風立ちぬ 』以来の宮崎駿の監督作品。これは一種の遺言だと思われる。本作は前情報が全くない状態で公開され、世間のレビュワー諸賢もネタバレにならないように慎重に本作を評している。なのでJovianもネタバレを割けてレビューをしたい。

 

あらすじ

眞人(山時聡真)は病院火災で最愛の母を亡くした。失意の父と共に田舎に疎開することになった眞人は、そこで不思議なアオサギに出会う。アオサギは眞人に「母親はまだ生きている」と告げてくる。眞人はアオサギを追って、離れにある不思議な塔に足を踏み入れて・・・

ポジティブ・サイド

ジブリ映画の集大成。といっても『 となりのトトロ 』や『 魔女の宅急便 』ではなく、『 千と千尋の神隠し 』や『 ハウルの動く城 』、『 崖の上のポニョ 』的な世界観が強く打ち出されている。思慕と別離の世界だ。

 

眞人が迷い込む世界は時の流れを超越した世界。そこでは過去と未来、生と死が混在している。二重らせんならぬ一重らせんはなかなかユニーク。コウノトリならぬペリカンがそれを食べる。なんというカオス。

 

その世界の深奥に鎮座ましますのは宮崎駿その人。世界はおもちゃ。しかしそれはもう崩壊する。誰かが新しいおもちゃを作らなければ。『 ネバー・エンディング・ストーリー 』的で、虚無が世界を覆う時、誰かが物語ることで世界を再生させなければならないということか。

 

物語として見ればイマイチかもしれないが、自伝かつ遺書だと思って鑑賞すれば、様々な解釈=メッセージが受け取れる良作だろう。我々はこの混迷の世界を生き残れるのか。我々はこの世界に真の友を持つことができるのか。我々は後継者を残すことができるのか。メッセージの受け取り方はなんでもいい。何かを感じ取れれば、それだけで充分。

ネガティブ・サイド

これはもうしゃーないのだが、やっぱり本職の声優を使ってくれないと、一発で醒めてしまう時がある。某女性キャラの声は聞いた瞬間に〇〇だなと分かってしまう。もちろんそういう声優もいるが、その場合に思い浮かぶのは声優の名前であって顔ではない。俳優や女優の場合、その人間の顔が思い浮かんでしまう。これはもう宮崎駿作品を観る時の修行というか、心構えだろう。不承不承に受け入れるしかない。

 

キリコが眞人を救出してくれた、あの石舞台古墳みたいなものは結局何だったのだろうか。

 

総評

普通に面白い。前情報なしでも楽しめる。ただし純粋なエンタメとして鑑賞するにはメッセージ性が強すぎるとも感じる。ジブリ作品をリアルタイムで追うことができなかった若い世代からすると、老い先短い老人がえらく説教臭い作品を作ったな、ぐらいにしか感じないかもしれない。コロナ禍で『 風の谷のナウシカ 』や『 もののけ姫 』がリバイバル上映されたが、ああいう試みを日本映画界はもっとやっておくべきだった。大学の後期が始まったら、若い世代に本作の感想をちょこっと聞いてみよう。宮崎の問いは40代ではなく10代に向けられているはずだから。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

heron

サギの意。鳥は非常に数が多いが、人間に馴染みのある動物でもある。少し田舎に行けば、あるいは水田や、それなりの池がある地域なら目にすることが多いだろう。NPBやMLBに将来、The Blue Herons なるチームが誕生するかもしれない。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE 』
『 658km、陽子の旅 』
『 神回 』

 

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Posted in 国内, 映画Tagged 2020年代, B Rank, アニメ, ファンタジー, 山時聡真, 日本, 監督:宮崎駿, 配給会社:東宝Leave a Comment on 『 君たちはどう生きるか 』 -宮崎駿の遺言-

『 交換ウソ日記 』 -セクハラのオンパレード-

Posted on 2023年7月19日 by cool-jupiter

交換ウソ日記 40点
2023年7月14日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:桜田ひより 高橋文哉
監督:竹村謙太郎

妻が映画.comを見て、「これ☆4.1やで。漫画の出だしも面白かったし行こう」と言う。何か嫌な予感がしたので無料鑑賞クーポンを発行。この選択は正解だった。

 

あらすじ

黒田希美(桜田ひより)は、移動教室の机の中に「好きだ」と書かれた手紙を見つける。送り主は学校一のイケメン、瀬戸山潤(高橋文哉)からだった。希美は恐る恐る返事をしたため潤の靴箱に入れたことから、二人の交換日記が始まった。しかし、潤が告白した相手は実は希美の親友の江里乃だった・・・

ポジティブ・サイド

Line や Instagram のDM全盛のご時世に紙のノートで交換日記というのは実に微笑ましい。今どきの高校生がそんなことをするとは思えないが、それだけに二人が日記のやりとりに夢中になるのが分かる。多くの高校生の恋愛ものが告白するまでがゴールなのに対し、本作は告白から始まる、なおかつ相手を間違えるというところがユニーク。これはアイデアの勝利と言える。

 

主演の桜田ひよりは『 妖怪人間ベラ 』や『 映像研には手を出すな! 』での謎めいた美少女役が印象に残っている。本作では自分の中身がないようでいて芯のある高校生を上手く演じた。自分を表現するのが苦手なだけで、放送部員として時々流す音楽が自己表現の手段になっているという演出は悪くない。自分の気持ちに素直でありたいがゆえに自分を偽り親友を裏がってしまうという罪悪感を、薄幸そうな見た目にも乗じて上手く表出していた。

 

男で壊れる女の友情や、女同士の仲直りはテンプレ通りで及第点。全体的には落ち着くべき地点にしっかりと落ち着いたなという印象。

 

ネガティブ・サイド

ヒーローであるべき瀬戸山が全然それっぽくない。勉強ができないのはいいとしても、肝心のサッカーめちゃくちゃ下手くそなのには苦笑せざるを得なかった。もうちょっと練習しようや。それか監督がもっと役者を追い込まんと。江里乃のバスケも同様。ドリブルした瞬間に素人だとバレる。練習していたわけではないが、『 ショーシャンクの空に 』で数時間にわたって黙々とキャッチボールをしたと言われるモーガン・フリーマンを少しは見習うべし。

 

あとは瀬戸山の希美に対する目に余るセクハラの数々。原作は小説らしいが、どれくらいこういう描写があるのか。それとも映画化に伴って脚本家が色々と詰め込んできたのか。女子の髪の毛やらほっぺたやらを触る邦画は過去にもあったが、本作は酷過ぎ。本邦のアホな中学生高校生大学生男子が本作を観て、「そうか、好きな子にはこうやってアプローチしたらいいのか」と勘違いしないことを切に祈る。というか、今あっさりとネタバレしたけど、ええやろ。

 

交換日記というアイデアは悪くないのだから、後はそれがどうバレるのかというサスペンスを盛り上げなければならないが、その仕込みがあまりにもあからさますぎ。球技大会にかこつけず、なにかもっと別のもの、たとえば黒板の板書とか、放送室のすぐ外の掲示物とか、もっとさりげないヒントを出せたはず。おかげで中盤以降は惰性で観てしまった。

 

最後のエピローグも蛇足。もしやるなら希美が潤を完全に尻に敷く展開でないと意味がない。告白大失敗エピソードがその後の二人の力関係を決定づけてしまった、というのなら分かるが、そうなっていない後日談に意味などあるのか。

 

総評

本作は『 シラノ 』でお馴染みのシラノ・ド・ベルジュラックの変則バージョンなのだが、演出面が非常に弱い。というかJovian妻が読んだ漫画によると江里乃は瀬戸山をにくからず思っているそうだが、何故そこを変えた?そのせいで交換ウソ日記の内容に関して希美が葛藤するシーンが減ってしまった。脚本には自分の願望ではなく面白いアイデアを詰め込んでほしい。デートムービーにはならない。とにかくセクハラシーンが多すぎる。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

Nothing lasts forever.

「永遠に続くものは何もない」、「何事もいつかは終わりを迎える」の意。劇中でも同様のナレーションがあった。良い状態・状況にも悪い状態・状況に対しても使う。コロナ禍や不景気でもいいし、付き合い始めや新婚のラブラブムードに対して使ってもいい。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 君たちはどう生きるか 』
『 ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE 』
『 探偵マリコの生涯で一番悲惨な日 』

 

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Posted in 国内, 映画Tagged 2020年代, D Rank, ラブロマンス, 日本, 桜田ひより, 監督:竹村謙太郎, 配給会社:松竹, 高橋文哉Leave a Comment on 『 交換ウソ日記 』 -セクハラのオンパレード-

『 1秒先の彼 』 -リメイク成功-

Posted on 2023年7月16日 by cool-jupiter

1秒先の彼 65点
2023年7月9日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:岡田将生 清原果耶
監督:山下敦弘

 

『 リンダリンダリンダ 』や『 もらとりあむタマ子 』の山下敦弘監督が台湾の『 1秒先の彼女 』をリメイク。まあまあ面白かった。

あらすじ

何事もワンテンポ早いハジメ(岡田将生)に齢30にしてモテキ到来。路上ミュージシャンのサクラコとの宇治での花火大会デートの当日、気が付けばその日は過ぎていた。失くした一日の謎を追い求めるハジメの陰に、何事もワンテンポ遅いレイカ(清原果耶)がいて・・・

ポジティブ・サイド

原作とは主人公たちの性別が逆だが、それはそれで成功していると思う。岡田将生演じる能天気京都人には笑った。まさに「京都人の脳内地図」(←気になる人はググるべし)の持ち主。Jovianは表現者としての岡田将生はあまり評価してこなかったが、本作の演技はまあまあ良かったと感じた。

 

サクラコ役も当然ながら原作とは性別逆転しているが、これも良かった。タチの悪い男よりもタチの悪い女と対比させた方が、真のヒロインの輝きが増す。

 

その真ヒロインを演じた清原果耶は、これまで『 デイアンドナイト 』や『 護られなかった者たちへ 』では社会のダークな一隅に生きる女子だったり、あるいは『 宇宙でいちばんあかるい屋根 』のような人と人との交流ファンタジーや、『 まともじゃないのは君も一緒 』など、一筋縄ではいかないヒロイン像を打ち出すなど、少女漫画の実写化ヒロインを演じてこなかったというところでポイントが高い。

 

原作の肝だった、消失した一日の中での男の純粋な(それゆえにキモイ)行動の数々をしっかり再現したのも素晴らしい。そして純粋さとキモさを両立させたところも特筆できる。今後も、unorthodox なヒロインを演じ続けてほしい。

 

ラブコメとして間違いなく標準以上の面白さ。デートムービーに最も適しているはず。

 

ネガティブ・サイド

原作の弱点、すなわち「今日は月曜日だ」という街の人々の答えがやはり腑に落ちない。その答えはどう考えてもおかしい。

 

また、ハジメの消えた一日に対して、これでもかと説明が加わったのは個人的にはやりすぎだと感じる。またハジメとレイカ以外のキャラが ”そこ” で動いてしまうのにもとんでもない違和感が。一応説明はされるのだが、その理屈で行けばもっと頻繁にタイムストップが起きていることになる(はず)。

 

クドカンの脚本であるため、必要以上にキャラに走りすぎてストーリーがちょっと・・・というところがある。ハジメの家族のサブストーリーはばっさり削ってよい。ハジメとサクラコ、その裏で進むレイカの物語だけに集中した方が、もっと濃密かつ効率的なストーリーテリングができたはず。

総評

ちょうど6月に夫婦で天橋立観光に行ってきたところなので、本作は非常に楽しめた。天橋立を挟むことで、ハジメとレイカの二人が star-crossed lovers であることがより強調されたように思う。突っ込みどころもいっぱいあるのだが、一途な片想いが両想いに変わるという物語そのものは陳腐だが、その過程が極めてユニーク、それゆえに面白い。原作鑑賞済みでもチケット購入の価値はある。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

What day is it today?

「今日は何曜日ですか?」の意味。夜勤だったり、土日勤務があるような仕事の人が使う印象がある。Jovianのように大学の授業に携わったりしている場合もたまに使うかな。曜日ごとに授業の内容が決まっているクライアントもあるので。自分が使わなくても、いきなり尋ねられることもあるかもしれないので、とりあえず知っておくべき表現。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 探偵マリコの生涯で一番悲惨な日 』
『 君たちはどう生きるか 』
『 交換ウソ日記 』

 

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Posted in 国内, 映画Tagged 2020年代, ファンタジー, ラブコメディ, 岡田将生, 日本, 清原果耶, 監督:山下敦弘, 配給会社:ビターズ・エンドLeave a Comment on 『 1秒先の彼 』 -リメイク成功-

『 忌怪島 きかいじま 』 -夏恒例の糞ホラー-

Posted on 2023年7月12日 by cool-jupiter

忌怪島 きかいじま 20点
2023年7月8日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:西畑大吾 山本美月 當真あみ
監督:清水崇

簡易レビュー。

 

あらすじ

VR研究チーム“シンセカイ”の片岡(西畑大吾)は、父親の死をきっかけにある島を訪れる。自らの研究によって父が最後に見た光景を再現したところ、不可解な現象が観測された。そこから島では不可解な死亡事件が発生。片岡は環(山本美月)とともに真相を解明しようとするが・・・

ポジティブ・サイド

密室のオフィスなのに、水の中へドボンというのはなかなかシュール。パソコンやら何やらの機器に囲まれた環境が一気に恐怖空間と化すのも悪くない。

 

VR世界と現実世界をつなぐというアイデアは悪くない。小説『 リング 』の続編である『 ループ 』や『 エス 』は当時は革新的だったが、今後は本作のようなデジタルなホラーというジャンルがどんどん開拓されていくのだろう。

 

ネガティブ・サイド

リアリティがさっぱり。というか、基本的にどこかで見たシーンばかり。

 

また主要キャラがアホの集まり。霊能者の婆さんは有能だが役立たず。シンセカイのメンバーも、鳥居があちらとこちらをつないでいると聞いたのなら、その鳥居の場所を尋ねろ。闇雲に探し始めて、見つからないから婆さんに聞こう、ってアホかいな・・・ 全編だいたいこんな感じで動くので、見ていて本当にイライラした。

 

浅瀬とはいえ、海面に浮かんでいる鳥居を女子二人が引っ張ってきたというのは、膝どころか足首すら濡れていないのは何故なのか。海水べったりのはずの鳥居が、マッチの火だけであっさりと灰と化すのも解せない。灯油でもぶっかけていたとでも言うのか。

 

イマジョの呪いや島の閉鎖性というのも、結局は『 犬鳴村 』や『 牛首村 』と同工異曲。クライマックスで笹野高史演じるシゲルの秘密も、エドガー・アラン・ポーの『 黒猫 』かいな。清水崇のクリエイティビティは完全に枯渇したのだろう。

 

オチも結局『 犬鳴村 』路線だろうなと思わせて、やっぱりその通り。『 マトリックス レザレクションズ 』がなぜ駄作だったのか。それと同じ轍を思いっきり踏みに行くのは、果たして何故なのか。故意にクソ映画を作りに行っているのだろうか。

 

総評

夏恒例の糞ホラーとしか言えない。ところどころに面白いシーンはあるのだが、それが持続しない。清水崇もそのスタッフたちも、もはやテンプレ通りの作業で映画を作っているとしか思えない。まあ、それでもJovianのひとつ前の座席ではカップルが時々小声でワーとかキャーとか言いながらくっついていた。おそらく日本中でこういう光景が見られる限り、本作のようなゴミが作られ続けるのだろう。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

glitch

劇中ではバグという言葉が使われていたが、バグはプログラミングのミスで再現性があるものを指す。正しくは様々な要因から一時的に発生しうるエラーであるグリッチがふさわしい。別にIT畑の人間ではないJovianでもこれぐらい知っている。なので西畑大吾演じる片岡にリアリティを感じられなかった。『 シュガー・ラッシュ 』のヴァネロペのあだ名がGlitch だったと思い出せる人はかなりの映画通かつ英語通であろう。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 探偵マリコの生涯で一番悲惨な日 』
『 Pearl パール 』
『 君たちはどう生きるか 』

 

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Posted in 国内, 映画Tagged 2020年代, E Rank, ホラー, 山本美月, 日本, 當真あみ, 監督:清水崇, 西畑大吾, 配給会社:東映Leave a Comment on 『 忌怪島 きかいじま 』 -夏恒例の糞ホラー-

『 リバー、流れないでよ 』 -タイムループものの秀作-

Posted on 2023年7月10日 by cool-jupiter

リバー、流れないでよ 70点
2023年7月2日 TOHOシネマズ梅田にて鑑賞
出演:藤谷理子
監督:山口淳太

嫁が観たいというのでチケット購入。『 MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない 』に次ぐタイムループものの秀作だった。

 

あらすじ

京都・貴船の老舗旅館で働くミコト(藤谷理子)は、ある時、自分が特定の2分間を繰り返していることに気づく。そしてそれは自分だけではなく、旅館の他の従業員や宿泊客も同じだった。一同は何とかしてループから抜け出そうと知恵を絞るが・・・

ポジティブ・サイド

タイムループものは小説でも映画でも数多く生み出されてきたが、ループの幅が2分というのは異例の短さではないだろうか。本作は2分という限られた時間のループをひたすら繰り返すことで、「次はどうなる?」、「え、これってどういうこと?」という観る側の思考を次から次に刺激してきて飽きさせない。

 

キャラクターたちの掛け合いも、基本全員が関西人(京都人)なのでノリがいい。高速の会話劇が旅館内部で、時には道路を挟んだ別館まで巻き込んで、従業員たち、そして宿泊客たちも巻き込んで、毎ループごとに少しずつ物語を進めていく。

 

途中で、ループの真相というか原因が明かされ、「まあ、京都やしな」と一瞬納得させられてしまう。だがしかし、真相はそんなものではなかった。正直、デウス・エクス・マキナなのだが、そこに至るまでが面白いので許せてしまう。『 ファウスト 』ならずとも「時よ止まれ」と思うことは誰にでもある。しかし未来は否応なくやって来る。現在とは、それを受け止める準備をすることなのだろう(つまり、本作は京都らしいハイデガー哲学の映画化なのだ)。

 

そうそう、ひとつ感心したのが、ミコトがループの最初に戻った瞬間に野鳥(コガラ)のディーディーディーという鳴き声が聞こえる時と聞こえない時があるが、それが聞こえる時にはミコトは真っ先に他の従業員のところに向かっていく(ように思えた)。だとすると山口監督、相当な手練れである。これから鑑賞する方はコガラの鳴き声にも注意されたし。

 

ネガティブ・サイド

刃傷沙汰になったり、自殺したりと、途中で結構ハラハラする展開になるのだが、ミコトが殺されるルートがありそうと思わせてなかったのは何故?絶対あの作家先生が行き詰っていた原因である、キャラクターの死生観とリンクしてくると思った。鞍馬山で、あの世界観の中で「私は天狗です」とか言ったら、かなりの確率で一回は撃たれると思うのだが。

 

総評

『 四畳半神話大系 』や『 四畳半タイムマシンブルース 』の脚本を担当してきた上田誠が、またしても京都を舞台にした良作を送り届けてくれた。記憶喪失ものとタイムトラベル or タイムループものは、オープニングが抜群に面白く、しかし最後は尻すぼみというパターンが非常に多い。本作もまさにそのパターンにはまっているのは残念。けれど、まあ、そこに至るまでに散々楽しませてくれるから良しとしようではないか。ちなみにJovianはこの夏もしくは秋に嫁さんと貴船旅行に行くことにした。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

break the loop

ループを解く、の意。反対は get stuck in a loop = ループにはまる。近年でも『 パーム・スプリングス 』が製作されたように、タイムループものは定期的に出てくる。なので、映画ファンかつ英語学習者なら、これらの基本的な表現は知っておいていいだろう。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 忌怪島 きかいじま 』
『 探偵マリコの生涯で一番悲惨な日 』
『 Pearl パール 』

 

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Posted in 国内, 映画Tagged 2020年代, B Rank, SF, ヒューマンドラマ, 日本, 監督:山口淳太, 藤谷理子, 配給会社:トリウッドLeave a Comment on 『 リバー、流れないでよ 』 -タイムループものの秀作-

『 水は海に向かって流れる 』 -ストーリーに焦点を-

Posted on 2023年6月26日 by cool-jupiter

水は海に向かって流れる 40点
2023年6月18日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:広瀬すず 大西利空
監督:前田哲

 

簡易レビュー。

あらすじ

高校生の直達(大西利空)は、通学のため叔父・茂道の家に引っ越すことに。しかし最寄り駅に迎えに来たのは、見知らぬ女性・榊さん(広瀬すず)だった。案内された先はシェアハウスで、漫画家の叔父や女装の占い師たちとの奇妙な同居生活が始まった。そんな中で、直達はいつも不機嫌な榊さんと自分の間に思わぬ因縁が存在したことを知り・・・

ポジティブ・サイド

広瀬すずがムーディーな20代女子を演じきった。天真爛漫女子校生役からは確実に脱却しつつあるようだ。中身が未成熟なままに大人になってしまったという難しい役だったが、代表作とは言えないまでも、近年の出演作の中では上位に来る好演だったと思う。

 

北村有起哉のキャラが良い意味で悪い印象を残してくれる。情けない男なのだが、それでも同じ中年のオッサンとしてはこの男を応援せずにはおれない。そんなキャラ。『 終末の探偵 』に続いて応援したくなった。

 

ネガティブ・サイド

主役の脇を固めるキャストも豪華だが、それらが全く活かしきれていない。高良健吾が脱サラして漫画家になっているのは良いとしても、今どきあんな格好で漫画描くか?生瀬勝久の大学教授役というのも単に都合のいい狂言回し。色々なキャラが登場しまくるが、役割が一つしかないか、あるいは全くない。

 

直達が榊さんに惹かれていく必然性を感じさせるシーンや描写が不足している。たとえば女ものの下着を同居の占い師のものだと思って見ていたら榊さんのものだったとか、トイレにある見慣れない置物の正体を知って一人赤面してしまうだとか、15歳のガキンチョらしさが全くなかった。その逆に、何故にその年齢でそこまで老成、達観しているのかという背景の描写もなかった。原作の小説にはおそらく丹念な描写があるのだろうが、本作は映像でそれを物語ることを一切放棄してしまっている。

 

と同時にキャラクターの心情を時に台詞ですべて説明してしまっている。小説なら文字に頼るしかないが、映画でこれはアカンでしょ。最も典型的だったのは直達のクラスメイト、當真あみの演じた楓だろう。そこでそれを台詞にするか?他にも表情や映像で物語るべきシーンがいくつも説明台詞に取って代わられていた。小説を映画にすることは否定しないが、小説を映像化することには反対である。

 

総評

ほとんどのキャラクターの深堀りが上手く行っておらず、主役の二人の複雑な関係が徐々にほぐれていく過程に特に寄与しない。なので、シェアハウスという舞台そのものに魅力も必然性も感じない。直達も鈍さと鋭さの両方が際立つ変な少年で感情移入が難しかった。広瀬すずのファンなら彼女の新境地を楽しめるのだろうが、普通の映画ファンには少々勧め辛い。貯まったポイントの消化を本作でする、というのは一つの手かもしれない。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

shared house

日本語で言うところのシェアハウスの意。分詞の前置修飾というやつである。a used car =中古車、a broken pencil =折れた鉛筆、の仲間である。share house という言い方もあるらしいが、shared house の方が遥かに一般的なので、こちらを使おう。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 ザ・フラッシュ 』
『 告白、あるいは完璧な弁護 』
『 インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 』

 

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Posted in 国内, 映画Tagged 2020年代, D Rank, ヒューマンドラマ, 大西利空, 広瀬すず, 日本, 監督:前田哲, 配給会社:ハピネットファントム・スタジオLeave a Comment on 『 水は海に向かって流れる 』 -ストーリーに焦点を-

『 渇水 』 -この流れは変わるのか-

Posted on 2023年6月17日 by cool-jupiter

渇水 75点
2023年6月11日 TOHOシネマズ梅田にて鑑賞
出演:生田斗真 磯村勇人 門脇麦 山崎七海 柚穂
監督:高橋正弥

 

簡易レビュー。

 

あらすじ

水道局員の岩切(生田斗真)は、水道料金未納者の自宅を訪れ、日々黙々と停水を執行していた。ある日、とある母子家庭で見かけた恵子(山崎七海)と久美子(柚穂)の姉妹に、別居して暮らしている我が子の姿を見出した岩切は、生き方の流れを変えたいと徐々に思い始め・・・

 

ポジティブ・サイド

生田斗真といえば『 土竜の唄 』シリーズのイメージが強いが、本作のような陰のある男の役も板についてきた。少し年の離れた相棒かつ友人の木田を演じる磯村勇人も等身大の公務員を好演した。

 

日照り続きで給水制限あり、断水も視野に入る中、一軒一軒を停水させていく。規則だからと言えばそれまでだが、手洗い所、風呂場、台所、トイレのすべてが使えなくなるわけで、健康で文化的な最低限度の生活を破壊する行為だろう。もちろんカネさえ払えばOKなのだが、借金の取り立ての方がまだ精神衛生を保てるのではないか。

 

そんな心を無にした公務員が、過酷な家庭環境・社会環境で生きることを余儀なくされる幼い姉妹に心動かされ、行動までも変えていく姿を感動的にではなく悲壮感たっぷりに描くところが独特にして秀逸。

 

門脇麦が出ている作品はだいたい面白いという個人的仮説がまた補強された一作。

 

ネガティブ・サイド

岩切の決定的な変わり目を描く滝のシーンで、ギターのBGMは必要だったか?うるさいだけに感じたが。

 

最後の最後がファンタジー展開。誰もが天気予報にかじりついているであろう状況で、あの展開は白けてしまった。

 

総評

着地に失敗した感は否めないが、そこまでの展開はほぼパーフェクト。姉妹二人で生きようとする姿は『 火垂るの墓 』の清太と節子を思い起こさずにはいられなかった。それを乾いた眼差しで見つめる男が、いつしか人間らしさを取り戻していく様は非常に見応えがある。生田斗真ファンならずともチケット購入を推奨したい。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

tap water

「水道水」の意。TOEICでもたまに出るかな?昔のTOEFL ITPだと、Listening の Part B で結構よく出ていた気がする。The tap is dripping / The faucet is leaking. = 蛇口から水道水がぽたぽた漏れている、という表現は知っておいていいだろう。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 水は海に向かって流れる 』
『 M3GAN/ミーガン 』
『 ザ・フラッシュ 』

 

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Posted in 国内, 映画Tagged 2020年代, B Rank, ヒューマンドラマ, 山崎七海, 日本, 柚穂, 生田斗真, 監督:高橋正弥, 磯村勇人, 配給会社:KADOKAWA, 門脇麦Leave a Comment on 『 渇水 』 -この流れは変わるのか-

『 ソフトボーイ 』 -ソフトボールそのものに焦点を-

Posted on 2023年6月11日 by cool-jupiter

ソフトボーイ 50点
2023年6月5日 レンタルDVDにて鑑賞
出演:永山絢斗 賀来賢人 波瑠
監督:豊島圭介

 

簡易レビュー。

あらすじ

佐賀の男子高生オニツカ(永山絢斗)は幼馴染のノグチ(賀来賢人)から、ソフトボール部創設を呼び掛けられる。ノグチは県内に男子ソフトボール部が存在しないことから、予選なしで全国大会に出場できると言う。二人は部員集めに奔走するが・・・

 

ポジティブ・サイド

上野由岐子の登場はなかなかのサプライズ。

 

大倉孝二演じる監督がある意味一番の見どころか。部員たちに厳しく辛くあたるのは自身の不完全燃焼だった青春の裏返しだが、それがどんどん愛情のある厳しさに変わっていくのが漫画『 タッチ 』の柏葉監督らしくて良い。

 

ネガティブ・サイド

主役がオニツカなのかノグチなのか分かりにくい。もっと青春に悩むオニツカにフォーカスをすべきだったと思う。

 

いくらなんでもサードとセンターの守備範囲が広すぎ。Jovianも大昔、ソフトボールの三鷹市民リーグの益荒雄というチームで一部まで上がったことがあるが、内野守備の定石は三塁線を締めて長打にはさせない、三遊間と二遊間はショートが極力カバーではなかったか。経験者がサードだからといって、そいつに三遊間をカバーさせるならショートにコンバートした方が良かったのでは?

 

総評

日本のスポーツものの中では割と良い出来であるように思う。波瑠や賀来賢人の演技が若さゆえか相当に粗削りだが、それも今の目で見ると一種のアクセントか。泥だらけの青春というのは今は称揚されないかもしれないが、不格好な青春の方が年を取ってからは好ましく感じられる。そういう意味ではオッサン向けの映画と言えるかもしれない。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

underestimate

監督がしばしば口にする「全国大会なめるな」のなめるは、underestimate = 過小評価する、になるだろうか。小説やら何やらでは時々 unnerestimate と綴られることもある。これで早口と荒っぽさを表すことができる。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 The Witch 魔女 増殖 』
『 渇水 』
『 水は海に向かって流れる 』

 

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『 65 シックスティ・ファイブ 』 -オリジナリティが弱い-

Posted on 2023年6月10日2023年6月10日 by cool-jupiter

65 シックスティ・ファイブ 40点
2023年6月4日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:アダム・ドライバー アリアナ・グリーンブラット
監督:スコット・ベック ブライアン・ウッズ

 

簡易レビュー。

あらすじ

恒星間宇宙船が小惑星帯と衝突し、未知の惑星に墜落した。辛くも生き延びたパイロットのミルズ(アダム・ドライバー)は、脱出船を探す過程で生き残りの少女コア(アリアナ・グリーンブラット)を見つけ出す。2人はともに脱出船を目指すが、そこは恐竜の闊歩する地球で、しかも小惑星が刻々と迫っていた・・・

ポジティブ・サイド

言葉の通じない少女と異星からの脱出を目指す、といえばあの名作が思い浮かぶ。その異星が実は地球だった、といえばどうしたってあの古典的作品を思い起こさずにはいられない。長い旅路の果てに娘に愛想をつかされる父親といえば、近年の巨匠の某SFとそっくりである。まあ、テンプレまみれの作品で、ある意味で非常に安心して観ることができる。ここでこれを見せるということは、45分後ぐらいにこういう展開かな?という予想が当たること当たること。90分という短い中で、アダム・ドライバーと子役の二人のドラマをそれなりに堪能できた。



ネガティブ・サイド

いくら何でも6500万年前の地球近傍にやってきて、小惑星帯にぶつかって、そのまま地球に不時着してしまうというのはご都合主義もいいところ。もう少し何らかの必然性があっても良かったのではないか。

 

未知の惑星で「空気が呼吸可能」という理由だけでヘルメットを脱ぐか?このあたり

『 エイリアン: コヴェナント 』とそっくり。ホンマに恒星間飛行を当たり前のように行う文明のパイロットなのか?

 

ミルズが銃器で恐竜を撃退するというのはあまりにも陳腐。それこそバリアのようなものでも持っているのなら、不用意にヘルメットを外す行為も説明できるのだが。

 

総評

『 エイリアン2 』と『 インターステラー 』と『 猿の惑星 』を足して10で割ったような作品。頭を空っぽにして鑑賞する分には良いのだろう。ポイントやシネマイレージが貯まっているなら、本作で消費するのも手かもしれない。アダム・ドライバーの熱烈ファンなら劇場へ。そうでないなら配信やレンタルを待つのもあり。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

asteroid

アステロイド=小惑星である。asterはギリシャ語で星のこと。日本語だとアスタリスクやアストロ球団などでお馴染みだろう。英語だと astronaut や astronomy が派生語となっている。接尾辞 oid は「似たもの」という意味を生む。アンドロイドは男に似たものという意味(アンドロギュヌスで両性具有、gynusの派生語はgynecology=婦人科)となる。つまり、アステロイド=星のようなもの=小惑星である。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 The Witch 魔女 増殖 』
『 渇水 』
『 水は海に向かって流れる 』

 

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Posted in 国内, 映画Tagged 2020年代, D Rank, SF, アダム・ドライバー, アメリカ, アリアナ・グリーンブラット, 監督:スコット・ベック, 監督:ブライアン・ウッズ, 配給会社:ソニー・ピクチャーズエンタテインメントLeave a Comment on 『 65 シックスティ・ファイブ 』 -オリジナリティが弱い-

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