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英会話講師によるクリティカルな映画・書籍のレビュー

サラリーマン英語講師が辛口・甘口、両方でレビューしていきます

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投稿者: cool-jupiter

『 カランコエの花 』 -あなたの心に澱みは残るか-

Posted on 2023年11月7日2023年11月7日 by cool-jupiter

カランコエの花 70点
2023年11月6日 神戸学院大学有瀬キャンパス951号室にて鑑賞
出演:今田美桜
監督:中川駿

 

非常勤講師を務めている大学でダイバーシティ映画上映会の案内が届いたので、会社で後半休を取って(まあ、同日の夜に働くのだが)上映会に行ってきた。その理由は監督が秀作『 少女は卒業しない 』の中川駿だったからである。

 

あらすじ

とある高校2年生のクラス。ある日唐突に『LGBTについて』の授業が行われた。しかし他のクラスではその授業は行われておらず、生徒たちに疑念が生じる。「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」生徒らの日常に波紋が広がっていき・・・

 

ポジティブ・サイド

構成が絶妙だ。主人公の月乃(今田美桜)が学校や家庭で過ごす一日一日の経過を映し出していく。幕間=日の移り変わりの暗転の間も絶妙で、一日ごとの月乃の心境の変化を観る側も考えてしまう。

 

本作がユニークなのは、LGBTではない人の目線で物語を追っていく点にある。たとえば『 彼女が好きなものは 』や後述する作品などではLGBTが主役あるいは準主役である。しかし、本作の月乃はいたって普通の女子高生で、その彼女の目から見る世界がいかに自分たちが知覚する社会と近いのかが再確認される。つまり、月乃の感じる精神的な動揺が観る側にダイレクトにつながる。

 

本作は固定カメラを使わず、ほとんどすべての画面に手振れがある。それによって、まるで自分がその場にいるかのような臨場感が感じられるという、思わぬ副産物的効果もある。同時に自分がLGBTとどう接するべきなのかという問題(issueであってproblemではない)に対して傍観者であるとも感じさせられる。

 

これから本作を鑑賞する方々は、ぜひ月乃の属する仲良し4人組の人間関係を観察されたい。そして、明かされるカランコエの花言葉の意味と、月乃がそのシュシュを身に着ける、そしてそのシュシュを取り外すことの意味を、よくよく考えてみてほしい。

 

以下、中川監督と神戸学院大学の中山文(なかやまふみ)教授との対談の中で触れられた内容とそれについての所感を挙げていく。

 

中川監督:

社会問題を扱う上で、高校生は子どもではないが、大学生や社会人は大人。大人は上手いこと嘘をつく。

 

これはその通りで、本作でもいけしゃあしゃあと嘘をつく日本史の教員が登場する。また、そもそもの問題の発端である授業を実施した保健のハナちゃん先生もそうだ。彼女の、まったく心のこもっていない授業をぜひ聞いてほしいと思う。一方で、嘘がつけない男子が印象的だった。どこかで見たことのある顔だと思ったら、『 リング・ワンダリング 』の主人公ではないか。この悪ガキの良い意味でも悪い意味でも嘘がつけない性質が本作の物語に深みを与えていることにも注目してほしい。

 

中川監督:

本作は2018年に公開されたが、撮影は2016年に行った。2018年の教育関係者の感想は「怖い、自分もこんなミスをやってしまいそう」というものが多かったが、2023年になるとそうした感想はかなり減ってきた。

 

これは邦画の世界にもしっかり反映されている。たとえば2016年の映画『 怒り 』と2023年の映画『 エゴイスト 』、この両作品におけるLGBTの描き方を比較すれば明らかである。中川監督は「7年で本当に世の中が変わった」と何度か言っていたが、それは本当にその通りだと感じる。

 

本作はカミングアウトをテーマにしているが、そこには以下の3種類の怖さがある。

1.同性愛だと思われるのが怖い
2.同性愛者の自分が否定されるのが怖い
3.自分自身が否定されるのが怖い

以下はJovianの私見だが、この3段階は別個の心的事象ではなく、1→2→3と連続するものであると思う。つまり、同性愛であることそのものがストレートに自己否定になりかねない。このことは社会全体で知っておくべきことであると思う。これは同性愛の部分を「障がい者」に置き換えてみればよく分かるであろう。

 

中川監督:

カミングアウトには条件がある。それは「カミングアウトしても帰っていける居場所を確保しておくこと」である。

 

これも非常に重要な指摘であると思う。これはLGBTや障がい者、あるいは在日外国人などに限ったことではない。誰もが何らかのコミュニティに属して生きていくのが人間だが、属すことができるコミュニティは別に一つとは限らない。会社に居場所がないサラリーマンは、居酒屋が居場所になるかもしれないし、英会話スクールやカルチャー教室が居場所になるかもしれない。

 

中川監督:

(どのシーンが一番好きですか?と問われ)どのシーンが好きかとは自分では言えないが、エンドロールが一番好きだと言われることが多い。

 

この言葉通り、本作のエンドロールはユニークである。『 おと・な・り 』のエンドロールそっくりだと言えば分かる人には分かるかもしれない。それよりもびっくりさせられたのは、あのエンドロールはほとんどあの役者のアドリブだということ。これこそ演出というもの。そういう意味では『 ゴジラ-1.0 』で佐々木蔵之介に「これからの日本はお前らに任せるぜ」などと安易に喋らせてしまう山崎貴監督は、やはり人間ドラマを描く力が弱いと言わざるを得ない。

 

中山教授: 

「私たちの大学、明石にあるんですよ」(正確には神戸市有瀬、明石までは数十メートルだが、れっきとした神戸市である。大学の名前も神戸学院ですよ!)とのことだが、その明石市には同性パートナーシップ条例がある。つまり、同性カップルの移住が促進され、それも人口増に寄与しているとのこと。

 

これも面白い指摘。泉房穂元市長が何かとお騒がせというか話題を提供しているが、人口減少社会において、同性カップルを許容することの意味はここにもある。余談だが、同性カップルは当然ながら子孫(養子除く)を残すことができない。しかし、人類の一定数は必ず同性愛者である。ということは、同性愛者には生物学的な意味での raison d’etreがあるはず。誰かを好きになるという感情を説明することは難しいが、同性を好きになるという人が存在することは、いつか説明できるようになると思われる。

 

中川監督:

(次回作の構想を問われ)子どもの車中置き去り事件に関心があり、色々とリサーチをしている。映画においては、観客の気づきに勝るものはない。こちらから押し付けるのではなく、気付いてもらえるような作品を作りたい。

 

うーむ、これもなかなか社会的なテーマ。車中置き去りで幼児あるいは子どもが死亡するというのは、うっかりで説明できない事件あるいは事故である。次回作のリリースを首を長くして待ちたい。なにもかもをキャラのセリフで説明してしまうのではなく、観客の気づきを促す。これは教育の在り方に通底するものがある。

 

中川監督:

(なぜ映画監督になったのかを問われ)最初はイベント企画会社に就職したが、リーマンショックによる大不況で毎月毎月社員が辞めていく。新入社員だった自分は、その送別会用のムービーを毎月毎月作っていた。そのうちに映像制作を面白いと思うようになり、映画の世界に足を踏み入れた。映画監督の売り物は何を美しいと思うかという感性。カメラマンなどは手振れなく撮影する技術が必要な専門職だが、映画監督の売り物である感性は誰でも何歳からでも磨くことができる。だから皆さんも今からでも映画監督になれる。自分は20代半ばから映像作家になったが、映画監督の中には小さな頃から映画があまりにも好きなあまり「映画は素晴らしい」という思いが強すぎて、「お客さん、感じ取ってくれよ」という押しつけになりがち。今後も映画を過信せず、しっかりとリサーチすることが大事だと思って活動していきたい。

 

以下、出席者(教員の方?)から中川監督に質問2点。

Q1.

どういうふうに対応すれば正解だったのか?

 

A1.

どうしてほしい、どうしてほしくないかは当事者によって異なる。本作では誰も〇〇〇〇に「どうしたい?どうしてほしい?」と尋ねていない。

 

Q2.

カミングアウトがなされた時にどのように行動すべきだったのか?

 

A2.

〇〇〇〇自身はLGBTであることを隠していない。なので「あ、そう」「だから、何?」でよかった。

 

これはあくまで本作の世界観での話であることに注意。現実は監督の言う通りに、当事者によって配慮の仕方や、あるいは配慮の必要性の有無そのものも異なってくる。ただひとつ言えることはLGBTの性的志向もストレートの性的志向も「対象は非常に限定的」という意味では同じである。この記事の読者の sexual orientation がなんであるかは知る由もないが、たとえば30代男性だとしよう。その人が道行く女性全員に欲情するのか?という話である。断言する。しない。LGBTも同じである。たとえばLが道行く女性すべてを好きになるはずなどない。

 

中川監督:

(ワークショップの最後にメッセージをとお願いされて)年月を経るごとに『 カランコエの花 』が扱うテーマがどんどん古いと捉えられ、レビューサイトの星の数がどんどんと減っていっています。それは主として若い世代の感想。それは世の中にとっての好ましい変化。今後、若い人たちがどんどん社会を変えていってほしい。

 

これはまさに哲学者ジャン・ポール・サルトルの言うところのアンガージュマン!英語で言うなら engagement だ。大学という一種の象牙の塔で得た知識や技能を使って、社会をより良い方向に変化させていく。非常勤講師兼サラリーマンのJovianもまったく同じことを学生諸君に期待している。

 

ネガティブ・サイド

月乃のお父さんが登場しないのは何故?お母さんだけではく、お父さんという世代も性別も違う大人が月乃からの相談にどう対処するのか、お父さん世代のJovianは非常に気になってしまった。

 

保健室の養護教諭が勝手に授業することなど現実にあるのだろうか。学校というのはかなりガチガチにカリキュラムが組み立てられている。そしてそのカリキュラム(この科目は授業〇時間、予習と復習が週に△時間etc)は文科省様によって厳密に定められていたりする。なので英語の自習ならまだしも、そこに唐突に道徳の授業的な時間を設けるというのは考えづらい。善意からの不注意で済ますにのは、説明としてはちょっと苦しい。

 

総評

パッと見たところ、200名近くの学生が参加していた。演劇とジェンダー・スタディーズの講座の一環らしいが、授業に映画鑑賞を取り入れるという試みは、高校や大学でもっと広まっていいと思う。Amazon Prime Video でも視聴可能で、時間も39分とコンパクトなので、通勤通学の時間や寝る前などに鑑賞することも可能だろう。もちろん親子での鑑賞にも十分に耐えうる作品だ。本作を観て「うーむ」と考えさせられたら、それは自分がそれだけ古い価値観の人間だということ。ちなみにJovianは古いと新しいの中間ぐらいだろうか。

 

Jovian先生のワンポイント・レポート・レッスン

こんなブログを見ている神戸学院大学の学生がいるのかどうかは分からないが、dotCampusあるいは Moodle に提出しなければならないレポートの書き方のヒントとして以下を挙げておく。中山教授もこれぐらいは許してくださるだろう。

・登場人物の行動や、その背景にある心理を想像する
・それらを同じシチュエーションに置かれた自分の行動や心理と比較する
・その比較から自分とキャラクターの共通点を書く(反省的な内容)
・その比較から学べること、今後に実践できることを書く(思考変容・行動変容)
・上記を講座で学んだ理論、事例、ケース・スタディと比較対照して、自分の思考変容・行動変容の理論的な裏付けを書く
・監督と教授のやり取りで印象に残った点についても触れる

これをある程度しっかりしたプレゼンテーション(レポートの体裁=段落分けや引用文献の明記etc)と一定以上の語数(日本語なら800~1200字だろうか)で書ければ、悪い点数にはならないはずである(保証はしないけど)。幸運を祈る。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 月 』
『 トンソン荘事件の記録 』
『 火の鳥 エデンの花 』

 

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Posted in 国内, 映画Tagged 2010年代, B Rank, ヒューマンドラマ, 今田美桜, 日本, 監督:中川駿, 配給会社:ニューシネマワークショップLeave a Comment on 『 カランコエの花 』 -あなたの心に澱みは残るか-

『 ドミノ 』 ーThe less you know, the betterー

Posted on 2023年11月6日2023年11月6日 by cool-jupiter

ドミノ 65点
2023年11月4日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:ベン・アフレック ウィリアム・フィクナー アリシー・ブラガ
監督:ロバート・ロドリゲス

 

本作に関しては、極力何の事前情報も入れずに鑑賞するのが吉である。それにしても『 リゾートバイト 』でも感じたが、日本の配給会社、提供会社はもうちょっと宣伝文句を控えめにできないものか。

あらすじ

娘を誘拐された心の傷を持つ刑事ローク(ベン・アフレック)のもとに、銀行強盗のタレコミが入る。現場で犯人が狙う貸金庫の中からロークは娘の写真と謎のメッセージを発見する。犯人は警察官を操り、屋上から飛び降りて姿を消した。捜査を進めるロークは、謎の占い師ダイアナ(アリシー・ブラガ)から、人間を操るヒプノティックの存在を知らされ・・・

ポジティブ・サイド

本作はアクション映画の大家ロバート・ロドリゲスの新境地かもしれない。『 アリータ バトル・エンジェル 』などで驚きのアクション・シークエンスを演出してきた彼が、今作ではミステリー、サスペンス、スリラーの要素を前面に打ち出してきた。原題の Hypnotic とは「催眠にかかっている」の意。動詞の hypnotize は『 この子は邪悪 』で紹介しているので、興味のある向きは参照されたい。 

 

ベン・アフレックが傷心の刑事を好演しているが、やはりトレイラーから存在感抜群だったウィリアム・フィクナー演じる謎の術師が素晴らしい。キリアン・マーフィーもそうだが、見た目からしてただならぬ妖気というかオーラがあり、一筋縄ではいかないキャラであることが一目でわかる。

 

捜査中に知り合った謎の女ダイアナと共に、謎の催眠術師レヴ・デルレーンを追いかけ、また追いかけられるという中盤の展開はスリリング。しかし、相手は他人に「別の世界」を知覚させてしまう術師。襲い来る群衆に、味方でさえも信用できない状況。緊迫感を煽るBGMと共にサスペンスが盛り上がる。

 

中盤に「ほほう」という展開がやってくる。細かいネタバレはご法度だが、本作は一種の記憶喪失もの。タイムトラベルものと記憶喪失ものは序盤から中盤にかけては絶対に面白い・・・のだが、逆に終盤に尻すぼみになってしまうことがほとんど。本作は、そこにさらにもう一捻り二捻りを加えてきたところが秀逸。細かくは言えないが、1990年代の小説『 NIGHT HEAD 』の某敵キャラがヒントである。

 

94分とコンパクトながら、様々なアイデアを巧みに盛り込み、それでも消化不良を起こさせない脚本はお見事。後半の怒涛の伏線回収は作劇術のお手本と言えるかもしれない。

 

ネガティブ・サイド

映像は確かに凄いが、街がグニャリと折れ曲がっていく光景は『 インセプション 』や『 ドクター・ストレンジ 』で見た。二番煎じは不要である。

 

また催眠術が効かない人間が一定数出るのは、感染パニックもので一定数最初から免疫を持つ者がいるのと同じ。それが特定のキャラクターとなると、どうしても「ははーん、つまりコイツはあれだな」と簡単に邪推できてしまう。もう少し捻りが必要だったろう。感染ものではないが『 トータル・リコール 』などともそっくりだ。

 

ダイアナという能力者が主人公に協力しつつも、敵であるデルレーンが自分よりも強力な能力者で尻込みしながらも何とか抵抗していくというのは『 ブレイン・ゲーム 』にそっくり。ということは「この先に何かあるよね?」と疑うのは理の当然。どんでん返しというのは、予想もしないところからひっくり返す、あるいは予想していた以上にひっくり返すことが求められるが、本作に関しては予想の範囲内だったという印象。

 

総評

どんでん返しがあると思って観てはいけない。本作を楽しむ最大のポイントは公式ホームページなども含めて、事前の情報を極力避けることにある。ということは、こんなレビューを読んでいる時点でアウトである。観るならサッサとチケットを買う。観ないのなら別の映画のチケットを買う。それだけのことである。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

construct

ここで紹介したいのは「建築する」「構築する」という動詞ではなく「心理的構成物」という名詞の意味。『 マトリックス 』でエージェント・スミスがネオに向かって戦う意味を ”Is it freedom or truth?! Perhaps peace?! Could it be for love?! Illusions, Mr. Anderson, vagaries of perception! Temporary constructs of a feeble human intellect trying desperately to justify an existence that is without meaning or purpose!” のように問うシーンでも使われている。心理学や哲学を勉強している、あるいは英検1級やTOEFL iBT100、IELTS7.5を目指す人なら知っておこう。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 月 』
『 トンソン荘事件の記録 』
『 火の鳥 エデンの花 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, アメリカ, アリシー・ブラガ, ウィリアム・フィクナー, スリラー, ベン・アフレック, 監督:ロバート・ロドリゲス, 配給会社:ギャガ, 配給会社:ワーナー・ブラザース映画Leave a Comment on 『 ドミノ 』 ーThe less you know, the betterー

Godzilla Minus One -A great homage to the very first film and GMK-

Posted on 2023年11月5日 by cool-jupiter

Godzilla Minus One 75/100
November 3rd, 2023 Watched at Movix Amagasaki
Casts: Ryunosuke Kamiki   Minami Hamabe
Director: Takashi Yamazaki

 

Director Takashi Yamazaki, who angered many movie fans with ‘Dragon Quest: Your Story’ somewhat redeemed himself with ‘Lupin the 3rd: The First.’ I bought a ticket a little concerned, but I got my money’s worth/

Introduction

As the end of the war drew near, pilot Shikishima (Ryunosuke Kamiki), assighned the mission of launching a kamikaze attack on the enemy, had to make an emergency landing on Odo-shima Island due to aircraft trouble. However, that night, Godzilla attacked the island, and the detachment was wiped out. The only survivors were Shikishima and the chief mechanic. Later, when Shikishima returned to Tokyo, he learned of his parents’ death. However, he got into a strange relationship with Noriko (Minami Hamabe), and a child to whom she was not the biological mother …

Some major spoilers ahead. You’ve been warned.

 

Positives

The story began with Odo-shima Island, which put a smile on my face. And Godzilla’s appearance within the first 5 minutes also put a smile on my face. “Shin Godzilla”, the last Japanese Godilla film, had an early appearance of Godzilla, too, but this film immediately shows us the full body of Godzilla, which Shin Godzilla didn’t do.

 

Once Godzilla got his feet dry, Tokyo turned into a wasteland just like that. Unlike the first Godzilla that was in black and white, this one felt very realistic. In the first film, where all the characters (except Dr. Yamane) were full of sadness and despair. On the other hand, in this film, various characters’ emotions crisscrossed. Despite being a special kamikaze attack team member, Shikishima, the protagonist played by Ryunosuke Kamiki, refused to die and survived. A young girl who some other woman entrusted her baby to somehow got to know him. The next door widow, played by Sakura Andoh, intervened and helped this young strange couple. Even though the story was set in 1945, it was still very easy to sympathize with these characters because the emotions they were going through were universal.

 

Godzilla, powered up and enlarged by the Bikini Atoll nuclear tests, soon reappeared and destroyed the heck out of the Ginza district, which was a direct homage to the original. I couldn’t help but raising my fist into the air at the appearance of the tank unit because that was what happened in the original movie. Godzilla’s atomic breath was, in a sense, more destructive than Shin Godzilla’s. The rising mushroom cloud evoked memories of GMK (my favorite Godzilla movie!). What an overwhelming sense of despair and loss!

 

“Shin Godzilla” was about a national effort to stave off and terminate Godzilla, but this film was about a civilian operation against Godzilla, given the pre-Cold War situation at the time and the fact that Japan had been demilitarized by GHQ. It had only been a few years since the end of the war, so there were still quite a few military survivors. When they revealed the tactic, a gadget appeared and it immediately put a smile on your face because it reminded us of the Oxygen Destroyer from the original. The operation involved targeting Godzilla’s weakness as a living creature, and it was reasonably and logically convincing because that was basically what  Mechagodzilla from “Godzilla vs. Kong,” tried to do to Godzilla. The Godzilla theme that played as warships surrounded Godzilla just before this attack was truly an homage to the original because in the first movie, this music came on not when Godzilla destroyed Tokyo, but when the tank unit arrived and opened fire against Godzilla. That unique Akira Ifukube’s Godzilla theme song was originally the BGM when the Self-Defense Forces appeared. In this film, it was used as the theme song for civilian forces, not for Godzilla. Finally, there’s a kamikaze attack on Godzilla’s mouth, just like the anti-nuclear bacteria missile in “Godzilla vs. Mothra.” A heavily wounded Godzilla sinking to the bottom of the ocean was clearly an homage to GMK, which again did put a smile on my face.

 

Writer/director Takashi Yamazaki successfully made a name for himself for creating a new Godilla movie out of the traditional Godzilla movies.

Negatives

The human drama part was weak. To be more precise, it was hard to see the focus of the dramas. It wasn’t clear whether the film wanted to focus on the process of Shikishima, Noriko, and Akiko turning from a pseudo-family into an authentic one or if it wanted to focus on Shikishima and the other survivors overcoming their war traumas. It should have concentrated on on big subplot, not two.

 

A few of the actors’ performances stood out like a sore thumb. Shikishima, the main character, was completely overshadowed by Yoshioka Hidetaka and Kuranosuke Sasaki. The acting, or rather the directing, often missed the mark. In the final scene, Shikishima dropped the coat he was wearing onto the ground, but wasn’t the timing a bit off? That kind of scene happened throughout the film. It felt like Shikishima’s acting or the director’s direction didn’t quite fit in with the main character.

Overall Summary

Defining Godzilla is difficult, but it’s easy to recognize what is not Godzilla. In that sense, there is no room for doubt that the creature in this film is Godzilla, and this film is a Godzilla movie. Showa Godzilla was all about Godzilla destroying Japan, yet Japan always underwent a rehab in a booming economy. Reiwa Godzilla, on the other hand, is portrayed as an ominous force that could come back any time if Japan continues to economically dwindle and politically become right wing. The highly able and competent Japanese government depicted in ‘Shin Godzilla’ was fiction. It seems we’ve entered an era where we, as civilians, must make sure that Godzilla is not real and that he belongs in fiction and entertainment.

 

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Posted in 国内, 映画Tagged 2020年代, B Rank, ゴジラ, 怪獣, 日本, 浜辺美波, 監督:山崎貴, 神木隆之介, 配給会社:東宝Leave a Comment on Godzilla Minus One -A great homage to the very first film and GMK-

『 ゴジラ−1.0 』 -初代とGMKへのオマージュ-

Posted on 2023年11月4日 by cool-jupiter

ゴジラ−1.0 75点
2023年11月3日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:神木隆之介 浜辺美波
監督:山崎貴

 

『 ドラゴンクエスト ユア・ストーリー 』で多くの映画ファンを激怒させ、『 ルパン三世 THE FIRST 』でやや汚名返上した山崎貴監督。不安を抱きつつチケットを購入したが、本作は当たりだった。

あらすじ

終戦間際。特攻を命じられた操縦士の敷島(神木隆之介)は機体不調により大戸島に緊急着陸する。しかし、その夜、ゴジラが島に襲来し、遣隊は全滅。生き残りは敷島と整備長のみだった。その後、東京へ帰った敷島は両親の死を知る。しかし、そこで連れ子を伴った典子(浜辺美波)と共に奇妙な共同生活が始まり・・・

 

以下、本作およびゴジラ・シリーズのマイナーなネタバレあり

ポジティブ・サイド

大戸島というロケーションにニヤリ。そして開始5分で登場するゴジラにもニヤリ。『 シン・ゴジラ 』もゴジラ自体の登場は早かったが、本作はいきなりゴジラの全身を見せつけてくれる。

 

焦土と化した東京も、白黒だった初代ゴジラと違ってリアリティが抜群。登場するキャラクター全員(山根博士除く)に悲壮感いっぱいだった第一作と違い、本作は特攻隊であるにもかかわらず生き延びてしまった敷島や、兵隊が不甲斐ないせいで家族を失ってしまった未亡人など、より様々なキャラクターたちの感情が交錯する。それにより、歴史的に距離がある時代であるにもかかわらず、色々な人物に感情移入しやすくなっている。

 

ビキニ環礁の核実験でパワーアップ、サイズアップしたゴジラが再登場し、銀座を破壊していくシーンは、まさに初代へのオマージュ。戦車隊の登場にも思わずニヤリ。ゴジラの吐く放射熱線は、ある意味シン・ゴジラ以上の破壊力。モクモクと立ち上るキノコ雲はGMK(私的ゴジラ映画第1位!)を髣髴させる。この圧倒的な絶望感と喪失感!

 

『 シン・ゴジラ 』は国を挙げてのゴジラ対策だったが、本作は当時の世界情勢と武装解除された日本という状況から、民間人による対ゴジラ作戦を決行。終戦からわずか数年なので、軍の生き残りはそれなりにいる。そして明かされる作戦。ここでも初代のオキシジェン・デストロイヤーを髣髴させるオブジェにニヤリ。作戦としては、生物としてのゴジラの弱点を突くというもので、説得力はそれなりにあった。また『 ゴジラvsコング 』でメカゴジラがゴジラの口の中に攻撃をしようとして観る側を震え上がらせたが、本作はまさにそれを敢行。その直前に艦船が一斉にゴジラを包囲していく際に流れるゴジラのテーマは、まさに初代へのオマージュ。あの特徴的なテンポの曲は、もともと自衛隊登場時のBGMだった。それが本作にゴジラではなく民間戦力のテーマソングとして使用されたことにもニヤリ。最後には『 ゴジラ対モスラ 』での抗核バクテリア弾よろしくゴジラの口に突撃。ボロボロになって沈みゆくゴジラと、エンディングでの不穏なワンシーンは完全にGMKへのオマージュでさらにニヤリ。

古いゴジラ映画の様々なネタを再調理して、見事な一品に仕立て上げている。

ネガティブ・サイド

人間パートが弱い。というかドラマの焦点が見えにくい。敷島と典子とアキ子の疑似家族が真の家族になっていく過程に焦点を当てたいのか、それとも敷島やその他の生き残りたちの戦争トラウマの克服に焦点を当てたいのかが分かりにくかった。二軸ではなく、どちらかに注力すべきだったと思う。

 

役者の演技のアンバランスというか、主役のはずの敷島が吉岡秀隆や佐々木蔵之介に完全に食われている。演技というか演出も的外れなものが多かった。最終盤、敷島が羽織っていたコートをバサッと地面に落とすのだが、そのタイミングはちょっと違うのでは?と感じた。そういうシーンが多い。敷島の演技というか、監督の演出が主役にだけはハマらなかったように感じる。

総評

ゴジラを定義するのは難しいが、何がゴジラでないのかはすぐにわかる。その意味で、本作に登場するのは確かにゴジラであり、本作はゴジラ映画である。昭和ゴジラといえば日本を破壊しまくり、それでも復興する経済絶好調な日本の産物だった。令和ゴジラはすでに経済的にボロボロな日本が政治的に道を誤ったら復活してしまう存在として描かれている。『 シン・ゴジラ 』で描かれた有能な日本政府という像はフィクションだった。我々民間人がゴジラという虚像(災厄)を虚像(エンタメ)のままにしておかなければならない時代になってしまったようである。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

detachment

文脈にもよるが、ここでは分遣隊の意味。本体から切り離されて活動することから、そのように呼称される。attachment に「添付」の意味があることはTOEIC500以上なら知っているはず。detachment とは attachment の反対語なのである。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 月 』
『 トンソン荘事件の記録 』
『 火の鳥 エデンの花 』

 

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Posted in 国内, 映画, 未分類Tagged 2020年代, B Rank, ゴジラ, 怪獣, 日本, 浜辺美波, 監督:山崎貴, 神木隆之介Leave a Comment on 『 ゴジラ−1.0 』 -初代とGMKへのオマージュ-

『 リゾートバイト 』 -宣伝文句は控えめに-

Posted on 2023年10月28日2023年10月28日 by cool-jupiter

リゾートバイト 60点
2023年10月22日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:井原六花 藤原大祐 秋田汐梨
監督:永江二朗

風邪で寝込んでいるため簡易レビュー。

あらすじ

大学生の内田桜(井原六花)と幼なじみの真中聡(藤原大祐)と華村希美(秋田汐梨)は、瀬戸内海のとある島の旅館に泊まり込みのバイトにやってきた。ある夜、桜は女将が深夜に密かに食事を運んでいる姿を目撃してしまう。その後、3人は旅館従業員の岩崎から旅館の中の秘密の扉を探る肝試しを提案されて・・・

ポジティブ・サイド

ロケに関しては『 忌怪島 きかいじま 』とよく似ているが、島という閉鎖環境の雰囲気は本作の方がはるかに上手く使えていた。同じく低予算ホラーながら一世を風靡した『 イット・フォローズ 』へのオマージュであるかのようなシーンもあり、個人的には楽しめた。

舞台が岡山というのも個人的には〇。岡山は最怖ホラー小説(というよりも怪談)である『 ぼっけえ、きょうてえ 』や津山30人殺し、『 八つ墓村 』などホラーと相性が良い土地なのだ。

主演の井原六花が見事な演技力を披露。梶原善とは老若男女の面で見事な対をなしていた。秋田汐里もどこかで見たことあるなあと思っていたら『 青夏 きみに恋した30日 』や『 惡の華 』に出演していたのか。本作を機にクソ映画の脇役キャラから脱出してほしい。

ネガティブ・サイド

正直なところ、ポスター類が盛大なネタバレになっていると思うのだが、どうだろうか。また『 きさらぎ駅 』のスタッフが再集結ということで同工異曲のホラーを予想していたが、その予想は半分当たった。宣伝文句=半分ネタバレというのは勘弁してほしい。また

冒頭から夏恒例の糞ホラーやんけ、と思いながらなんとなく雰囲気が『 ザ・スイッチ 』に似ているなと感じた。松浦祐也の絶妙なコミックリリーフっぷりが『 ゲット・アウト 』の面白黒人キャラを髣髴させた。すれっからしのJovianは坊主が真言を唱え始めたところで「なるほど」と一人ごちた。あんまり予測不可能とか銘打たんほうがええね。

総評

低予算ながら随所にアイデアが散りばめられた良作。コメディ要素も笑えたが、青春映画的な要素はもっと薄くて良かったかな。落ちのアイデアは秀逸だと思うが、だったら「絶対に先が読めない」などと謳わない方が良い。ホラーと言ってもスプラッターではないし、案外デートムービーに向いているかも。それよりファミリーで鑑賞するのもありかもしれない。世のお父さんお母さん、家族で本作についてあれこれ語り合うのも案外面白いかもしれないませんよ。

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

test of courage

これは確か大学一年生の時にダニエルに教えてもらったんだったか。Jovianは母校のICUの寮に住んでいたが、これが森の中なのである。9月の新入生やら留学生の受け入れで、キャンパス内で肝試しやろうぜみたいな流れになり、そこで肝試しは云々かんぬんと説明したら、So, it’s a kind of a test of courage. と言われたと記憶している。肝試しというお化けやら呪いに関係してそうだが、test of courage は度胸試しに近いか。

次に劇場鑑賞したい映画

『 オクス駅お化け 』
『 月 』
『 トンソン荘事件の記録 』

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Posted in 国内, 映画, 未分類Tagged 2020年代, C Rank, ホラー, 井原六花, 日本, 監督:永江二朗, 秋田汐梨, 藤原大祐, 配給会社:イオンエンターテイメントLeave a Comment on 『 リゾートバイト 』 -宣伝文句は控えめに-

『 ザ・クリエイター/創造者 』 -イデオロギーではなくテクノロジーを見せろ-

Posted on 2023年10月23日 by cool-jupiter

ザ・クリエイター/創造者 40点
2023年10月22日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:ジョン・デビッド・ワシントン マデリン・ユナ・ボイルズ ジェマ・チェン 渡辺謙
監督:ギャレス・エドワーズ

 

AIが現実の仕事や学問に巨大なインパクトを与え始めている中でタイムリーな作品が公開されたと思い、チケット購入。

あらすじ

2055年、LAでAIによる核爆発が勃発。以降、アメリカはAIを排除することを決定。ニューアジア共和国に潜伏する謎のAI開発者ニルマータを捉えるために、潜入捜査官のジョシュア(ジョン・デビッド・ワシントン)は組織の女性マヤ(ジェマ・チャン)に近づき、夫婦となるが・・・

以下、軽微なネタバレあり

 

ポジティブ・サイド

日本国内でもChatGPTを禁止する大学(上智など)が出てくるなど、大学レベルですらAIに対する対応が割れるのだから、国家となると尚更のはず。中国がGoogleを遮断したりするという実例もある。本作は冒頭からロボットの発達とそこにAIが搭載されて・・・という歴史の if をダイジェストで見せてくれるが、まさに近現代のテクノロジー史の一端を見せられているようで興味深かった。このイントロがあるからこそ、ある意味荒唐無稽もいいところのメインプロットに説得力が生まれている。

 

舞台がアメリカ国外というのも良い。これまでアメリカ映画におけるアメリカ=全世界的な価値観を、本作は踏襲していない。ゾンビ映画でもモンスター・パニックでもパンデミックものでも、アメリカ=世界という等式が成り立つことがほとんどだったが、AIを拒否するアメリカとAIと共存するニューアジア共和国という対比は新鮮だった。

 

こんな感想を抱いたのはごく少数だと思うが、Jovianは途中からジョシュアがモハメド・アリに見えてきた。本作を楽しむ鍵は、ジョシュアにどれだけ感情移入できるかにあると思う。まあ、マイノリティーの意見・感想です。

ネガティブ・サイド

全体的に意外性がない。死んだと思ったヒロインが実は生きていた、というのは開始10分で分かること。要はそこにたどり着くまでの過程を以下に予想外のものにするかにあるのだが、全体的な世界観が『 ターミネーター 』および『 ターミネーター2 』の裏返しだと感じたし、人間側(というかアメリカ人)の感性も『 アイ、ロボット 』そっくり。結局は技術革新の裏で常に進行するラダイト運動のSF版という感じ。ノマドの外観および内部のデザインやレイアウトも『 エリジウム 』や『 スター・ウォーズ ローグ・ワン 』のビジュアルに酷似している。後者の方は監督が同じだからある意味で当然か。最も意外であるべき、ジョシュアが何故ミッションである最終兵器の破壊ではなく保護を選んだのかという理由についても、『 ブレードランナー2049 』が先行している。

 

舞台のニューアジア共和国というのがハッキリしない。我らが渡辺謙が登場し、やたらと日本語も聞こえてくるから日本?景色からしてラオス、カンボジア、ベトナム?ノマドを見ていると、どうもベトナム戦争時の民間人へのナパーム攻撃を想起させる点からして、やっぱりベトナム?だとするとAIは共産主義?そして最終的に勝利を収めるのも共産主義?イデオロギー的な背景など無しに、純粋にテクノロジーを受容するのか、拒絶するのかというストーリーの方がシンプルで、よりエンターテインメント性を追求できたのではないかと思う。

 

ところで・・・21世紀も半分を大きく過ぎているにもかかわらず、ニューアジア共和国は20世紀半ばの東南アジアのように見えるのは何故なのか?AIやロボットと共存している国家の生活水準があんなに低いはずがないと思うのだが。ただギャレス・エドワーズ監督は『 GODZILLA ゴジラ 』でジャンジラなる珍妙な日本を描いた前科があるからなあ・・・ アジアに対して正しい知識やリスペクトを持っていないように感じられて仕方がなかった。

 

総評

面白いのは面白いのだが、全編どこかで見た構図のパッチワーク。渡辺謙のAIロボも、どこか浮いていた。家族や愛の物語で締め括るのは『 インターステラー 』と同じ。壮大な世代交代のストーリーが、えらく小ぢんまりとまとまってしまったという印象。テクノロジーの話ではなくイデオロギーの話なので、鑑賞するかどうかは自分の嗜好をよくよく確かめて検討すること。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

turn the tide 

「流れを変える」の意。劇中では turn the tide of the war = 戦争を逆転させるのように使われていたと記憶している。日常だと

 

He mentioned the critical evidence and turned the tide of the debate.
彼は決定的なエビデンスに言及して、ディベートの流れを変えた。

 

The sales rep turned the tide of the negotiation by offering the client a big discount.
営業担当は顧客に大幅値引きを提供することで交渉の流れを変えた。

 

のように使う。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 オクス駅お化け 』
『 リゾート・バイト 』
『 月 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, D Rank, SF, アメリカ, ジェマ・チェン, ジョン・デビッド・ワシントン, マデリン・ユナ・ボイルズ, 渡辺謙, 監督:ギャレス・エドワーズ, 配給会社:ディズニーLeave a Comment on 『 ザ・クリエイター/創造者 』 -イデオロギーではなくテクノロジーを見せろ-

聖地巡礼 ~『 リバー、流れないでよ 』~

Posted on 2023年10月22日 by cool-jupiter

2023年10月22日
京都府京都市左京区鞍馬貴船町

 

『 リバー、流れないでよ 』の撮影場所である貴船に妻と一緒に行ってきた。珍しくJovianの旅情を刺激する映画だったのと、京都という割と身近な地域だったのも要因。

 

JRと京阪と叡山電鉄で1時間半で貴船口駅に到着。ここからバスで貴船に向かう選択肢もあったが、1日に1万歩以上歩くJovianは当然、徒歩を選択。看板によるとたった2.2kmほど。多少の坂はあっても、それもまた良い運動。実際に歩いて貴船に向かう、あるいは貴船から返ってくる同輩をちらほらと見かける。

 

途中の店で遅い朝食として茶そばを頂く。宇治の抹茶を使用しているとのこと。これで1,000円はチト高いが、観光地価格だからしゃーない。

 

てくてくと歩くこと25分ほどでお目当ての貴船へ。腹ごなしのためにも、まず神社にお参りしてみる。

 

映画でも縁結びの神社であることが触れられていたが、この日も結婚式が行われていた。末永くお幸せに。

 

その他に貴船道に沿って40~50分ほど散策。

巨岩や大木がけっこうたくさんある。樹齢千年と推定される神木もちらほら。和泉式部が訪れ、禊ぎをしたことで、夫婦仲が戻ったと言われているが、その頃に生えたか生えていなかったかという木々を目にすると、京都はまさに古都であると感じる。同時に、貴船の澄み切った湧水が時の流れの反復性を如実に想起させる。時間が流れ、時間が繰り返していると確かにこの地では感じられる。

 

一通りロマンを感じたら、目的地のふじやへ。

店先に元気よく立つご主人に映画を観て貴船にやって来たことを伝えると破顔一笑。そういうお客さんが時々来てくれるとのこと。映画のあれがこうで、これがああだと色々と立ち話をさせてもらう。一番面白かったというか、目から鱗だったのは、風呂場の客のシーン。2月の寒の日、朝4:00に集合、6:00から撮影開始だったそうだが、風呂場で湯気が立っては上手く撮影できないということで、あの風呂は実は「すごくぬる~いお湯だった」とのこと。うーむ、気付いてしかるべきだったのに。『 パブリック 図書館の奇跡 』なんかで「吐く息が白くねーぞ」と文句を言っていた俺なのに。何度も何度も何度も何度も裸に近いシーンで撮影を繰り返した、そのプロフェッショナリズムに満腔の敬意を表したい。

 

あまり長く立ち話しているのも商売の邪魔なので、ふじやにて昼食を。肌寒い日だったので、妻と二人そろって湯豆腐セットを注文。

座敷の窓の外に流れる川のせせらぎをBGMにして食事を頂く。実際にはこれにご飯と香の物がついてくる。これにて一人前3,500円。やっぱりちょっと高いと思うが、色々と面白い話を聞かせてもらえたので、その料金も含まれているのだと納得した。

 

帰りに隣の店でお土産として子持ち鮎の甘露煮の真空パックを購入。これは近いうちに湯漬けにして食べてみようと思う。

 

20代の頃にLAを旅行して、ハリウッド大作のロケ地を巡ったことがあるが、それ以来の聖地巡礼だったかもしれいない。聖地巡礼というのは主にアニメファンがやるものだと思っていたが、自分で体験してみるとなかなか面白い。今が川床を楽しめる最後の最後のタイミングだが、映画同様に冬の貴船を体験してみるのも乙かもしれない。関西圏にお住いの諸賢も、時間があれば貴船にどうぞ。時の流れの雄大さと、変わることのない京都の奥座敷のたたずまいという、一見すると相反する二つを体験してみてはどうだろうか。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

pilgrimage

聖地巡礼の意。ただし必ずしも宗教的な聖地を訪れようとする営為を指すだけではない。自分なりの目的地だったりゴールを目指す旅路や、そうした行為に従事しようとする人を指すこともできる。英検準1級以上を目指すなら知っておきたい語彙。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 オクス駅お化け 』
『 リゾート・バイト 』
『 ザ・クリエイター/創造者 』

 

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今週は・・・

Posted on 2023年10月15日 by cool-jupiter

一本も映画を観られなかった。本業がなかなかハードになっていること、自宅のテレビが先月にひっそりと息を引き取ったことなども要因。10月14日はクライアント大学主催のシンポジウムに参加。10月15日は小旅行だったため、週末も映画未鑑賞。まあ、たまにはそういう週があってもいい。

 

シンポジウムはのお題は「 デジタルトランスフォーメーション(DX)と言語教育の行方 」だった。最後にスピーカーの一人であった宮川創先生に個人的に2つ質問もさせてもらえた。

 

1つは現代のデジタル技術によってマイナー言語の保全、あるいは滅んでしまった言語の復活は可能かどうかということ。かの地で血の雨が降りそうな状況だが、現代ヘブライ語は人工的に復活した言語である。ただ、それは数十万数百万という人間が意識的に、能動的に2世の教育に取り組んだから可能だった。たとえば『 天空のサマン 』でも取り上げられた満州語の保全及び復活は可能なのだろうかという問いは、同作鑑賞時から持っていた。先生の答えは「可能である。というか、ヨーロッパの機関や研究者はもうすでにいくつもの言語に対してアプローチしている」とのことだった。これは朗報だ。

 

もう1つの質問は、現代の映像編集技術(特にリップシンク)と翻訳技術を映画に適用することは可能かということ。Jovianは大学でラテン語を学んだが、古代ローマを舞台にしつつ、しかしキャラクターがすべてラテン語で話す映画というのは見たことがない。近いところではメル・ギブソン監督の『 パッション 』ぐらいだろうか。これも宮川先生によると「可能」とのこと。というか、ごく最近、日本国内でBlu-rayが発売された作品では、言語を変えると音声が切り替わるだけではなく、キャラの口元の動きも変わるものがあるとのこと。これは凄い。昨今のハリウッドの役者たちがAI技術が役者の仕事を奪う云々でストをしているように、色々とクリアしなければならない問題はあるのだろうが、古代ギリシャや古代ローマ、古代中国を舞台にした映画を、まさにその言語(あるいは極めて原語に近い状態)で鑑賞できるようになる時代は近い。覚えなければならない台詞が減るというのは、役者にとっても負担減となり、悪い話ではないように思う。

 

その他、リップシンクだけではなく、言語表現から感情を読み取り、それによって自動音声の抑揚や強弱のパラメータが自動で変わる(もちろん人間が調節することも可能)という技術や、スピーチに応じて表情や手の動きを自動で作ってくれる技術もある。大学の映画同好会が、思わぬクオリティの作品を数台のパソコンで作るような時代も近いかもしれない。

 

劇場に行くことはなかったが、そんなことを感じた週末だった。ちなみにシンポジウムの詳しい感想はこちらの note に少しずつアップしてく予定。

 

 

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『 まなみ100% 』 -単純一途な男の恋心-

Posted on 2023年10月10日2023年10月10日 by cool-jupiter

まなみ100% 65点
2023年10月8日 シネ・リーブル梅田にて鑑賞
出演:青木柚 中村守里 
監督:川北ゆめき

 

世間は三連休でもJovianは仕事であった。ゆえに簡易レビュー。

あらすじ

バク転ができれば女の子にモテると思ったボク(青木柚)は、高校で器械体操部に入部する。そこで出会ったまなみ(中村守里)に恋をしたボクは、ことあるごとにまなみちゃんに求婚するのだが・・・

 

ポジティブ・サイド

アホな高校生がアホな浪人生になりアホな大学生になりアホな社会人になる。その間、ボクは様々な女性遍歴を重ねていく。もうこの時点で凡百の邦画とは一線を画している。まなみちゃんがずっと心にありながら、他の女を平気で口説き、抱いていく。実にリアルだ。事実、どれだけの人間が中学高校の頃のような純粋な恋心に忠実なままでいられようか。本作はそういう意味では『 僕の好きな女の子 』や『 神回 』とは真逆に見えて、実は同じ系列に連なる作品なのである。

 

青木柚は『 終末の探偵 』の時と同じく、どこにでもいそうな少年~青年を好演。特徴のない顔立ちのおかげで、純粋に演技力でキャラを立たせることができている。Jovianも小学生の頃だけ器械体操をやっていたが、バク転はできなかったな。飛び込み前転とかはやっていたけど。

 

ヒロインのまなみも、クラスで2番目ぐらいに可愛いと感じられるところがリアル。『 アルプススタンドのはしの方 』のメガネっ子が、器械体操選手に化けるのだから、まさに女優という感じ。ルックスだけで同じような役ばかり演じて、それでいて全然上達しない女優も多い中、中村守里は本物の女優の卵という印象を受ける。

 

大好きな女の子との距離感に悩む男性、あるいはその逆でもいい。大好きな男との距離感に悩む女性が観ても楽しめるはず。夢見る少年でいられるのは幸せなこと。けれど青春の終わりを自覚できるのは、もっと幸せなことだと思う。

 

ネガティブ・サイド

ボクの高校の時のガールフレンド(菊地姫奈)と大学の時の彼女?セフレ?(宮崎優)と社会人になってからの彼女?セフレ?(新谷姫加)の顔の系統が似すぎている。全員を同系統の顔にするなら、まなみ系の顔にできなかったのだろうか。『 町田くんの世界 』の日比美思とか、『 交換ウソ日記 』の茅島みずきとか、色々候補はいたはずだ。もしくは、全員違う系統の顔にするとか。俺が年とって、若い子の顔の区別ができないだけ?いや、そんなはずはない(一応、教え子の大学生たちの顔の見分けはつく)。

 

ボクが作る映画の中身をもっと知りたかった。どう見ても監督自身の体験を映画にした本作をさらに映画にするという入れ子構造なのだから、それによってあまり見えてこないボクの内面を逆に一気にそこに吐き出すという作りにはできなかったのだろうか。夜の校舎でホラーっぽい絵面も悪くはないが、ボクの内面に迫る映像世界を見たかった。

 

総評

劇場の入りはまあまあ。客層も10代後半ぐらいから結構な中年層まで幅広くいた。映画監督は自分の中の語りたいという衝動や欲求を美意識をもって作品に反映させるものだと思うが、本作は衝動や欲求を映画に吐き出したい、この想いを昇華させたいという川北ゆめき監督の思いが画面に溢れている。私小説を読むつもりでチケットを購入するとよい。壮大なドラマを期待するとガッカリするかもしれないので、ちょっとユニークな小市民の青春物語だと思って鑑賞のこと。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

Will you marry me?

『 ちょっと思い出しただけ 』と『 ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 』でも紹介した表現。普通は falling tone で言うのだが、今作でのボクの求婚はどれも rising tone であるように感じた。本気度が感じられないのだ。英語話者に本気でプロポーズするなら、下がり調子で言うこと!!!

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 オクス駅お化け 』
『 リゾート・バイト 』
『 沈黙の艦隊 』

 

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Posted in 国内, 映画Tagged 2020年代, C Rank, ラブロマンス, 中村守里, 日本, 監督:川北ゆめき, 配給会社:SPOTTED PRODUCTIONS, 青木柚Leave a Comment on 『 まなみ100% 』 -単純一途な男の恋心-

『 ハント 』 -北のスパイを突き止めろ-

Posted on 2023年10月5日 by cool-jupiter

ハント 75点
2023年10月1日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:イ・ジョンジェ チョン・ウソン
監督:イ・ジョンジェ

 

簡易レビュー。

あらすじ

1980年代。安全企画部の海外班長パク・ピョンホ(イ・ジョンジェ)と国内班長キム・ジョンド(チョン・ウソン)は、機密情報が北朝鮮に漏洩していることを知る。そして組織内にスパイがいると告げられる。パクとキムは互いのチームを探り始めるが・・・

ポジティブ・サイド

1983年という、韓国民主化前夜の時代。その3年前に「光州事件」という、韓国版の天安門事件とも言うべき事態が引き起こされており、アメリカ系韓国人が韓国大統領の訪米に対して抗議のデモを起こすところから物語が始まる。

 

そこで勃発する要人暗殺未遂事件。パクとキムの二人は反目しあいながらも事件を解決。しかし謎のスパイ「トンニム」によって次々に機密情報が漏洩。一息つく暇もなく、二人はトンニムの追跡に乗り出すが成果なし。このあたりの展開の疾走感がたまらない。元々浅からぬ因縁のある二人だが、その過去の語られ方がめちゃくちゃ。まるで昭和の任侠映画のよう。というか時代背景的に昭和か。

 

二人のスペシャリストの対決は、それこそハリウッドでは撮り尽くされた印象があるが、そこに北朝鮮というファクターを混ぜるだけでサスペンスとミステリのレベルが一段上がる。トンニムとは誰か?パクとキムの捜査と虚々実々の駆け引きにぐいぐいと引き込まれる。本作が上手いのは、トンニム探しをゴールとするのではなく、そこから先に更なるクライマックスを持ってくるところ。冷酷非情な諜報員と情に厚い面を併せ持つ二人の男の極限の対決の結末には茫然自失。

 

韓国のみならずアメリカ、日本やタイをも破壊しつくす気か?と思わせる作品。と思いきや、撮影はすべて韓国内で完結したとのこと。国策で映画を作っている国は違いますなあ・・・

 

ネガティブ・サイド

全編を通じてまさにストーリーが疾走するが、説明不足の感も否めない。特に韓国近現代史の知識がある程度ないと、キム班長の苦悩の回想シーンの意味を理解できないだろう。当時の韓国の置かれていた政治的状況をもう少し上手く物語の展開の中で自然に説明できなかっただろうか(Jovian妻はここでつまずいていた)。

 

最終盤の怒涛の展開の中で、韓国の政府組織はどれだけ北朝鮮スパイに跳梁跋扈を許しているのか?というシーンがある。ここだけは、ちょっと北朝鮮の脅威を過大に描き過ぎだと感じた。

 

総評

こりゃまた血生臭い韓国映画。血の臭いだけではなく、男臭さもムンムンと漂ってくる。『 ビースト 』や『 ただ悪より救いたまえ 』といった、男二匹の対決をテーマにした作品が好きだという向きはチケット購入をためらってはならない。そうそう、中盤に思わぬ大スターが出演して、ケレンミたっぷりの演技を見せてくれる。これは嬉しい不意打ちである。

 

Jovian先生のワンポイント韓国語レッスン

インミン

劇中で突如登場する大物俳優がこの言葉を何度も口にする。意味は「人民」である。「人民のため」などと為政者が口にする時は、だいたい嘘をついている時だと思っていい。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 ほつれる 』
『 まなみ100% 』
『 オクス駅お化け 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, B Rank, アクション, イ・ジョンジェ, チョン・ウソン, 監督:イ・ジョンジェ, 配給会社:クロックワークス, 韓国Leave a Comment on 『 ハント 』 -北のスパイを突き止めろ-

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