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英会話講師によるクリティカルな映画・書籍のレビュー

サラリーマン英語講師が辛口・甘口、両方でレビューしていきます

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タグ: C Rank

『 バービー 』 -秀逸なブラック・コメディ-

Posted on 2023年8月13日 by cool-jupiter

バービー 60点
2023年8月11日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:マーゴット・ロビー ライアン・ゴスリング
監督:グレタ・ガーウィグ

簡易レビュー。

あらすじ

量産型バービー(マーゴット・ロビー)は、その他のバービーたちやビーチの男性のケン(ライアン・ゴスリング)たちと、バービーランドで完璧な毎日を過ごしていた。ある日、自らの体に異変を感じたバービーは、変てこバービーの助言に無理やり従わされて、ケンと共に人間の世界を目指すことになり・・・

ポジティブ・サイド

『 ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY 』でのハーレイ・クインと並ぶ、マーゴット・ロビーの statement role となった感あり。スタイルの良さもさることながら、あの人形的な無機質な目はなかなかできない。CGでちょっといじくったのだろうか。いずれにしてもはまり役であることは間違いない。

 

バービーランドとリアル・ワールドのギャップを、ブラック・コメディ形式で映し出すという選択は悪くない。フェミニズムが支配する世界=バービーランドとマチズモが巧妙に隠蔽された世界=リアル・ワールドという対比と、大人と子どもの感性の対比が同時に描かれていて笑ってしまうのだが、その笑いが落とし穴になる。こちらがあちらを笑うというのは、あちらがこちらを笑うことでもあるのだから。

 

しっちゃかめっちゃかな物語をきれいに着地させたグレタ・ガーウィグ監督の手腕に拍手。

ネガティブ・サイド

こと日本においては、バービーの果たしてきた役割があまり理解されていないと思われる。あるいは期待された役割自体がそれほど果たされていない。嘆かわしいことに、車椅子バービーや義手義足バービーを売り場で見つけてショックを受ける親が一定数(というか多数)存在するのが現実である。映画もこの点をかなりスルーしている。眼鏡バービーや補聴器バービーぐらいは登場させても良かったのではないだろうか。

 

あとはマテル社の幹部か。ケンの思想を変えてしまう元凶はこの連中にすべきではなかったか。

 

総評

出だしから『 2001年宇宙の旅 』のパロディで笑ってしまう。その他の先行作品へのオマージュもいっぱいなので、映画通ならそうした Easter Eggs を探すのも鑑賞時の楽しみの一つになる。ただ小さい子供連れだと厳しいかな。少なくとも高校生ぐらいでないとストーリーの意義を理解するのに苦労する可能性は大である。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

space-time continuum

時空連続体と訳される。SF作品や科学系の啓蒙番組では結構聞こえてくる。『 アントマン&ワスプ クアントマニア 』でも確か聞こえてきたと記憶している。英語リスニングに自信のある人は『 バービー 』のどこで聞こえてくるか、耳を澄ましてみよう。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 神回 』
『 セフレの 品格 プライド 』
『 リボルバー・リリー 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, アメリカ, ブラック・コメディ, マーゴット・ロビー, ライアン・ゴスリング, 監督:グレタ・ガーウィグ, 配給会社:ワーナー・ブラザース映画Leave a Comment on 『 バービー 』 -秀逸なブラック・コメディ-

『 キングダム 運命の炎 』 -キャラ映画になってきた- 

Posted on 2023年8月5日 by cool-jupiter

キングダム 運命の炎 65点
2023年7月29日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:山崎賢人 吉沢亮 大沢たかお 杏
監督:佐藤信介

同僚の突然死やら自分自身のMRSA感染などもあり、簡易レビュー。

あらすじ

秦軍主力の韓への侵攻の隙を突いて趙が秦に侵攻。秦は大将軍・王騎(大沢たかお)を総大将に任命。その王騎から中華統一の動機を問われた秦王政(吉沢亮)は、かつての恩人・紫夏(杏)と果たした約束を語り・・・

ポジティブ・サイド

原作で最も面白い馬陽防衛戦とそこに至るまでの過程がきっちり実写化されている。山崎や吉沢、大沢たかおのキャラ再現度は相変わらず高い。飛信隊の面々もなかなか。ひょうきんだが熱情があり、そして思いやりもある。続編では・・・

趙の面々も濃い。原作ではかなり粘った馮忌をあっさりと料理したのは英断。

闇商の紫夏に杏がはまり役。漫画の実写化もここまで忠実にやると、それはそれで面白い。

ネガティブ・サイド

蒙武の見せ場が少なすぎ。

李牧の配役だけはちょっと違和感。もともとこの役者が演じるという噂はあったが、ここで実写御用達俳優を起用するのはちょっと違うのでは?龐煖を演じる役者もなんか違うような気がする。鵜堂刃衛(白字)はめちゃくちゃ似合っていたのだが。

総評

すべては続編の馬陽防衛戦の後半次第か。原作で最もドラマチックな戦いとなるが、「俺たちの戦いはこれからだ!」になるのか、それとも更なる続編製作に舵を切るのか。単純な漫画の実写化として見れば、キャラの再現度が非常に高いので、そこは評価できる。

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

pay it forward

人から受けた恩を別の人に返す、の意。上方芸人の世界では、師匠やベテランは弟子や後輩に気前よく芸事を教えたり、あるいは飯をおごったりする。それを次世代につなげていく伝統がある。まさに pay it forward だ。Jovianは大学時代に寮で暮らしていて、まさにそういう伝統を体験してきた。廃寮になるまで、我が第一男子寮には pay it forward の精神は生きていたのだろうか。

次に劇場鑑賞したい映画

『 イノセンツ 』
『 658km、陽子の旅 』
『 神回 』

現在、【英会話講師によるクリティカルな映画・書籍のレビュー】に徐々に引っ越し中です。こちらのサイトの更新をストップすることは当面はありません。

I am now slowly phasing over to https://jovianreviews.com. This site will continue to be updated on a regular basis for the time being.

Posted in 国内, 映画Tagged 2020年代, C Rank, アクション, 吉沢亮, 大沢たかお, 山崎賢人, 日本, 杏, 監督:佐藤信介, 配給会社:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント, 配給会社:東宝Leave a Comment on 『 キングダム 運命の炎 』 -キャラ映画になってきた- 

『 ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE 』 -色々と詰め込みすぎ-

Posted on 2023年8月1日 by cool-jupiter

ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE 60点
2023年7月22日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:トム・クルーズ ヘイリー・アトウェル
監督:クリストファー・マッカリー

 

繁忙期のため、簡易レビュー。

あらすじ

ロシアの潜水艦が謎の事象により沈没。そこには恐るべき新技術の存在があった。イーサン・ハント(トム・クルーズ)はその技術を手にせんとする者との攻防を繰り広げることになるが、相手はハントがIMFに所属するきっかけを作った因縁の人物で・・・

 

ポジティブ・サイド

トム・クルーズが走ること、走ること。もはや恒例行事だが、この年齢でここまで出来るということを証明し続けるのは、それだけで尊敬に値する。クルーズがナルシストであるのは間違いないが、自己愛を証明し続けるのは誰にでもできることではない。

 

序盤の空港でのやりとりは、IT技術も交えた非常に現代的な攻防。さらにそこにエンティティ=人工知能の脅威を持ってくることで、緊迫感をさらにリアルなものにしている。

 

アクションも相変わらず豪華だが、変装や対話シーンも多く、IMFのエージェントらしい活躍をたくさん目にすることができた。特に孤立無援のはずなのにあれやこれやの物資を調達してくるルーサーに拍手。Guy in the chair でありながら漫画『 エリア88 』のマッコイ爺さんのようだ。Part Twoは間違いなくルーサーがエンティティを解析しているシーンから始まるはず。期待したい。

 

ハントの過去、就中、IMFのエージェントとなるきっかけを作った人物がヴィランということで、シリーズの総決算になりそうな予感。第一作以来の登場のキトリッジもそれを予感させる。

ネガティブ・サイド

トム・クルーズのエゴが色濃く反映されている気がする。序盤の砂漠のシーンとかは『 ザ・マミー/呪われた砂漠の王女 』のリベンジをしたかったのだろうか。終盤の列車シーンも同作の冒頭の飛行機内シーンとそっくりに見えた。そもそも列車の上で戦うのも『 ミッション:インポッシブル 』へのオマージュというか焼き直し。さらに黄色の小型車でのカーチェイスはさすがにやりすぎ。これなら『 インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 』のモロッコのカーチェイスの方が楽しめた。

 

アクションは凄いことは凄いのだが、どれもこれもシリーズ過去作の焼き直しに見える。トレーラーで盛んに喧伝されていた崖からのダイブも『 ミッション:インポッシブル / フォールアウト 』のパリ上空の軍用機からのダイブに劣る。全体的にイーサン・ハントというキャラクターではなく、トム・クルーズの「これをやりたい」欲求が強く出すぎていると感じた。ここらへんがハリソン・フォードがインディ・ジョーンズを演じる時と、トム・クルーズがイーサン・ハントを演じる時の違いのように思う。

 

エンティティ(字幕では文字数の関係でそれと訳されている)の脅威が今ひとつ伝わってこないのも惜しい。ロシアの原潜を自滅させ、銀行や政府も容易にハッキングし、無線でベンジーに成りすますというのは確かに多芸だが、オリジナルかと言われればそうでもない。最近だと『 M3GAN / ミーガン 』、古典的なところだと『 2001年宇宙の旅 』がAIの反乱を描いている。本作だけでは、エンティティが世界破滅の序曲だと感じられない。Part Two のオチが『 エクス・マキナ 』にならないことを切に祈る。

総評

やや期待外れか。さすがいつものIMFメンバーも高齢化が激しい。ヘイリー・アトウェルの新加入は良いのだが、『 M:I-2 』のナイアとキャラがかぶっていると感じるのは自分だけか。Part Two が(『 ローン・ガンメン 』+『 ボーン・アルティメイタム 』)÷2にならないことを祈る。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

state-of-the-art

芸術作品状態の、転じて「最新型の」、「最新鋭の」の意。

In the movie “Top Gun Maverick”, Maverick flew an F-14 and shot down two state-of-the-art SU-57s, which I believe is a feat that nobody can pull.

のような感じで使う。コロナ禍で日本の企業の多くがMS TeamsやZoomといった state-of-the-art technology をなかなか使いこなせなかったのは多くの人の記憶に新しいはず。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 キングダム 運命の炎 』
『 イノセンツ 』
『 658km、陽子の旅 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, アクション, アメリカ, トム・クルーズ, ヘイリー・アトウェル, 監督:クリストファー・マッカリー, 配給会社:東和ピクチャーズLeave a Comment on 『 ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE 』 -色々と詰め込みすぎ-

『 ザ・フラッシュ 』 -一味違うマルチバース-

Posted on 2023年7月2日 by cool-jupiter

ザ・フラッシュ 65点
2023年6月24日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:エズラ・ミラー
監督:アンディ・ムスキエティ

 

簡易レビュー。

あらすじ

地上最速ヒーローのフラッシュことバリー・アレン(エズラ・ミラー)は、幼い頃に殺された母と、無実の罪で囚われの身となっている父を救おうと、時間を超越し、過去に到達する。しかし、その結果として、もう一人の自分がおり、なおかつスーパーマンの存在しない世界が生まれてしまう。そしてゾッド将軍によるテラフォーミングが始まる。ゾッド将軍を止めるために、フラッシュは仲間を集めようとするが・・・

 

ポジティブ・サイド

原作のフラッシュのことはほとんど知らないが、彼も孤児に近いのか。だからこそバットマンと親和性があるのだな、と納得できた。

 

そのバットマン役にまさかのマイケル・キートン。ロバート・パティンソンの『 THE BATMAN ザ・バットマン 』も素晴らしいと感じたが、やっぱり自分にとっての『 バットマン 』の原体験はマイケル・キートンなんだよなあ。

 

フラッシュは超越的な速度だけで、実は戦闘力は高くないので、スーパーガールやバットマンとコラボするのは正解。これも一種のマルチバースものだが、これまでのDCのスーパーヒーローを上手くパロディに昇華させたと思う。

ネガティブ・サイド

『 シャザム! 神々の怒り 』同様に、ワンダーウーマンの出番が少なすぎ。もっとガル・ガドットのワンダーウーマンに出番を!

 

『 バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 』にあった、「ロイス・レインが鍵だ!」というシーンは本作には無し。いつになったら伏線が回収されるの?

 

総評

小市民ヒーローにはMCUではスパイダーマンやアントマンがいるが、DCEUではフラッシュぐらいだろう。親しみやすさではMCUのヒーローに全く劣っていない。エズラ・ミラーの代表作となることは間違いない(問題は今後の彼のキャリアだ)。バットマン好きなら、最後の最後に笑うしかないオチがつくので、それを楽しみに鑑賞しても良いだろう。スーパーマン好きにとっても「そのスーパーマンを出しちゃうのかよ?!」というシーンが楽しい。暗いはずだけれど暗くない、『 アクアマン 』の次に楽しいDCヒーローの誕生である。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

jabroni

雑魚の意。1990年代後半から2000年代前半のWWEを見ていたなら、今は俳優として名を馳せているドゥウェイン・ジョンソンが相手を小馬鹿にする時に使っていた表現だと知っているかもしれない。日常で使うことはまずないが、プロレスや、たまにボクシングで聞く表現。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 リバー、流れないでよ 』
『 告白、あるいは完璧な弁護 』
『 インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, アクション, アメリカ, エズラ・ミラー, コメディ, 監督:アンディ・ムスキエティ, 配給会社:ワーナー・ブラザース映画Leave a Comment on 『 ザ・フラッシュ 』 -一味違うマルチバース-

『 M3GAN/ミーガン 』 -古い革袋に新しい酒-

Posted on 2023年6月22日2023年6月22日 by cool-jupiter

M3GAN/ミーガン 65点
2023年6月17日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:アリソン・ウィリアムズ バイオレント・マッグロウ
監督:ジェラルド・ジョンストン

簡易レビュー。

 

あらすじ

玩具メーカー勤務のジェマ(アリソン・ウィリアムズ)は交通事故で両親を亡くした姪のケイディ(バイオレント・マッグロウ)を引き取った。しかし、仕事に忙殺される自分と両親喪失を乗り越えられないケイディはすれ違うばかり。そこでジェマは密かに開発していたAIロボット、Model 3 Generative ANdroid、通称M3GAN(ミーガン)をケイディに与えて・・・

ポジティブ・サイド

まあ、色んな先行作品のいいとこどりをしているなあ、というのが第一印象。姪っ子ケイディが元々ゲームやおもちゃにハマりやすい性格というのもあるが、対話型インターフェースと違和感なくコミュニケーションが成立するのは『 her 世界でひとつの彼女 』だし、おもちゃが恐怖の対象になるのは言わずもがなの『 チャイルド・プレイ 』、終盤のアクションの某シーンは『 エイリアン2 』&『 リアル・スティール 』そのまんまで、直後のシーンは思いっきり『 ターミネーター 』と『 ターミネーター3 』へのオマージュ。以前からよくある要素を現代風に味付けし直しており、ある意味で非常に鑑賞しやすくなっている。最後のオチも『 エクス・マキナ 』と『 モーガン プロトタイプL-9 』そっくり。

 

アンドロイドが実用化される日は遠そうだが、ChatGPTやGoogle Bard、Bing Chatが人間と verbal communication を取る日は近そう。人型ロボットが暴走する未来は遠いが、本作が提示する世界観は確実に真実味を帯びつつある。

ネガティブ・サイド

工業用ロボットあるいは災害救助用ロボットでもないミーガンが、なぜにあれほどパワフルなのか。『 GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 』の草薙素子でもあるまいに。開発者のジェマの設計思想が知りたい。さらにT3のT-Xばりの無敵のハッキング能力。こんなAIを開発できるのなら、玩具メーカー勤務ではなくアメリカの国防総省が直々にスカウトしてくるでしょ。

 

総評

ホラーというよりはSF、サスペンス、スリラーか。暴力的なシーンがいくつかあるが、それよりもミーガンのくねくねダンスが恐怖感を呼ぶ。案外、スカイネットは軍ではなく民間から生まれるのかもしれない。色々と?と感じるシーンはあるものの、緊張感を上手く盛り上げ、最後にはカタルシスと不安の両方を感じさせてくれる。高校生や大学生は、漫画原作の邦画よりも本作のような

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

be off to a good start

幸先の良いスタートを切れている、の意。劇中では、I’m not off to a very good start. のように使われていた。ちなみに「幸先の良いスタートを切る」は get off to a good start と言う。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 水は海に向かって流れる 』
『 ザ・フラッシュ 』
『 告白、あるいは完璧な弁護 』

 

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『 The Witch 魔女 増殖 』 -魔女バトルはパワーアップ-

Posted on 2023年6月15日 by cool-jupiter

The Witch 魔女 増殖 65点
2023年6月10日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:シン・シア キム・ダミ
監督:パク・フンジョン

 

『 The Witch 魔女 』の続編。簡易レビュー。

あらすじ

ある秘密研究所が慰安旅行のバスを拉致した。狙いはとある妊婦。実は、彼女の宿している胎児には恐るべき魔力が秘められていた。時は流れ、研究所から一人の少女が脱出する。彼女はヤクザ者に拉致された女性ギョンヒをひょんなことから助けたことで、共に暮らすようになるが・・・

 

ポジティブ・サイド

主役の魔女を演じるシン・シアが前作のキム・ダミと容姿も雰囲気も非常によく似ている。姉妹と言われても納得。

 

前作では何の変哲もない少女が一気に魔女として覚醒し、ヤクザものたちを血祭りあげるシーンに戦慄させられたが、今作はその逆に魔女が徐々に人間らしくなっていく過程が面白い。韓国人の俳優は、食べ物をおいしそうに食べる演技が日本人とは違うなと感じる。

 

傭兵チーフのチョ・ヒョンが魔女とは対極の生身の強い女を体現した。素晴らしく品のない英語を使いこなし、韓国語でも卑罵語を連発。これまた韓国映画と邦画の違いやね。

 

ヤクザ者、研究所アークが入り乱れて繰り広げられるバトルロイヤルはハリウッド映画的で、エンタメ性が抜群。

 

ネガティブ・サイド

前作の超絶サイキック・アクションが悪い意味でパワーアップ。パワーがインフレを起こしている。この調子でいくと次回作の魔女は、『 SEOBOK ソボク 』の超能力人造人間ソボクすらも瞬殺してしまいそう。あまりにも強さのレベルを上げてしまうと人間ドラマが陳腐化すると思うのだが。

 

前作の魔女ジャユンの登場のタイミングが遅すぎる。まるで『 ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 』でキャサリン・ウォーターストンが最後の最後にちょっとだけ出演した時のようにガッカリした。

 

総評

第三作がいつ公開されるのかはわからないが、ジャユンは敵になるのか、味方になるのか。母親の復活がテーマなのだろうが、魔女連合軍と人間の争いになるのか、それとも魔女vs魔女なのか、または魔女の三つ巴の争いになるのか。謎が解けないモヤモヤ感は残るが、次回作への興味にはつながっている。

 

Jovian先生のワンポイント韓国語レッスン

チンチャ

『 コンジアム 』でも紹介した表現。意味は「本当」。形容詞としても副詞としても使うようだ。本作に限らず、韓国映画ではチンチャという語は本当によく聞こえてくる。まあ、邦画も「本当に」を使いまくっているのだろうけど。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 渇水 』
『 水は海に向かって流れる 』
『 M3GAN/ミーガン 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, アクション, キム・ダミ, シン・シア, 監督:パク・フンジョン, 配給会社:ツイン, 韓国Leave a Comment on 『 The Witch 魔女 増殖 』 -魔女バトルはパワーアップ-

『 TAR/ター 』 -虚々実々の指揮者の転落-

Posted on 2023年5月31日 by cool-jupiter

TAR/ター 65点
2023年5月27日 TOHOシネマズ梅田にて鑑賞
出演:ケイト・ブランシェット
監督:トッド・フィールド

『 アイズ・ワイド・シャット 』のトッド・フィールド監督作品。仕事がしばらく繁忙期なので簡易レビュー。

 

あらすじ

ベルリンフィル初の女性首席指揮者となったリディア・ター(ケイト・ブランシェット)は、その地位に見合った数多くの仕事に忙殺されながらも充実した日々を送っていた。しかし、かつての劇団員に関する不穏な情報が入ったことで、彼女のキャリアに曇りが生じ始めて・・・

以下、ネタバレあり

ポジティブ・サイド

ケイト・ブランシェットの演技が光る。キャリアの絶頂からの転落が、公私両面から緻密に描かれており、そのディテールへのこだわりが観る側を引き付ける。

 

途中で加わるロシア人チェリストがなかなかの曲者。一種のスパイなのか、それとも本当にターに心酔する者なのか。そのあたりが虚々実々に描かれていて、ミステリおよびサスペンス要素が大いに盛り上がる。

 

最後の最後がゲーム『 モンスターハンター 』のコンサートなのには笑ってしまった。『 蜜蜂と遠雷 』で触れた通り、Jovianは作曲家の裏谷玲央氏と懇意にさせて頂いているので、モンハンはプレーはしていないが、サントラは買っている。

 

リディア・ターには転落なのかもしれないが、新しい発見の旅への one for the road とも言える展開だろう。ターを英雄的にも悪人としても、一色に染め上げないという両義性に満ちた作品である。

 

ネガティブ・サイド

ピークが序盤のインタビューとジュリアード音楽院でのレクチャーに来ていて、肝心の演奏シーンに来ていない。マーラーでもバーンスタインでも何でもよいので、一曲まるまる聞かせてくれても良かったのではないか。

 

私生活では様々なものがターを蝕んでいくが、メトロノームはやりすぎに思える。こんなもん、犯人1人しかおらんやんけ。それに気付かぬリディア・ターではあるまいに。

 

総評

指揮者ものとしては、個人的には『 セッション 』の方が好きかな。ターという女傑キャラの強烈さだけは『 セッション 』のJ・K・シモンズや『 女神の見えざる手 』のジェシカ・チャステインに匹敵する。ケイト・ブランシェットの演技を存分に堪能すること主目的に鑑賞しよう。

 

Jovian先生のワンポイントドイツ語レッスン

danke

ドイツ語でいうところの thank だが、Danke! となると Thanks! または Thank you! となる。Danke schön! とすれば、Thanks very much! または Thank you very much! である。何語に依らず外国語の語彙学習は「ありがとう」から始めるのが良いように思う。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 The Witch 魔女 増殖 』
『 65 シックスティ・ファイブ 』
『 クリード 過去の逆襲 』

 

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, アメリカ, ケイト・ブランシェット, さすp, ヒューマンドラマ, 監督:トッド・フィールド, 配給会社:ギャガLeave a Comment on 『 TAR/ター 』 -虚々実々の指揮者の転落-

『 最後まで行く 』 -悪徳警官同士のバトル-

Posted on 2023年5月26日2023年5月26日 by cool-jupiter

最後まで行く 65点
2023年5月20日 レンタルDVDにて鑑賞
出演:イ・ソンギュン チョ・ジヌン チョン・マンシク
監督:キム・ソンフン

 

公開当時に見逃した作品。日本版リメイク鑑賞の前に近所のTSUTAYAでレンタル。

 

あらすじ

殺人課の刑事ゴンス(イ・ソンギュン)は警察署へ向かう途上で、男をはねてしまった。ゴンスは男の遺体をトランクに隠し、母の葬儀場で遺体の隠ぺい工作を図ろうとするが・・・

 

ポジティブ・サイド

『 パラサイト 半地下の家族 』でスタイリッシュな金持ち父さんを好演したイ・ソンギュンが、その数年前には小悪党かつ小市民な刑事を演じている。飲酒運転しているにもかかわらず、自分を刑事だと知った相手の交通課の警察官を、これでもかといじめる。ホンマに警察か?と思わされる。この役者の演技の幅広さと極端さが韓国らしい。対するチョ・ジヌンの強面かつにじみ出る暴力性もすごい。『 悪魔を見た 』のチェ・ミンシクの刑務所仲間的な風貌で、一目見ただけでヤバい奴というオーラが感じられる。この二人があの手この手でやりあうのだが、とても警察官とは思えない。まさにチンピラ同士の対決。そんなもん観て何が面白いの?と思うことなかれ。これがべらぼうに面白い。

 

まず主人公以外の警察官連中も小悪党だらけ。「俺たちは善人じゃない」と嘯きながら、しかし職務はそれなりに忠実に果たしていく。それにより主人公のゴンスが追い詰められていくというサスペンス。さらに自分を脅迫してくるパク警部補との争いもスリリング。男子トイレで乱闘して、便器で窒息させられそうになるなど、邦画では絶対に描かれることのない乱闘シーンも見られる。その後にも「なんじゃそりゃ?」という展開も待っていて、とにかく観る側を飽きさせない。

 

日本だけではなく、様々な国でリメイクされているというのも頷ける。

 

ネガティブ・サイド

匍匐前進人形を使ったトリックは、いくらなんでも無理があるのではないか、死後硬直もあるだろうから、角は曲がれないだろうと思う。

 

また現役の警察官たちが、同僚や上司と音信不通のまま、あれほど色々と行動することができるのだろうか。特にパク警部補は、タクシー運転手に後から通報されてもおかしくないように思うのだが。

 

とある武器のデモンストレーションはあまりにも唐突で、かえって分かりやすすぎる伏線だった。せっかく(?)徴兵制度のある国なのだから、もっと自然な形で武器の類を物語に導入してほしかった。

 

総評

普通に面白い。韓国映画らしく、警察をこれでもかとコケにしながら、笑いとスリルとサスペンスを与えてくれる。とことん運の悪い男が、さらに窮地に追い込まれながら、逆転を求めてあがく姿には悲壮感が漂う。だからこそ観る側はゴンスに感情移入してしまう。彼は最後まで行けるのか?行きついたその先に待つものは?ぜひ見届けてほしい。日本版リメイクも楽しみである。

 

Jovian先生のワンポイント韓国語レッスン

ミヤネ

ごめん、の意。韓国映画でしばしば聞こえてくるし、この言葉が使われるシチュエーションもはっきりしているので、簡単に覚えられる。何語であろうとも、言語は状況・文脈とセットで理解したいものである。

 

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『 リバイアサン 』 -海洋ホラーSFの佳作-

Posted on 2023年5月13日 by cool-jupiter

リバイアサン 65点
2023年5月13日 YouTubeにて鑑賞
出演:ピーター・ウェラー
監督:ジョルジ・バン・コストマス

『 アビス 』、『 スフィア 』に続いて、懐かしの映画鑑賞。確か、親戚の家でテレビ放送されていたのを観た記憶がある。字幕なしでも、まあまあ理解できた自分を褒めたい。

 

あらすじ

地質学者のベック(ピーター・ウェラー)率いる海底探査チームのメンバーが、ソ連の沈没船『リバイアサン』から回収した酒を飲んでしまった。これにより、メンバーの肉体が遺伝的に変異し、人を襲う化け物になってしまい・・・

 

ポジティブ・サイド

当時はまったく気付かなかったが『 エイリアン 』と『 エイリアン2 』にプロットやキャラクター、プロダクションデザインまで何もかもがそっくり。オリジナリティの無さと見ることもできるが、Jovianはオマージュだと捉えたい。

 

海底基地は宇宙船ノストロモ号の雰囲気とよく似ているし、その中を静かに徘徊しながら成長するモンスターというのも、まんまゼノモーフ。そして本社は本社でベックら現場の人間のピンチにもかかわらず、彼ら彼女らを切り捨てるかのような判断を下す。これもまんまウェイランド・ユタニ社。さらにコンピュータに問いかけて、答えをもらおうとするのもマザーと同じ。だが、このシーンはAIの登場によって古さどころか先見の明を示した優れたシーン(を換骨奪胎したもの)として再評価されるべきだろう(そもそも『 エイリアン 』も『 2001年宇宙の旅 』へのオマージュ満載なのだから)。

 

ホラーとしてもなかなかに秀逸。クルーの手のひらに口ができるシーンは、『 ブレードランナー 』の目潰しシーンや『 ザ・フライ 』の耳がポロリと落ちるシーンと並んで、Jovian少年にトラウマを植えつけた。

 

いつの頃からかCG全盛になってしまったが、1980年代あるいはそれ以前の映像からは生の質感が強く感じられる。個人的には「古き良き」という表現は好きではないが、本作はその形容詞がふさわしいと思う。

 

ネガティブ・サイド

ピーター・ウェラーのキャラが弱い。序盤から中盤にかけては海洋や地学の知識を生かして状況を前に進めていくが、アクションおよびホラーが全面に出てくる後半ではそうした背景が生きてこない。このあたり、『 エイリアン 』で宇宙船を知り尽くしていたリプリーとは大きな差がつく。

 

『 スフィア 』や『 アビス 』同様に、「いやいや、そこは泳がれへんやろ」というところを平気で泳いでいく。これはもう海洋ホラーの一種の様式美として受け入れるしかないのだろうか。

 

最後のサメは必要だったか?むしろ海面に上がってきたクリーチャーがホオジロザメを一瞬で血祭にあげるようなシーンこそが求められていたのでは?

 

総評

海洋モンスターパニックものとして結構面白い。このジャンルが好きならば、ぜひ鑑賞を。CGではないクリーチャーの質感、とくにネバネバヌメヌメ系が好みなら尚のことお勧めである。ピーター・ウェラーの代表作は文句なしに『 ロボコップ 』だが、本作は次点に来てもいいような気がする。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

could use ~

『 スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け 』でも紹介した表現。~があるといい、の意味。劇中では Hell, I could use a day off! = 私だって丸一日の休みが欲しいわ!のように使われていた。今年度はクライアント大学のテストが大幅増となり、毎日が早出残業のJovianは Hell, I could use a week off! という気分である。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 放課後アングラーライフ 』
『 不思議の国の数学者 』
『 高速道路家族 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 1980年代, C Rank, SF, アメリカ, イタリア, ピーター・ウェラー, ホラー, 監督:ジョルジ・バン・コストマス, 配給会社:松竹富士Leave a Comment on 『 リバイアサン 』 -海洋ホラーSFの佳作-

『 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 』 -ロケット誕生秘話-

Posted on 2023年5月6日 by cool-jupiter

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 65点
2023年5月3日 TOHOシネマズ梅田にて鑑賞
出演:クリス・プラット
監督:ジェームズ・ガン

 

元同僚のカナダ人夫妻とJovian夫妻の4人で鑑賞。まあまあ楽しめたかな。

あらすじ

惑星ソヴリンから来たアダムが突如、ガーディアンズを急襲。ロケットが瀕死の重傷を負う。ロケットの命を救う鍵は、ロケット自身の誕生の謎にあると知ったガーディアンズは、ハイ・エボリューショナリーと対峙するが・・・

 

ポジティブ・サイド

家族の敵討ちのためにガーディアンズに加入したドラックスや、Vol 2 で自然に加入してきたマンティスと違い、ロケットは確かに謎だらけだった。なぜアライグマなのか。なぜグルートを連れているのか。なぜいとも簡単に武器を作れてしまうのか、などなど。『 ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー 』のように丸ごとスピンオフにする手もあっただろうが、それはグルートとの出会いのために取っておくのかな。ロケットの誕生秘話と、ガーディアンズの世代交代物語として十分に楽しめた。

 

動物言語学が立ち上げられつつあり、人工知能も長足の進歩を遂げている今、動物を遺伝子操作して人間以上の知性を持たせる、というのは夢物語ではなくなりつつあるように思う。ロケットの悲しい生い立ち、友達との出会いと芽生えた夢、そして悲しすぎる別れには非常に説得力があったし、ロケットというキャラがあのような狂暴な性格を有するようになったのかをしっかりと説明できていた。

 

ロケット以外のキャラの背景もフィーチャーされていたことにも満足できた。ガモーラとの関係がリセットされたピーターや、父性を再び取り戻したドラックス、ヨンドゥの後を継ぐクラグリンなど、既存キャラの描写と新キャラの描写のバランスも取れていた。犬のキャラ(ベルカではなくコスモ?)からはポリコレ臭がしないでもないが、もともとロケットがメンバーにいたことでその違和感も中和された。

 

「優生主義は許さない、多様性こそ正義、だからキリスト教的にノアの箱舟を蘇らせるぜ」といった矛盾していると捉えられかねない思想が込められてはいるが、鑑賞中はそんなことを気にすることなく、物語を楽しむことができた。銀河を駆け巡ってきたスター・ロードも、ここらでそろそろ落ち着くべき場所に落ち着くことになる。ロケットが無垢なアライグマたちを救出したのと同様に、ピーターもファミリーに新たな意味を見出した。その決断や善し。お疲れ、クリス・プラット。

 

ネガティブ・サイド

アダムの立ち位置がよく分からない。前作の引きから、今作ではソヴリンの女王との対決と見せかけて、ハイ・エボリューショナリー?またポスト・クレジットシーンでもホリデースペシャル鑑賞を前提にするのはいかがなものか。とにかく映画の informercial 化には反対したい。

 

いくつかのシーンがかなりちぐはぐに感じた。ドラックスが前後から1発ずつ射撃を食らって重傷。マンティスの介助なしには立ち上がることさえままならないというダメージが次のシーンではあっさり回復していたり。巨大モンスターを見て「アビリスクだ!」とうろたえる反面で、「この子たちは人間を襲わない」といきなり冷静になったり。いや、最初から落ち着いて対応しなさいよ、と。

 

総評

今シリーズは個人的には Vol 2 > Vol 3 > Vol 1 かな。他のMCU映画と違って、緊迫感のある展開に占めるユーモアの割合が大きいのが特徴で、その分、シリアスな展開がよりシリアスに感じられる。前作のヨンドゥ然り。他のMCUヒーローものとのつながりが薄いので、人間関係などを事前に頭にインプットしておく必要性も低い。どういう形でスター・ロードが帰ってくるのか、楽しみに待ちたい。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

Beats me.

意味は I don’t know. と同じ。元々は It beats me = It surpasses me = It is beyond my understanding らしい。カジュアルな表現なので、日常会話で使おう。I don’t know. ばかりではなく、こうした表現も織り交ぜていくべし。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 』
『 放課後アングラーライフ 』
『 不思議の国の数学者 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, アクション, アメリカ, クリス・プラット, 監督:ジェームズ・ガン, 配給会社:ディズニーLeave a Comment on 『 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 』 -ロケット誕生秘話-

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