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英会話講師によるクリティカルな映画・書籍のレビュー

サラリーマン英語講師が辛口・甘口、両方でレビューしていきます

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タグ: C Rank

『 青春18×2 君へと続く道 』 -サプライズには欠けるが王道-

Posted on 2024年5月15日 by cool-jupiter

青春18×2 君へと続く道 65点
2024年5月11日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:シュー・グァンハン 清原果耶
監督:藤井道人

 

『 デイアンドナイト 』、『 宇宙でいちばんあかるい屋根 』に続く藤井道人監督かつ清原果耶出演作ということでチケット購入。

あらすじ

旅行先の台湾のカラオケ屋で働くことになったアミ(清原果耶)は18歳の少年ジミー(シュー・グァンハン)に出会う。親日家のジミーはアミに惹かれていくが・・・

 

ポジティブ

18歳のジミーと36歳のジミーを演じ分けたシュー・グァンハンの演技力に尽きる。もちろん、ヘアスタイリストやメイクアップアーティストの尽力あってこそだが、この役者の目で語る力、表情、計算された佇まいなどはキャリアで築いてきたものなのだろう。彼の過去の出演作も観たくなった。

 

台湾パートと日本パート、過去の回想シーンと現在を行き来する中で、ジミーの過去と現在、そしてアミの過去と現在も徐々に明かされていく。ジミーが日本を訪れ、あてどなく各地を巡る旅を通じて、18年前のアミの旅をある意味で追体験していくという構成は秀逸。旅の目的を自分探しではなく、自分のたどってきた足跡を確かめるものというのも、ラルフ・ワルド・エマーソン的で得心がいく。ジミーが自らの青春時代を顧みて、それによって自分がどういう大人になったのかを再発見していく。それによって、ジミーがアミと過ごした18歳のひと時の重さが如実に浮かび上がってくる。

 

あまり書くとネタバレになるのだが、アミのとある振る舞いというか姿勢というか、それが非常にリアルだった。またアミがジミーに告げる次の旅の行き先も非常に意味深。医療従事者、あるいは海堂尊の小説をよく読むような人なら、ハッとしたことだろう。

 

ジミーの心の旅路とも言うべき日本旅行に一菊の涙を禁じ得ない人は多いはずだ。

ネガティブ

ちょっとあまりにもテンプレ化した物語ではないだろうか。まるで20年前の韓国ドラマを観るようだった。

 

またジミーの受験結果もひとつのサブプロットになっていたが、必要だっただろうか。冒頭の現在パートでジミーとリュウが大学で出会ったとすでに語られていた。もちろん浪人の可能性もあるのだが、ここはさっさと飛ばして、せっせとアルバイトに精を出し、その中で日本から来た旅人に心惹かれるジミーという描写をもう少し増やせたように思う。

総評

台湾映画独特の温もりが日本の冬景色にうまく溶け込んでいる。そのことが過去と現在の交錯に不思議な上巻を生み出してもいる。清原果耶目当てでチケットを買ったはずが、シュー・グァンハンに終始魅了されっぱなしの2時間だった。彼の演技だけでチケット代の元は十分に取れる。ぜひ劇場で鑑賞を。

 

Jovian先生のワンポイント中国語レッスン

シィエシィエ

漢字で書くと「謝謝」、ありがとうの意である。劇中で何度も聞こえてくる。韓国語のカムサハムニダのカムサも漢字で書けば感謝。日本語(や韓国語)は中国語に負うところ大だなとつくづく感じる。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 不死身ラヴァーズ 』
『 関心領域 』
『 バジーノイズ 』

 

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Posted in 国内, 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, シュー・グァンハン, ラブロマンス, 台湾, 日本, 清原果耶, 監督:藤井道人, 配給会社:ハピネットファントム・スタジオLeave a Comment on 『 青春18×2 君へと続く道 』 -サプライズには欠けるが王道-

『 マイ・スイート・ハニー 』 -韓流ラブコメの佳作-

Posted on 2024年5月7日 by cool-jupiter

マイ・スイート・ハニー 65点
2024年5月5日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:ユ・ヘジン キム・ヒソン
監督:イ・ハン

 

『 キラー・ナマケモノ 』鑑賞を妻に却下され、逆に本作を提案されたのでチケット購入。

あらすじ

製菓会社の研究員チャ・チホ(ユ・ヘジン)は、刑務所上がりの兄の借金を返済する過程で、シングルマザーのイルヨン(キム・ヒソン)と出会う。二人は意気投合し、食べ友になるが・・・

 

ポジティブ・サイド

色んな作品でちらほら見かけるユ・ヘジンがラブコメの主役に。このあたりも韓国映画らしい。『 パスト・ライブス/再会 』が30代男性のピュアすぎる恋を描いたかと思えば、こちらは40代男女のピュアな恋愛模様を活写してきた。なんというか、痛々しい男子大学生のようなノリの良さ、あるいはノリの悪さを40代半ばのブサイク男子がやるのだから、これが面白くないはずがない。

 

お菓子やらジャンクフードばかりで栄養失調になっているチホとシングルマザーのイルヨンが食べ友になるという流れも自然。最初は金の貸し借りの関係だったのが、知人になり、友人になり、そしてかけがえのない恋人になっていくというストーリーは凡庸ではあるが楽しめた。チホの会社の役員会議の内容やその面々の台詞やアクションが笑えるし、イルヨンの職場の上司も『 ただ君だけ 』に出てきたような典型的な下心ありありの小悪人キャラで、観る側としてはどうしたってイルヨンを応援せざるをえない。

 

すったもんだがありながらも、落ち着くべきところに落ち着く物語だった。案外、高校生や大学生などの若い世代が観ても楽しめるかもしれない。

 

ネガティブ・サイド

チホの兄貴とチホの関係性や幼少時のとある出来事などは全部省略して、10分ぐらい短縮してしまっても良かった。

 

イルヨンの夫のネタも笑えるには笑えるが、必要なサブプロットだったかというと、うーむ・・・ これもバッサリとカットしてしまって良かったのでは?

 

総評

チホの外見と行動のキモチワルサが最初の見どころ。しかし、そのチホがどんどん魅力的に見えてくるのが本作の movie magic。その絶妙な仕掛けを知りたい人はぜひ鑑賞を。本作は一風変わった家族の物語でもあり、変則的なサラリーマン物語でもある。若い世代でもチホやイルヨンと同世代でも楽しめるはず。ぜひ多くの方に鑑賞いただきたい韓流ラブコメの佳作である。

 

Jovian先生のワンポイント韓国語レッスン

ヒュン

兄の意。必ずしも血のつながりがなくても使える。やくざ者の映画でもしょっちゅうヒュンニム=兄様=兄貴という形で使われている。Jovianの元同僚韓国系アメリカ人も「俺のことをヒュンと呼んでいいぞ」と言ってくれていたっけ。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 貴公子 』
『 ザ・タワー 』
『 劇場版 再会長江 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, キム・ヒソン, ユ・ヘジン, ラブコメディ, 監督:イ・ハン, 配給会社:松竹, 韓国Leave a Comment on 『 マイ・スイート・ハニー 』 -韓流ラブコメの佳作-

『 パスト ライブス/再会 』 -初恋は実らない-

Posted on 2024年4月14日 by cool-jupiter

パスト ライブス/再会 65点
2024年4月7日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:グレタ・リー ユ・テオ
監督:セリーヌ・ソン

 

大学開講の第1週で多忙につき、簡易レビュー。

あらすじ

12歳のノラ(グレタ・リー)とヘソン(ユ・テオ)は互いに思いあっていたが、ノラの両親のカナダ移住に伴って離れ離れになってしまう。24歳でオンラインで再会を果たす二人だったが、やがて疎遠になってしまう。そして36歳、ヘソンは休暇でニューヨークを訪れ、ノラと再会することになり・・・

ポジティブ・サイド

監督の自伝的要素が非常に強く、パーソナルな面で突き刺さるものが多かった。特に Facebook のような Social Media でかつての知人友人を見つけて連絡が取れてしまうというのは過去にはありえない、現代に特有の事象。似たような経験があるという30代、40代、50代は多いのではないだろうか。

 

イニョンという考え方はアジア、特に仏教圏、輪廻転生の概念が普及している地域の人間には分かりやすい。イニョンとはいわゆる縁起のこと。本作がアカデミー賞にノミネートされたというのは、ここらへんがアメリカ人に新鮮だったのもあるからでは?

 

ヘソンとアーサーの距離感、またノラとアーサーの距離感が絶妙だった。アメリカ人がアメリカで異邦人の気持ちになる。これもアカデミー会員の心の琴線に触れたシーンかなと思う。

 

ネガティブ・サイド

男はいくつになっても男の子のままというある種の偏見を飲み屋に集まる変わらない面々で描くというのは少々芸がないと感じた。いや、これも一種の同族嫌悪かな。

 

結局のところ、両親のエゴに振り回された子どもたちの話だったのでは?という印象が拭えなかった。割と引っ越しばかりで、それが嫌だった自分が強く思い出されたからな気がしないでもないが。

 

総評

『 僕の好きな女の子 』をもっとドラマチックに、もっと哲学的にしたものだったなという印象。運命というにはあまりにも淡すぎて、悲恋というのはあまりにも濃い。ぜひパートナーと鑑賞してほしい。Jovianと妻の感想は多くの点で非常に対照的だった。逆に結婚という因習は、そうした互いの違いから以下に目をそらし続けるのに役立つかということが逆接的に感じられるかもしれない。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

Lives

lifeの複数形は正しくはライブズとスではなくズとなる。Black lives matter もブラック・ライブズ・マターと報じられていた。一方でワーナー・ブラザースのように、公式にズではなくスを使っている組織もある。まあ、発音は正確に越したことはない。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 あまろっく 』
『 貴公子 』
『 ブルックリンでオペラを 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, アメリカ, グレタ・リー, ユ・テオ, ロマンス, 監督:セリーヌ・ソン, 配給会社:ハピネットファントム・スタジオ, 韓国Leave a Comment on 『 パスト ライブス/再会 』 -初恋は実らない-

『 デューン 砂の惑星 PART2 』 -チャニがあまりにも可哀そう-

Posted on 2024年3月28日 by cool-jupiter

デューン 砂の惑星 PART2 65点
2024年3月24日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:ティモシー・シャラメ ゼンデイヤ
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

 

『 DUNE デューン 砂の惑星 』の続編。大学開講前の超絶繁忙期なので簡易レビュー。

あらすじ

ポール・アトレイデス(ティモシー・シャラメ)は、砂漠の民フレメンの助力を得て、ハルコンネン家に反撃を開始していく。チャニ(ゼンデイヤ)と心を通わせつつも、フレメンの預言にある救世主として振る舞う中で、チャニとの距離は離れていく。そこにハルコンネン家から最強の刺客、フェイド=ラウサが送り込まれ・・・

 

ポジティブ・サイド

前作からのラバーンがどう見てもプロレスラーのパティスタのイメージ通りの脳筋男で、個人的には「うーむ」だったが、今作ではオースティン・バトラー演じるフェイド=ラウサがヴィランとしては良い感じ。超文明を誇る世界観の中で決闘に応じる高貴さと雄々しさ、そして何よりも狂気が感じられて素晴らしい。悪役が輝かないと、主役が輝けない。本作のMVPはフェイド=ラウサで決まり。

 

すべてを失ったポールが、チャニと接近して、しかし逆にすべてを手に入れていく過程でチャニと離れていく。チャニの切なさが言葉ではなく表情やしぐさで痛いほどに伝わってくる。ポリコレ的にはアレだが、男社会で上り詰めていく男を、女は距離をとって眺めるしかないのか。『 グレイテスト・ショーマン 』でもそうだったが、ゼンデイヤはこういう役がよく似合う。

 

ネガティブ・サイド

映像に既視感ありあり。フレメンの居住区などは『 ブレードランナー2049 』とそっくり。宇宙船も『 メッセージ 』を髣髴させるばかり。

 

BGMも、これまた良くも悪くもハンス・ジマーという感じ。

 

『 ゴジラ‐1.0 』で冒頭5分でゴジラが出てきたように、今作も開始5分で巨大サンドワームを出してほしかった。

 

総評

良くも悪くもヴィルヌーヴの作品という感じ。つまり映像美は文句なし。ただ観る側が慣れてきた感があるのは否めない。ただ野望に燃える男と、そんな男から離れていかざるを得ない女というドラマは、陳腐ながらも非常に楽しめた。三作目はいつ公開だろうか。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

None of your business

チャニのセリフだったかな。直訳すれば「あなたの仕事では全くない」だが、実際の意味は「お前の知ったこっちゃない」ぐらいか。割と強めの表現なので言い方と、これを言う相手との関係性には注意のこと。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 梟ーフクロウー 』
『 12日の殺人 』
『 続・夕陽のガンマン 地獄の決斗 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, SF, アクション, アメリカ, ゼンデイヤ, ティモシー・シャラメ, 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ, 配給会社:ワーナー・ブラザース映画Leave a Comment on 『 デューン 砂の惑星 PART2 』 -チャニがあまりにも可哀そう-

『 ゴールド・ボーイ 』 -韓国でリメイク希望-

Posted on 2024年3月19日 by cool-jupiter

ゴールド・ボーイ 60点
2024年3月17日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:羽村仁成 岡田将生
監督:金子修介

 

『 ガメラ 大怪獣空中決戦 』、『 ガメラ2 レギオン襲来 』、『 ガメラ3 邪神<イリス>覚醒 』の三部作で名高い金子監督の作品ということでチケット購入。ゴールド・ボーイというのは金子監督の謂いかと思ったが、そうではなかった。

あらすじ

大企業の会長の入り婿である東昇(岡田将生)は、義理の両親の転落事故に偽装して殺害する。しかし、偶然にも安室朝陽(羽村仁成)ら3人の少年少女がその凶行を動画に捉えていた。3人は東を脅迫して、大金をせしめようとするが・・・

 

以下、マイナーなネタバレあり

 

ポジティブ・サイド

悪 vs 悪という構図は『 最後まで行く 』のように、それ自体はそこまでユニークではない。大人と子どもの対立の構図も『 ぼくらの七日間戦争 』以来のお馴染みのテーマ。ただ、悪 vs 悪の片方を未成年にして、その心の闇を徐々に浮彫にしていくという筋立てはなかなかにユニーク。

 

なにげなくカメラを使っていたら、映ってはいけないものが映ってしまったというのは現代的。不謹慎かもしれないが、本作を鑑賞して天橋立の転落事故(事件と言うべきか?)を思い起こした人も多いことと思う。至る所にカメラがある。あるいは誰もがカメラを持っているという時代であることが冒頭で強く示唆される。この伏線が終盤に効いてくる。

 

舞台が沖縄というのも興味深い。中盤に「どうやってそのアイテムを入手した?」と思わされるシーンがあるが、ここは沖縄。ごくまれに挿入される軍用機の飛行シーンが観る側の想像を膨らませる。

 

未成年3人組が13~14歳という設定も絶妙であると感じた。『 カランコエの花 』の中川監督は、大人は嘘をつく、子どもは嘘をつかないと喝破したが、本作の主人公の朝陽はこの意味ではまったく子どもではない。そこが上手いと感じた。『 終末の探偵 』でもそうだったが、子どもは時に大人の予想を良い意味でも悪い意味でも軽々と超えてくる。さて、本作の子どもは前者なのか、後者なのか。それは実際に鑑賞の上、確認をされたし。

 

ネガティブ・サイド

ストーリー全体のテンポに文句はないが、細部のリアリティがめちゃくちゃである。突っ込みだすときりがないが、特に気になった点だけ挙げれば、まずは浩のカツアゲ。あんなもん、普通は速攻で補導される。高校生が交番に駆け込んだら、おそらくその日のうちに捕まるはず。

 

次に自傷行為。しっかりした監察医が沖縄にいるのかどうかはさておき、警察官もとあるキャラの腕の傷の方向や深さ、犯人と思われる人物の身長や利き手などから、すぐに疑問を抱くに違いない。韓国映画の警察ではないのだから、ここでは明晰とされるそのキャラの頭脳をもっと駆使してほしかった。

 

もう一つはとある死体について。犯行から発見まで1か月半ほど経過していて、あんなにキレイなままでいるか?それ以上に顔がおかしい。なんで無傷?

岡田将生は演技が過剰。羽村仁成は不気味さが不足。金子監督は怪獣は巧みに演出できても、サイコパスは演出できないのだろうか。

 

総評

日本でもだんだんと社会の闇に迫る映画が作られるようになってきたのは好ましい傾向。ただし、本作に関して言えば残念な点も多い。原作は中国のドラマということだが、韓国でもリメイクしてくれないだろうか。彼の国ならもっとバイオレントで、もっとサイコな展開がてんこもりの物語に仕上げてくれそう。某サイトで星4つだが、実際は星3.2といったところだろうか。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

chew up the scenery

大げさに演じる、過剰に演技するの意。日常会話で使うかどうかは、その人が芝居や映画、ドラマの話をどれだけするのかによる。使い方としては I love how Nicholas Cage chewed up the scenery in this film. のような感じ。決して岡田将生の演技がニコラス・ケイジのようだと言っているわけではない。念のため。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 デューン 砂の惑星 PART2 』
『 梟ーフクロウー 』
『 12日の殺人 』

 

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Posted in 国内, 映画Tagged 2020年代, C Rank, クライムドラマ, ノワール, 岡田将生, 日本, 監督:金子修介, 羽村仁成, 配給会社:チームジョイ, 配給会社:東京テアトルLeave a Comment on 『 ゴールド・ボーイ 』 -韓国でリメイク希望-

『 犯罪都市 NO WAY OUT 』 -すべては鉄拳で解決-

Posted on 2024年2月25日2024年2月25日 by cool-jupiter

犯罪都市 NO WAY OUT 65点
2024年2月24日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:マ・ドンソク イ・ジュニョク 青木崇高
監督:イ・サンヨン

 

『 犯罪都市 』、『 犯罪都市 THE ROUNDUP 』の続編。

あらすじ

ソウル広域捜査隊に異動したマ・ソクト(マ・ドンソク)は、ある転落死事件の原因が麻薬中毒であると知り、捜査を開始する。その新型麻薬の裏には、日本のヤクザ、そしてその麻薬を中国に横流ししようとする勢力も蠢いていた。麻薬を横流しする者を粛清するために、日本からリキ(青木崇高)という暗殺者が韓国に送り込まれてきて・・・

ポジティブ・サイド

テンポが非常に良いので、スイスイ鑑賞できる。麻薬取引現場での凄惨な殺しの場面で、メインのヴィランをていねいに紹介。場面変わってマ・ドンソクが暴漢たちを次から次にノックアウト。転落死事件の原因に新型麻薬が関わっていると分かれば、すぐに麻薬取引の現場のクラブへ急行。コミカルなキャラを導入しつつ、やっぱり鉄拳ですべて解決。そうこうしていると日本から暗殺者のリキが登場して役者がそろう。

 

末端価格300億ウォンの20kgの新型麻薬を奪った者を追って、警察、ヤクザ、横流し勢力の三つ巴の血で血を洗う闘争が勃発。ソクトの側からのストーリーでコミカルパートを担当、チュ・ソンチョルと青木崇高のパートでバイオレンスを担当。このヴィランたちが最終的にソクトにボコボコにされて、観る側はスカッとする。単純な作りではあるが、これで面白いのだから認めるしかない。

ネガティブ・サイド

前作からのキャラが2~3人減った?ソクトの異動という事情があったにせよ、ホ・ドンウォンやチェ・グィファのキャラ達とは再会したかった。

 

日本刀で襲撃してくる暗殺者というのはシネマティックではあるが、韓国側もなにか刃物で対抗できなかったのか。『 初恋 』にあったような日本刀 vs 偃月刀のようなチャンバラを観てみたかった。

 

総評

トム・クルーズの『 ミッション・インポッシブル 』シリーズと同じで、マ・ドンソクが好き勝手にあれこれやるシリーズになりつつある。東南アジアや中国、日本がコンスタントに登場しているので、シリーズは今後も国際路線で行くのだろう。次作は日本の一条組と韓国暴力団の国際抗争だろうか。M:Iと同じで、ここまで来たらシリーズの行く末を見守るしかない。

 

Jovian先生のワンポイント韓国語レッスン

ヒョン

兄の意味。ただし、日本語と同じく血のつながりがなくても目上、年長の男性に対して使える表現。もう辞めてしまったが、うちの職場にいた韓国系アメリカ人も You can refer to me as Hyeong. と言っていた。 

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 夜明けのすべて 』
『 ソウルメイト 』
『 ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, アクション, イ・ジュニョク, ノワール, マ・ドンソク, 監督:イ・サンヨン, 配給会社:ツイン, 青木崇高, 韓国Leave a Comment on 『 犯罪都市 NO WAY OUT 』 -すべては鉄拳で解決-

『 VESPER ヴェスパー 』 -ディストピアSFの標準的な作品-

Posted on 2024年1月27日 by cool-jupiter

VESPER ヴェスパー 60点
2024年1月21日 T・ジョイ梅田にて鑑賞
出演:ラフィエラ・チャップマン
監督:クリスティーナ・ブオジーテ ブルーノ・サンペル

 

簡易レビュー。

あらすじ

生態系が破壊され、特権階級のみが城塞都市シタデルに暮らし、それ以外の人間はわずかな資源だけを頼りに生きていた。寝たきりの父と暮らす少女ヴェスパー(ラフィエラ・チャップマン)は、ある日、森の中で倒れている女性カメリアを見つけて・・・

ポジティブ・サイド

全編を覆うおどろおどろしい雰囲気は悪くない。昔のドキュメンタリー番組『 フューチャー・イズ・ワイルド 』的だが、危険な植物が繁茂し、菌類が地を覆い、殺人昆虫が跋扈する世界という意味では『 風の谷のナウシカ 』にも近いと感じた。

 

主人公ヴェスパーを演じたラフィエラ・チャップマンの機智とサバイバル能力、そして子どもゆえのフィジカルな弱さとメンタルの弱さが、平板に感じられる物語への絶妙な味付けになっていた。

 

メカメカしいと思っていたガジェットが、実はクローネンバーグの『 クライムズ・オブ・ザ・フューチャー 』ばりにバイオバイオしていたりと、人造人間やら粘菌が登場する世界観とも一致していて良い感じ。

 

最後のシーンの美しさこそ本作のメッセージ。ぜひ vesper とは何を意味するのか、調べてみよう。

 

ネガティブ・サイド

食用可能な植物の種子の喪失およびその対策としての保存はすでに各国で始められている。その植物の再繁殖を一回に限定するという遺伝子操作も不可能ではないだろう。実際に繁殖不可能な子孫を残す蚊をリリースして、マラリアを撲滅しようという計画も以前からある。分からないのは、ヴェスパーがそれだけのバイオテクノロジーの知識を一体どうやって学んだのかということ。カメリアを疑似的な母親だ思い、色々な鳥や動物の鳴き声を教わるシーンから、生物学の基本的なテキストやデータベースにヴェスパーがアクセスできなかったことは明白。だったらどうやって分子生物学を学んだのか、一切説明がつかない。

 

総評

放っておくとこうなりますよ、という非常にディストピアSFらしいSFを味わえた。どこまでいっても壁、そして階級差を作ってしまう人間と、軛から解き放たれた大自然のコントラストが映える作品。静謐な雰囲気の中にもスリルとサスペンスが織り交ぜられている。評価イマイチのようだが、個人的には面白いと感じた。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

unlock

劇中で、とある遺伝子に秘められた秘密を解き放つ際に unlock という表現が使われていた。見ての通り、lock = 鍵をかけるが un によって否定されている。つまり、鍵をかけた状態が解放されるという意味となる。ゲームなどでアイテムや能力がアンロックされる、などのようにカタカナでも定着しつつある。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 みなに幸あれ 』
『 ザ・ガーディアン 守護者 』
『 哀れなるものたち 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, SF, フランス, ベルギー, ラフィエラ・チャップマン, リトアニア, 監督:クリスティーナ・ブオジーテ, 監督:ブルーノ・サンペル, 配給会社:クロックワークスLeave a Comment on 『 VESPER ヴェスパー 』 -ディストピアSFの標準的な作品-

『 僕らの世界が交わるまで 』 -コミュ障家族の再生物語-

Posted on 2024年1月23日 by cool-jupiter

僕らの世界が交わるまで 65点
2024年1月20日 大阪ステーションシティシネマにて鑑賞
出演:ジュリアン・ムーア フィン・ウルフハード
監督:ジェシー・アイゼンバーグ

 

ジェシー・アイゼンバーグの監督作品ということでチケット購入。

あらすじ

DV被害者のシェルターを運営する母エヴリン(ジュリアン・ムーア)と、音楽のライブ配信に夢中の息子ジギー(フィン・ウルフハード)は、互いを理解しあえず、すれ違うばかり。そんな中、シェルターに受け入れた女性の息子を第二の我が子のように思い始める。一方でジギーも、政治を知的な同級生女子に惹かれていき・・・

ポジティブ・サイド

コミュ障というのは、単に喋りが下手という意味ではない。中島梓は『 コミュニケーション不全症候群 』で、コミュニケーション不全症候群とはコミュニケーションの対象を人間とそれ以外に分けて、人間以外とのコミュニケーションにより親和性を持つことだと喝破した。本作に引きつけて言うなら、PCのモニターの向こう側のリスナーに夢中なジギーは立派なコミュニケーション不全症候群患者である。その母も、息子のジギーを独立した人格の持ち主ではなく、育成シミュレーションゲームのキャラか何かだと思っている節がある。これも立派なコミュニケーション不全症候群患者だと見なせるだろう。

 

本作は、この困った母と息子が互いに向き合うようになるまでを丹念に描いていく。面白いのは、親子というのは似たもので、エヴリンもジギーもお互いに真摯に向き会えばいいものを、わざわざ代替の対象を見つけ出して、それに執着していく。ジギーは聡明で、政治を語り、集会にも参加するアクティブな同級生女子に惹かれていく。観ながら「おいおい、その娘はお前の母ちゃんの若い頃そっくりなんやぞ?」と思いながら、ある意味でハラハラしながら観ていた。同時並行で、エヴリンはシェルターに転がり込んできた女性の息子がよくできた母思いの孝行息子ということで、彼を疑似息子に見立てて、再度の育成ゲームに乗り出す始末。

 

この絶妙なすれ違いが終わり、親子が互いに向き合う過程が、原題 = When You Finish Saving the World(あなたが世界を救ったら)によくよく表れている。マザー・テレサは日本人に「インド人ではなく、まずは家族を気にかけてください」と言った。最近の『 コンクリート・ユートピア 』でも「修身斉家治国平天下」が聞かれた。治国や平天下を語る前に、まずは家族や家庭に向き合うべし。過度に説教臭くなることなく、かといって安易なお涙頂戴になることなく、とある家族の姿を淡々と描いていく。自分もしっかりしなくちゃ、と感じられる人はきっと多いはず。

 

ネガティブ・サイド

エヴリンの妻、ジギーの父親の存在感がイマイチだった。中途半端なインテリで、自分の意見というものがない。これなら別に、エヴリンをシングルマザーに設定しても良かった。

 

ジギーがライラに嫌われてしまう経緯をすべてライラの言葉で説明してしまうのは残念だった。ライラの態度や周囲の視線から、自分で何かを悟るというシークエンスにしてほしかった。

 

エンディングが少し雑。『 スリー・ビルボード 』と同じで、もう1~2分でいいので、その先が欲しかった。

 

総評

コミュ障家族というのは、おそらく先進国あるいは経済が一定程度に発展した国では必然的に発生するはず。職場や学校という家庭以外に属するコミュニティがあり、なおかつ自宅には個室があるという条件がそろえば、本作のような物語は実はそう珍しくないのではないかと思う。Z世代云々という矮小な世代論ではなく、もう少し普遍的な親子像、家族像を模索しようとしているという視点で本作は鑑賞されるべきではないだろうか。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

Sup

これは What’s up? の短縮形。What’s up? → Wassup? → Sup? という具合にどんどん短縮されていく。しばしばネットでは What’s up? に対してどう反応するか?という記事やら解説が出回るが、正しい答えなどない。ただし日常レベル(Jovianの体感)で最もよくあるやりとりは

 

A: Hey dude, sup?
B: Hey!

 

または

 

A: Sup, man?
B: Sup?

 

のようなものである。本作でもそういうシーンがある。Sup? を使えればそれだけで英会話中級者だろう。それだけくだけた感じで話せる友達がいるということだから。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 雑魚どもよ、大志を抱け! 』
『 VESPER ヴェスパー 』
『 みなに幸あれ 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, アメリカ, ジュリアン・ムーア, ヒューマンドラマ, フィン・ウルフハード, 監督:ジェシー・アイゼンバーグ, 配給会社:カルチュア・パブリッシャーズLeave a Comment on 『 僕らの世界が交わるまで 』 -コミュ障家族の再生物語-

『 アクアマン/失われた王国 』 -脳みそを空っぽにして鑑賞できる-

Posted on 2024年1月17日 by cool-jupiter

アクアマン/失われた王国 60点
2024年1月13日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:ジェイソン・モモア
監督:ジェームズ・ワン

 

簡易レビュー。

あらすじ

父親になったアーサー(ジェイソン・モモア)は子育てに奔走する一方で、アトランティス王国の政務にも忙殺されていた。そんな中、ブラックマンタが謎めいた漆黒のトライデントを発見し、邪悪に憑りつかれていき・・・

 

ポジティブ・サイド

ステッペンウルフの “Born To Be Wild”、そしてノーマン・グリーンバウムの “Spirit in the Sky” のイントロだけが延々と流れるオープニングで、アーサーの「人間」パートの描写はほぼ終わり。あとは「ヒーロー」パートの描写に専念するというのは潔い構成。

 

MCUのようにやたらとキャラを増やすのではなく、前作『 アクアマン 』に引き続き弟オームとヴィランのブラックマンタが物語を形作る。なので物語に入っていきやすい。

 

ストーリー展開も前作同様に、アドベンチャーゲーム的。〇〇に行って△△と出会う。△△から情報をゲットしたら、◇◇に向かう。そこでイベントが発生して・・・の繰り返し。テンポが良い。

 

弟の確執と和解という意味では『 マイティ・ソー 』そっくりで、これまで人間社会と隔絶してきた高度文明の物語という点では『 ブラックパンサー 』そっくり。それでもアクアマンがアクアマンらしいと感じられるのは、妙なイデオロギーをまじえず、力こそパワーという物語作りに徹しているからだろう。

ネガティブ・サイド

トポの出番が終盤になかったのは残念。このタコには巨大タツノオトシゴにくっつく以外の活躍の場が与えられてしかるべきだった。

 

イデオロギーの代わりに昆虫食のインフォマーシャル的な場面を挿入するのはどうなのか。いや、別にそれも2030年以降には必要だろうとは思うが、それの前段階として資源を最も食いつぶしているアメリカのファストフードを異文化理解の例に持ってくるのは個人的には( ゚Д゚)ハァ?だった。

 

ラスボスをあまりにもアッサリと倒してしまうのも拍子抜け。力こそパワー的に粉砕するにしても、もう少し丁寧な描き方があったはず。

総評

あまり深く考えずに鑑賞できるのが良いところでもあり悪いところでもある。ただMCUのように、ドラマや他作品の鑑賞がほぼ必須といった複雑な前提は無い。極端な話、前作を知らなくても何とかなるぐらいだ。週末に頭を空っぽにしたい時、ポップコーンを食べながら映画を観たいという時に、お勧めの一本。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

astounding

小説『 内なる宇宙 』で、ヴィザーというスーパーコンピュータが “This is astounding!” と言う場面がある。翻訳家の池央耿(2023年10月逝去、合掌)は「驚天動地とはこのことだ!」と訳していた。驚天動地は大袈裟だが、astounding は surprising よりも遥かにインパクトがある表現だということは間違いない。強く感銘を受けたときは “Astounding …” と呟こうではないか。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 雑魚どもよ、大志を抱け! 』
『 VESPER ヴェスパー 』
『 みなに幸あれ 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, アドベンチャー, アメリカ, ジェイソン・モモア, 監督:ジェームズ・ワン, 配給会社:ワーナー・ブラザース映画Leave a Comment on 『 アクアマン/失われた王国 』 -脳みそを空っぽにして鑑賞できる-

『 Sダイアリー 』 -思い出をいかに昇華させるか-

Posted on 2024年1月16日 by cool-jupiter

Sダイアリー 60点
2024年1月10日 レンタルDVDにて鑑賞
出演:キム・ソナ コン・ユ イ・ヒョヌ キム・スロ
監督:クォン・ジョングァン

 

簡易レビュー。

あらすじ

ナ・ジニ(キム・ソナ)はボーイフレンドから突然、愛想をつかされた。これまでの彼氏に本当に愛されていたのか確かめろと言われたジニは、自分の恋愛日記を読み返す。そして現在の元カレたちに会いに行こうと思い立って・・・

 

ポジティブ・サイド

過去の恋愛を回想する映画は数多くあるが、本作がユニークなのは恋愛の甘酸っぱい部分、そしてセクシャルな部分を非常にリアルかつ等身大に映し出しているところ。性欲丸出しでジニに襲い掛かる聖職者には笑ったし、大学の先輩とひたすらベッドインし続けたり、イケメンだけれど将来性ゼロの男に自分から合体を促しまくったりと、ジニの恋愛遍歴が赤裸々に開陳される前半から中盤は文句なしに面白い。

 

過去の男たちに復讐を企てる中盤以降では聖職者へのリベンジとイケメンへのリベンジは、ブラックユーモアたっぷりで笑うことができた。

 

過去の恋人を散々かき回したものの、最後はキレイに思い出に決着をつけることができた。本作は2004年公開で、ということは撮影は2002年か2003年だろう。日本では携帯電話やパソコンが急激に普及した時期だが、デジカメはまだまだ高価だったし、写真や動画を日常的に大量に残すことは難しい時代だった。韓国も同じはず。だからこそ可能な結末だったとも言える。Those were the days! 

 

ネガティブ・サイド

警察官になった大学時代の彼氏へのリベンジはちょっとなあ。劇中でも触れられていたように、警察を脅迫するのは重大犯罪を構成する可能性もあるわけで、もうちょっと何か別のプロットは考えられなかったのだろうか。いくら韓国映画=警察をコケにしてナンボ、であっても、それは警察の公の部分の話であって、警察官の私の領域までコケにするのには賛同しかねる。

 

エンドクレジットのシーンは賛否両論ありそう。元カレ連中は実はこうでしたと見せるのではなく、「ん?実は良い奴らだった?」と思わせるぐらいで良かったように思う。

 

総評

主人公のキム・ソナと同世代、つまり1970年代生まれなら、本作を高く評価できるはず。1990年代以降の生まれだと厳しそう。カップルで鑑賞するというよりは、夫婦で鑑賞するのに向いているのかな。性的にオープンな描写がいっぱいあるので、間違ってもファミリーで観ないように。

 

Jovian先生のワンポイント韓国語レッスン

サランへ

愛してる、大好きだ、の意。かなり前にペ・ヨンジュンが「サランヘヨ」とつぶやくCMがあったが、これは「愛しています」という丁寧な表現。英語で言うところの I love you. だと思えばいいだろう。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 雑魚どもよ、大志を抱け! 』
『 VESPER ヴェスパー 』
『 みなに幸あれ 』

Sダイアリー [DVD]

Sダイアリー [DVD]

  • キム・ソナ
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