シン・仮面ライダー 40点
2023年3月18日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:池松壮亮 浜辺美波 柄本佑
監督:庵野秀明
簡易レビュー。
あらすじ
本郷猛(池松壮亮)は秘密結社SHOCKERの技術者・緑川によってバッタの能力を持つ強化人間に改造された。緑川は組織の在り方に疑問を呈し、正義の心を持つ本郷に娘・ルリ子(浜辺美波)を託そうとするが・・・
ポジティブ・サイド
幼いころに見た仮面ライダーで最も印象に残っているのはライダーキックときりもみ回転ジャンプ。それは庵野秀明も同じだったのだろう。昭和の仮面ライダーの雰囲気が冒頭から大画面からあふれ出ていた。
バイクのシーンも疾走感があふれていて、仮面ライダーのライダーたる由縁も堪能できた。
ネガティブ・サイド
昭和の仮面ライダーの知識が全くない人が観ると、何が何やら分からない可能性が大。うちの中学生、小学生の甥っ子たちは平成後期の仮面ライダーで育ったが、それでも本作品を観てもチンプンカンプンだろうなと思う。『 シン・ゴジラ 』や『 シン・ウルトラマン 』程度で良いので、仮面ライダーのオリジンを描いてほしかった。原作や、現在 Young Jumpに掲載中の『 真の安らぎはこの世になく 』をある程度読んでいないとストーリーが理解しづらければ、若い世代のファンは振り向いてくれない。
終盤のトンネルおよび玉座の間のシーンは暗すぎて、非常に見辛かった。またCGのクオリティが『 シン・ゴジラ 』や『 シン・ウルトラマン 』よりも低かった。
ショッカー、とくに蝶オーグの狙いがまんまゼーレの人類補完計画で、仮面ライダーよりも庵野の色が出すぎていた。
総評
Jovianはゴジラ大好き、ウルトラマンは普通、仮面ライダーは惰性でテレビで見ていた。なので、仮面ライダーのガチ勢や、逆に仮面ライダーを全く知らない層の反応が気になる。レイトショーで観たのも一因だろうが、劇場に来ていたのは全員がJovianと同世代か、下手をするとJovianの親世代のような方々だった。若い世代には勧め辛い作品か。
Jovian先生のワンポイント英会話レッスン
augment
増強する、の意味。劇中のオーグはこれのこと。仮想現実=VRで、拡張現実=ARというのを聞いたことがある人も多いはず。これは augmented reality のこと。今後は augment がより多くの分野に波及していくと思われるので、この語は知っておこう。
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