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英会話講師によるクリティカルな映画・書籍のレビュー

サラリーマン英語講師が辛口・甘口、両方でレビューしていきます

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タグ: ダコタ・ファニング

『 ザ・ウォッチャーズ 』 -シャマラン風味が少々強め-

Posted on 2024年6月26日 by cool-jupiter

ザ・ウォッチャーズ 60点
2024年6月22日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:ダコタ・ファニング
監督:イシャナ・ナイト・シャマラン

 

予告編がまあまあ面白そうだったのと、M・ナイト・シャマランの娘が監督を務めたということでチケット購入。

あらすじ

ミナ(ダコタ・ファニング)は、スコットランドの動物園に鳥を届けに行く道中の森で車が故障してしまう。助けを求めるミナの前に突如老婆が現われ、ミナは奇妙な小屋に誘われる。そこは夜な夜な、正体不明の監視者がやって来て・・・

 

ポジティブ・サイド

アイルランドといえば『 ウルフウォーカー 』で描かれたような昼なお暗い森林が豊富にある地域(失われつつあるのは確かなようだが)。そこに潜むオオカミならぬ人外の化生が、夜な夜な文明人を看視する、あるいは観察する。ウォッチャーたちの正体が不明な序盤はそれなりに面白い。雰囲気も『 ノック 終末の訪問者 』や『 スプリット 』に似ていて、限定されたシチュエーションと限定されたキャラクターだけで不安や恐怖などの負の情感を巧みに産み出している。

 

ウォッチャーの正体が明らかになる中盤も悪くはない。これは結局一瞬の社会批判、というか社会風刺で、その裏にあるメッセージは某超大作インド映画のそれと同じである。あるいは日本の某古典アニメともよく似ている、と言えるかもしれない。

 

終盤には、シャマラン映画にありがちな一捻りが用意されている。「ん、まさかAという方向に行くのでは?」というありきたりな予想は見事に外されるので、そういう意味では予測できない結末になっているとは言える。

ネガティブ・サイド

どこかで観た作品のパッチワークのよう。プロットでいえば『 遊星からの物体X 』や、ビジュアルでいえば『 “それ”がいる森 』・・・は、さすがに言い過ぎか。全体的に父のM・ナイトの影響が色濃く出てしまっている。イシャナには精神的な意味での patricide が求められる。

 

終盤の脱出劇はかなりのご都合主義。「鳥を追え」というアドバイスに従って鳥かごからミナが元々運んでいたインコのダーウィンを解き放つが、もしもダーウィンがいなければどうしていたのか。罠でとらえたカラスを放つのか?というか、せっかくインコという人語を覚える鳥がいるというのに、Try not to die しか喋らないのでは意味がない。ダーウィンなどという仰々しい名前をつけたのなら、どんどんと言語を喋らせように進化させるべきだった。そうしてこそ「鳥かご」の暗喩が完成しただろうに。

 

総評

本作をどれくらい楽しめるかは、シャマラン的な作劇術に対してどれだけ寛容なのかによる。カジュアルな映画ファンほど本作を楽しめるように思う。もちろん、シャマランのファンであってもOK。『 オールド 』や『 ノック 終末の訪問者 』など、シャマラン基準で言えば少々落ちる作品と同等の面白さをデビュー作で達成しているのだから、娘イシャナの将来は明るいはず。応援の意味でも、是非チケットを購入して、劇場鑑賞されたい。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

Try not to V

Vしないように頑張ってね、の意。Don’t try to V. は「Vしようとするな」の意。英語初級者はたまにここを間違うことがある。意味の違いを峻別できるようになろう。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 チャレンジャーズ 』
『 THIS IS LIFE スマホから見る中国人の人生 』
『 スリープ 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2020年代, C Rank, アメリカ, スリラー, ダコタ・ファニング, 監督:イシャナ・ナイト・シャマラン, 配給会社:ワーナー・ブラザース映画Leave a Comment on 『 ザ・ウォッチャーズ 』 -シャマラン風味が少々強め-

『 宇宙戦争(2005) 』 -人間ドラマが中途半端-

Posted on 2023年2月5日 by cool-jupiter

宇宙戦争(2005) 55点
2023年2月1日 レンタルDVDにて鑑賞
出演:トム・クルーズ ダコタ・ファニング ティム・ロビンス
監督:スティーブン・スピルバーグ

『 そばかす 』で言及されていた作品。当時、東京の劇場で観たのを覚えているが、結末以外の中身を完全に忘れていた。

 

あらすじ

レイ(トム・クルーズ)は離婚した妻との間の子どもであるロビーとレイチェル(ダコタ・ファニング)たちと面会していた。だが、街は突如謎の嵐と落雷に見舞われた。その直後、地面の下から巨大マシーンが現れ、人々を消し去っていく。レイは子どもたちを連れて必死に逃げようとするが・・・

 

ポジティブ・サイド

マーヴェリックでもなくイーサン・ハントでもなく、ジャック・リーチャーでもないトム・クルーズが、何かに向かっていくのではなく何かから逃げ惑う姿は新鮮だった。トム・クルーズは爽やか系だけではなく、『 レインマン 』や本作のように嫌な奴も演じられる。感情移入しづらいタイプの主人公に、どういうわけか徐々に共感させられてしまうのは、元の『 宇宙戦争(1953) 』になかった人間ドラマの要素のおかげ。ダメ親父がダメ親父なりに必死になるシーンの連続に、中年で胸を打たれずにいるのは難しい。

 

娘役のダコタ・ファニングも、栴檀は双葉より芳し。割とエキセントリックな役を演じることが多いが、子役の時からしっかりした演技派やったんやね。

 

訳が分からないままにひたすら蹂躙されていく展開はSFというよりもホラー。前作で家の中に侵入してきたチューブを切り落とすシーンを、ひたすら隠れて逃げるというシーンに改変したのもその流れに沿ったもので適切だったと感じた。9.11がアメリカ人の精神に生じさせた陰影は、当時はまだまだ濃かったということが思い出された。

 

唐突に(科学的にではなく政治的に)コロナ禍を終わらせようとする日本政府的な終わり方も、それなりに味わい深い。

 

ネガティブ・サイド

主人公レイの背景が物語にほとんど生きてこない。せいぜいクルマのコイルを交換しろというアドバイスくらい。港湾リフトを凄腕で操作する男という背景が、彼が逃げる、あるいは闘うシーンで活かされなかったのは残念。

 

原作は隕石の飛来から侵略が始まったが、本作ではマシーンは太古の昔から地中に埋まっていたという。だったらなぜ『 ”それ”がいる森 』と同じ失敗をしているのか。いや、正しくは『 ”それ”がいる森 』が失敗を繰り返したと言うべきか。いずれにしても火星人が過去に地球に来たことがあるという設定は蛇足である。

 

火星人のマシーンを内側から爆破するシーンは不要であるように感じた。日本でマシーンの撃退に成功したのが東京ではなく大阪だったのには笑わせてもらったが、アメリカ本土は徹頭徹尾逃げ惑う展開にした方がホラーやサスペンスの要素がさらに強まったように思う。

 

長男のロビーが父親に反発するのは良いとして、なぜに自ら死地に赴こうとするのか。そこがよく分からなかった。また、最後にはシレっと生存していて、このあたりは究極のご都合主義に感じられた。

 

総評

ホラーやサスペンスとして鑑賞すればそこそこ面白いが、SFやパニックものとして鑑賞すると凡庸に感じられる。原作通りに人間ドラマを極めて薄くするか、あるいは振り切って人間ドラマに全振りするかだったように思う。ただ、近年の天文学の発達で太陽系が実は豊かなオーシャン・ワールドだったと明らかになった。さらに地球外生命体が発見された時、本作はそれにどうコンタクトすべきかを考えるきっかけとして再評価されるのではないだろうか。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

be careful with ~

be careful と来たら of を思い浮かべる人が多いだろう。be careful of ~ = ~に気を付ける、という意味だが、be careful with ~ は、~を大事に扱う、という意味。劇中では Be careful with the glove. = そのグローブ、大切に扱えよ、という感じで使われていた。

 

次に劇場鑑賞したい映画

『 エンドロールの続き 』
『 イニシェリン島の精霊 』
『 グッドバイ、バッドマガジンズ 』

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2000年代, SF, アメリカ, ダコタ・ファニング, ティム・ロビンス, トム・クルーズ, ホラー, 監督:スティーブン・スピルバーグ, 配給会社:UIPLeave a Comment on 『 宇宙戦争(2005) 』 -人間ドラマが中途半端-

『 17歳のエンディングノート 』 -Live as if you were to die tomorrow-

Posted on 2020年5月23日 by cool-jupiter

17歳のエンディングノート 65点
2020年5月21日 レンタルDVDにて鑑賞
出演:ダコタ・ファニング カヤ・スコーデラリオ
監督:オル・パーカー 

f:id:Jovian-Cinephile1002:20200523101421j:plain
 

『 マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー 』の監督作。COVID-19禍が縮小傾向とはいえ、第二、第三波は来る。まさか『 フィフス・ウェイブ 』ような間抜けにもほどがある第五波が来るとは思っていないが、世界の死者数などを知ると命のはかなさについて考えざるを得ない。そこで本作をチョイス。

 

あらすじ

テッサ(ダコタ・ファニング)は若くして癌を患っている。そしてついに医師に余命宣告を受けた。彼女は死ぬまでにやりたいこと決めて、それらを実行していく。そしてテッサは最近隣に引っ越してきたアダムとの距離を確実に縮めていくが・・・

 

ポジティブ・サイド

こういうストーリーでは、死に行く主人公よりも、その周辺のキャラクターが光り輝く。本作も例外ではない。テッサの父がアダムと出会って語る言葉の前半は、全ての父親に共通する心理だろう。そしてその言葉の後半は、『 ミッドナイト・サン タイヨウのうた 』におけるロブ・リグルや『 8年越しの花嫁 奇跡の実話 』の杉本哲太のそれと同じである。病気の娘を輝かせるのは父親というのは、古今東西の映画文法のようである。ベタではあるが、やはりオッサンの好演に心を揺さぶられる。

 

テッサの家族が一致団結していないことが本作のアクセントになっている。必死で娘に向き合う父親、その父親とは離縁していて、娘の看病や介護ができずにおろおろする母親、そして姉の病気を正しく理解するにはまだ幼すぎる弟。こうした、ちょっと普通ではない家族だからこそ、テッサは時に傷つき、そして救われもする。そして若くして妊娠する親友に、とある秘密を抱えた隣家の青年と、家族外でテッサを取り巻く面々も多士済々だ。テッサの親友のゾーイと恋人アダムが絡まないのも潔い。変に人間関係をこねくり回すよりも、これぐらいがちょうど良いと感じた。

 

『 マトリックス レボリューションズ 』のエージェント・スミスは“The purpose of life is to end.”と喝破したが、本作はその逆のテーマを非常にベタな手法で力強く称揚する。生きるからには愛し愛されたいものである。

 

ネガティブ・サイド

冒頭のテッサの屋内スカイダイビングのシーンは、おそらく顔だけ差し替えている。このアトラクションはフェイスマスクをつけることが多い。つけない場合は、鼻の穴や唇が常にプルプルすることになる。ダコタ・ファニングの変顔を、監督が見せたくなかったのか、それとも本人が嫌がったのか。いずれにせよ、死ぬまでにやりたいことをやるというのが本作のコンセプトなのだから、変にCGなどは使わないでほしかった。

 

中盤にアダムが街中に思わぬ仕掛けを施すが、時間的に、また労力的にちょっとこれは不可能ではないかという仕事をやってのけている。非常に良いサプライズなのだが、もうちょっとリアリスティックにしてほしかったところ。

 

テッサが自室の壁に書いていくTo do リストが少々弱い。というよりも、始まりと終わりが上手くつながっていないというか、死ぬまでにやりたいことと、開き直ってもうやっていることが、ごっちゃになっている部分があった。「明日死んでもいいように今日を生きろ」というのが本作のメッセージの一つである。ならば、そのようにテッサが思い立って行動を始める瞬間を、もっとドラマチックに描いてほしかったと思う。

 

総評

よく練られた話である。100分ほどと、コンパクトにまとまっているし、ストーリーやキャラクター同士の関係も適切な範囲でのみ盛り上がる。Jovianはエル・ファニング推しであるが、姉ダコタも素晴らしい役者であると感じる。躊躇なく下着姿になって海に向かって突撃するシーンはまさに青春である。女子高生の娘を持つ父親が、家族で鑑賞して、そして泣いて見せればよいのではと思う。娘が父の愛の大きさと深さに感動するか、それとも気持ち悪いと感じるか、そこは諸刃の剣だろうが。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

drift away

訪問看護師がテッサに「疼痛緩和が進めば、やがて意識がなくなる」と語った、“意識がなくなる”の意味である。物理的にドリフト的に本来の場所から逸れて行ってしまうという意味と、意識が今この瞬間から離れて行ってしまうという意味の二つがある。後者については、オールド・ロックンロールのファンならばロッド・スチュワートやレイ・チャールズ、ドゥービー・ブラザーズやローリング・ストーンズが歌った“Drift Away”=『 明日なきさすらい 』を知っているはずだ。I wanna get lost in your rock and roll and drift away!

 

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Posted in 映画, 海外Tagged 2010年代, C Rank, イギリス, カヤ・スコーデラリオ, ダコタ・ファニング, ラブロマンス, 監督:オル・パーカー, 配給会社:キノフィルムズLeave a Comment on 『 17歳のエンディングノート 』 -Live as if you were to die tomorrow-

『 500ページの夢の束 』 -自閉症少女の旅立ち-

Posted on 2019年9月2日 by cool-jupiter

500ページの夢の束 65点
2019年8月27日 レンタルDVDにて鑑賞
出演:ダコタ・ファニング トニ・コレット
監督:ベン・リューイン

f:id:Jovian-Cinephile1002:20190902022539j:plain

原題は“Please Stand By”、「スタンバイ願います」の意である。テレビおよび映画のスター・トレックでしばしば使われる表現である。Jovianの父およびJovianの同僚のイングランド人はコテコテのトレッキーであるが、JovianはStar Warsおfanboyである。そしてエル・ファニングのファンでもある。ならば、その姉のファンになっても良いではないか。

 

あらすじ

ウェンディ(ダコタ・ファニング)は自閉症の女子。周囲の人間や家族とすらも、時にコミュニケーションが難しくなるが、スター・トレックのハードコアなファンで、その知識の量と正確さは他のナード連中を圧倒する。ある時、パラマウント・ピクチャーズがスター・トレックの脚本コンテストを開催していると知り、自分でも応募を試みるが・・・

 

ポジティブ・サイド

自閉症の方が知り合いや身内におられるだろうか。Jovianのいとこに一人いる。とにかく数学の才能に優れ、楽器をすぐにマスターし、一度のめり込んだら何時間でも絵を描き続ける。しかし、正月やお盆に親戚が一堂に会してご飯を食べたり、結婚式や葬式の食事などでも他人を待つ、皆と同じタイミングで食べ始めるということができない。また話しがかみ合わない。というよりも、言葉の裏の意味が読み取れない。そんな自閉症の症状をダコタ・ファニングは見事に描き切った。

 

トニ・コレットも毎度のことながら良い仕事をしている。『 シックス・センス 』から『 ヘレディタリー/継承 』に至るまで、苦悩する母親といえばトニ・コレットなのである。いや、実際は姉ソーシャルワーカーにしてカウンセラーなのだが、精神的な意味での母親だと呼んで差し支えないだろう。『 セッションズ 』でもそうだったが、ベン・リューイン監督は社会からcast outされがちな人々に光を当てることに長けている。人間がサルからヒトになったと判断できる基準は様々にあるだろうが、セックスが子作りではなく愛情表現、さらに濃密なコミュニケーションになっているかどうかであると思う。『 セッションズ 』からはそれを学んだ。愛情があるからセックスするのではなく、セックスから生まれる愛情もある。陳腐ではあるが、障がい者を通じてこそ見えてくるものもある。

 

Back on track. スター・トレックは『 スター・ウォーズ 』と並んでクレイジーなファンが多いことで知られている。そのクレイジネスを活かした脚本がここに出来上がった。人は愛するものと一体化したいという欲望を持つ。スター・トレックの製作者たちはそのことをよく知っている。実際には彼ら彼女らは脚本の一般公募をしているからだ。だからこそ、本作にはリアリティがある。『 ファンボーイズ 』は死ぬ前にスター・ウォーズの新作を観たいという欲望、いや本能を満たすためのストーリーで、言ってみれば自慰行為だ。しかし、本作は愛情表現。そこが違う。500ページの夢の束は、500ページのラブレターなのである。

 

ウェンディの旅路を是非とも見届けて欲しい。

 

ネガティブ・サイド

ウェンディが「渡ってはいけない」とされていた道路を、割とあっさりと渡ってしまうシーンには少し萎えた。ルーティンに従うことで心の安定を保てる自閉症者が、いくら大好きなスター・トレックのためとはいえ、そこまで簡単に自分のルールを変えられるだろうか。このあたりにもう少し逡巡する描写が欲しかった。

 

ウェンディにクイズで挑んでいた連中は、何だったのか。ただの引き立て役か。こういう奴らこそがウェンディの旅の役に立たなくてどうする?またはウェンディ捜索に人肌脱がなくてどうする?はたから見れば変人のウェンディにも、家族やチワワ以外の誰かがいるのだということを見せて欲しかった。自閉症者はコミュニケーション能力に欠けていても、その他の能力が一般人のそれを凌駕していることが多い。そのことが他人を遠ざける原因になることもあるし、逆に他人を引きつける要因になることもありうる。実際にバイト仲間のトニー・レヴォロリはウェンディにロマンティックな意味での好意を抱いている。そうでなくとも、趣味嗜好を同じくする者同士の連帯感を描いてくれても良かったのではなかろうか。ローン・ガンメンみたいな奴らとして、彼らが登場してくれるのを期待していたのだ。

 

総評

静かな、しかし確実に長く残る余韻をもたらす映画である。トレッキーではなくても楽しめるし、逆にスター・トレックの知識が無いほうが、純粋に物語を鑑賞できるかもしれない。自分ではよく分からないけれど、他人が夢中になっているものに、人は興味を抱くものだから。ウェンディという一人の少女の旅立ちの先に、「未知との遭遇」が待っているかもしれない。

 

Jovian先生のワンポイント英会話レッスン

Do you know who I am?

「私が誰だか知っていますか?」の意である。つまり、端的に言って名前を知っているか?と尋ねているわけである。英語学習の中級者ぐらいでも、“Do you know me?”と言ってしまう人がたくさんいるが、これは「私がどんな人間か分かってくれてるよね?」、「俺ってやつのこと、ちゃんと理解してくれてるだろ?」のような意味である。“Listen to me.”が「私を聞け」ではなく「私の言うことを聞いて」という意味だということの類推で理解しよう。

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Posted in 映画, 海外Tagged 2010年代, C Rank, アメリカ, ダコタ・ファニング, トニ・コレット, ヒューマンドラマ, 監督:ベン・リューイン, 配給会社:キノフィルムズLeave a Comment on 『 500ページの夢の束 』 -自閉症少女の旅立ち-

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