COVID-19の感染爆発の重大局面にあるとされているが、実際はもうすでに爆発しているだろう。潜伏期である2週間が経過していないだけだと思っている。アメリカはすでにほとんどすべての映画館がクローズ状態である。日本も東宝シネマズ系が一部終末に休業しているようだ。いつまで続くのか先を見通せない。翔んで兵庫もなんのそので大阪・心斎橋に出向いて韓国映画でも観て鬱屈した気分でも晴らしたいが、嫁さんからストップがかかった。こういう時、男は無力である。
Amazon Prime Videoもちょこちょこと観始めてはいる。自宅テレビは40インチで小さくはないが、特別に大きいわけでもない。やはり劇場の大画面が恋しい。
完全に手持無沙汰なので、やることは3つに限られてしまう。すなわち、
1)読書
2)勉強
3)インターネット
である。本当ならこういう時こそ勉強すべきなのだろうが、Jovianはものぐさ太郎である。夏休みの宿題は小学校から高校、大学に至るまで常に最後の3日間で終わらせてきたタイプである。読書はそれなりに行っている。昔に比べて小説を読む量は減ったが、その分、映画が増えただろうか。それに読書はたまにこちらのブログでも書いている。勉強(特に英語系)については、いつか別のサイトを立ち上げようかと思料している(だけで終わる可能性もあるが)。
備忘録も兼ねて、普段の自分がどのような映画系サイトを渉猟しているかをシェアするのも悪くないだろう。
まとめロッテ!を定期的にチェックしているJovianには、非常に親和性が高いサイト。一人の見解ではなく、多くの人間の意見や感想に一度に触れられるのがありがたい。監督や作品ジャンルごとに分けられたサイト設計も親切。特に映画作品ジャンルに「モンスター映画」があるところにニヤリ。管理人氏はかなりのオッサンだろう。残念なところが管理人個人の意見や感想が見えてこないところか。
Jovianはボクシングファンである。自分ではやらないが、観るのは大好きである。特に塩分濃いめのボクサー(徳山昌守やウラディミール・クリチコなど)を殊の外に好んでいた。もちろん、井上尚弥などのSweetなボクサーも好む。元ボクサーで映画好きな管理人というのが個人的にポイントが高い。Netflix作品が多く紹介されているが、映画についても北欧からアメリカ、もちろん邦画もカバーされていて、ジャンルもホラーからアクション、アニメ原作作品からヒューマンドラマまで守備範囲も幅広い。管理人自身の声もよく響いてくるサイトであるが、辛口批評は少なめ。
映画好きの28歳(美人)OLの影山みほ氏のサイト。ちなみに括弧はJovianが勝手に補足した。Jovianはみほ氏を才色兼備だと勝手に想像している。それが事実であるかそうでないかはどうでもよい。みほ女史は呵々と笑ってくださることだろう。一人で7500作品をレビューしているという、とんでもない御仁である。個人的に重宝しているのは【動画配信サービスから探す】である。JovianはAmazon Prime Videoを観ることはできるが、無料の作品と有料作品の仕分けが意外と面倒くさい。そのような時には素直にMIHOシネマに頼っている。U-NEXTやHulu、Netflixのユーザーも、おそらくみほ女史のサイトを相当にありがたく感じているのではないだろうか。
もうひとつ重宝しているのが【映画賞・映画祭から探す】である。サンダンス映画祭やインディペンデント・スピリット賞あたりが一目で参照できるのはとてもありがたい。また、さりげなくゴールデンラズベリー賞や日本アカデミー賞が真ん中あたりに配置されているところにニヤリ。その意図は推して知るべしである。
各種映画の紹介だけではなく、映画のあらすじや考察を交えているところも素晴らしい。Jovianは『 メッセージ 』を劇場鑑賞して、腑に落ちたところと全く腑に落ちなかったところがあったが、MIHOシネマのネタバレあらすじで頭がスッキリしたことを覚えている。
サイトと同じくらいに個人的に楽しんでいるのは、女史のTwitterである。Jovianもこっそりフォローしている。自分のサイトで定期的に「セックス」だの「裸」だのというワードを、哲学的あるいは衒学的に使ってごまかしているJovianとしては、女史の飾らないストレートな表現には敬意を払うほかない。個人が運営する映画のデータベース的なサイトとしては最高レベルではないだろうか。
非常に硬派で硬質な映画レビューブログである。管理人はcinemaking氏。社会派な映画のレビューを、製作者のバックグラウンドや時代背景と交えて非常に巧みに解説してくれている。また芸術的な映画にも造詣が深く、確かな鑑賞眼の持ち主であることは疑いようがない。そのことは最近の『 ラストレター 』や『 真実 』のレビューを一読いただければ実感いただけよう。邦画や外国英語が問わずレビューされているが、明らかにミニシアター系の映画が多い。そうしたところも好感度を高めてくれる。Jovianがシネ・リーブル梅田やテアトル梅田に行くのは、cinemaking氏のレビューに触発されているからだと思ってくださって結構である。東京と関西の映画公開のタイミングにはしばしばラグがあるが、信頼できるレビューが手に入るという点は実にありがたい。更新頻度は月に10回前後であるが、更新されれば必ず見に行く。そんな数少ない良質なサイトである。
オーガナザイズド
ビックル三十郎氏のサイトである。かの椿三十郎から来ているのだろうか。博覧強記と辞書で引けば、この御仁が出てくるのではないかと思えるほど日夜映画を鑑賞しておられる。その映画鑑賞数の豊かさと★1つから★5つまでで映画を採点する姿勢、さらにはダメ作品にはダメの烙印を押せる姿勢に、Jovianは勝手に三十郎氏を日本版Joe Bob Briggsだと思っている。ご本人は「観たというだけで鑑賞眼が養われるわけではない。その最たる例がここにいる」と言うが、これこそ謙遜というものである。氏は森見登美彦の小説をこよなく愛しているようで、そのあたりもJovianと趣味嗜好を同じくしていると勝手に思い込むようにしている。氏がたびたび言及する「ジョニー」も森見の小説由来であろう。Jovianも映画の中のセックスにあーだこーだ言うのであれば、己の下半身についても何かしら発言せねばならぬのではないかと、考えてしまうことがある。更新頻度がすこぶる高いサイトである。大作からマイナーな作品、古いものから新しいものまで、幅広くレビューされていて、個人のレビューブログとしては白眉である。
以上、勝手に紹介させていただいた。後悔はしていない。苦情あればください。すぐに修正させていただきます。そのうち英語の映画系サイトの紹介もしてみたい。